学習院女子高等科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
学習院女子高等科 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人学習院 |
設立年月日 | 1885年(明治18年)9月 |
共学・別学 | 女子校 |
課程 | 全日制の課程 |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒162-8656 |
東京都新宿区戸山3-20-1 | |
電話番号 | 03-3203-1901 |
外部リンク |
学習院女子高等科(がくしゅういんじょしこうとうか)は東京都新宿区にある私立の高等学校である。設置者は学校法人学習院で、学習院大学、学習院女子大学の系列校である。
目次 |
[編集] 概要
1885年(明治18年)、華族女学校として四谷に発足され、120余年の歴史を有する伝統ある女子校である。その後1889年(明治22年)、永田町に移転。1906年(明治39年)に、学習院女学部、1918年(大正7年)に、女子学習院となる。1947年(昭和22年)に私立学校として再発足し、現在に至る。
校門は赤茶色の鉄製で、学習院が1877年(明治10年)神田で開学された時に建てられた旧正門を1949年(昭和24年)移設したものである。これは日本で最古の鋳鉄製の門で、国の重要文化財に指定されている。構内の中心には蔵書約10万冊の図書館があり、その周囲の緑の中に女子中等科と女子高等科の建物が点在する。女子大学との敷地を合わせると約2万坪となる。
教育施設としては、HRと特別教室を含む一般教室がA館からF館まで6棟、第1体育館、第2体育館、室内温水プール、総合グラウンド、テニスコート4面、バレーコート4面、バスケットコート1面がある。
[編集] 沿革
- 1885年(明治18年) 四谷区尾張町に華族女学校を創設する
- 1889年(明治22年) 麹町区永田町に移転する。
- 1906年(明治39年) 華族女学校と学習院を併合し、華族女学校を学習院女学部と改称する。
- 1918年(大正 7年) 女学部は青山に移転し、女子学習院となる。
- 1935年(昭和10年) 女子学習院開校五十年記念式を挙行する。
- 1945年(昭和20年) 学習院学制・女子学習院学制を改める。
- 1946年(昭和21年) 牛込区戸山町に移転。
- 1947年(昭和22年) 女子学習院は私立学校として学習院女子と改称し、新制の女子中等科を開設する。
- 1948年(昭和23年) 新制の女子高等科を開設する。
[編集] 部・同好会活動
[編集] 運動部
- 剣道
- 水泳
- スキー
- ソフトボール
- 卓球
- ダンス
- テニス
- バスケットボール
- バドミントン
- バレーボール
- 陸上競技
[編集] 文化部
- アニメ・まんが研究
- 手芸
- E.S.S.
- 演劇
- 書道
- 生物
- 化学
- 日舞
- 華道
- 国際交流
- コーラス
- 美術
- ブロックフレーテ・アンサンブル
- 茶道
- 文芸
- 放送
- 仕舞
- 料理研究
- 写真
- 史学
[編集] 同好会
- 手話
- ボランティア
- 野外活動
[編集] 年間行事
- 4月
- 入学式
- 球技会
- 5月
- 遠足
- 講演会
- 1学期中間考査
- 6月
- 対筑波大附属高校定期競技大会
- 1896年より行われている学習院高等科、学習院女子高等科、筑波大学附属高等学校の運動部を中心とした総合定期戦。運動部に所属していない生徒も、一般種目に参加することができる。学習院では「附属戦」、筑附では「院戦」の名で親しまれている。
- 7月
- 1学期期末考査
- 高1八ヶ岳林間学校
- イートン・サマースクール
- イートン校において約3週間にわたり行われる夏期講習プログラム。毎年中等科3年、高2・高3の生徒20名と専任教諭が参加し、語学研修を中心に総合的なイギリス文化体験学習を行う。
- 8月
- クラブ合宿
- オーストラリア交流プログラム(隔年)
- 9月
- 漢字読み書き調査
- 運動会
- 10月
- 2学期中間考査
- 開院記念日
- 八重桜祭(文化祭)
- 11月
- 芸術鑑賞会
- 高2修学旅行
- 12月
- 2学期期末考査
- 2月
- 高1・高2能楽鑑賞教室
- 3月
- 学年末考査
- 送別学芸会
- 卒業式
[編集] 進学状況
学習院高等科に比べて、内部進学者が多く、約7割が、学習院大学へ進学する。学習院女子大学へ進学する者は数名程度である。
- 学習院大学(内部進学者のみ、平成17年度)
- 法学部 61名
- 経済学部 43名
- 文学部 26名
- 理学部 6名
- 学習院女子大学(平成17年度)
- 国際文化交流学部 5名
- 外部進学(平成17年度)
- 宇都宮大学 1名
- 京都大学 1名
- 千葉大学 1名
- 筑波大学 1名
- 東京大学 2名
- 東京芸術大学 1名
- 横浜国立大学 1名
- 首都大学東京 1名
- 学習院大学 5名
- 慶應義塾大学 16名
- 国際基督教大学 1名
- 上智大学 9名
- 中央大学 1名
- 東京理科大学 12名
- 東邦大学 1名
- 法政大学 4名
- 明治大学 9名
- 立教大学 4名
- 早稲田大学 17名
[編集] 所在地
- 東京都新宿区戸山3-20-1
[編集] 交通
[編集] 出身者
- 雍仁親王妃勢津子
- 東久邇成子
- 池田厚子
- 島津貴子
- 黒田清子
- 近衛甯子
- 千容子
- 嵯峨浩
- 久邇晃子
- 池坊保子
- 東山千栄子
- 久我美子
- オノ・ヨーコ
- 安藤和津
- 岩井友見
- 仁科亜季子
- 佐藤直子
- 松井康子(「ピンク映画の女王」)
- 加藤シヅエ(元参議院議員)
- 藤原あき(元参議院議員)
- 石井菜穂子(財務省国際局課長)
- とよた真帆
- 小島慶子