女流名人戦
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女流名人戦(じょりゅうめいじんせん)は、囲碁の女流棋士による棋戦で、日本棋院と関西棋院の棋士が参加する。1989年創設。優勝者は女流名人の称号を得る。名称は、第6期まで全日本女流名人戦、それ以降は女流名人戦。
本棋戦と別に、1973-75年に、日本テレビ主催の「女流名人戦」が行われていたことがある。また中国、韓国でも囲碁の「女流名人戦」がある。
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[編集] 方式
- 第1-2期は、予選勝ち抜き者8名によるスイス式トーナメント方式4回戦で優勝者を決定。予選にアマチュアも参加した。
- 第3期より、16名による敗者復活方式によるトーナメント戦を勝ち抜いた挑戦者が、前年の女流名人に挑戦する。挑戦手合は三番勝負。
- コミは第1-15期は5目半、16期より6目半。
- 持時間は、第1-15期は各5時間、16期から各4時間、19期から各3時間。
[編集] 歴代優勝者と挑戦手合
(左が優勝者)
- 1989年 宮崎志摩子
- 1990年 青木喜久代
- 1991年 杉内寿子 2-1 青木喜久代
- 1992年 杉内寿子 2-0 青木喜久代
- 1993年 杉内寿子 2-0 青木喜久代
- 1994年 杉内寿子 2-1 小川誠子
- 1995年 加藤朋子 2-0 杉内寿子
- 1996年 西田栄美 2-1 加藤朋子
- 1997年 西田栄美 2-0 小川誠子
- 1998年 西田栄美 2-0 小川誠子
- 1999年 青木喜久代 2-0 西田栄美
- 2000年 青木喜久代 2-0 小林泉美
- 2001年 小林泉美 2-0 青木喜久代
- 2002年 青木喜久代 2-0 小林泉美
- 2003年 小林泉美 2-0 青木喜久代
- 2004年 小林泉美 2-0 祷陽子
- 2005年 小山栄美 2-1 小林泉美
- 2006年 青木喜久代 2-0 小山栄美
- 2007年 加藤啓子 2-1 青木喜久代
[編集] 記録
- 最多優勝 青木喜久代 5回
- 最多連覇 杉内寿子 4連覇
[編集] 旧女流名人戦
NTV女流名人戦と呼ぶこともある。
- 主催 日本テレビ
- 優勝者と決勝戦(決勝1番勝負)
- 1973年 木谷禮子 - 小川誠子
- 1975年 木谷禮子 - 伊藤友恵
(第2期で終了)