小野和義

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小野和義（おのかずよし、1965年 11月13日 - ）は、近鉄バファローズ、西武ライオンズ、中日ドラゴンズに所属した元プロ野球選手（投手）である。

[編集] 来歴・人物

創価高校時代は大型左腕投手として江夏二世の声があった。春、夏の甲子園に出場。西東京地区予選では、武田一浩に投げ勝った。ドラフト1位で3球団競合の末に近鉄入り。入団3年目の1986年には前半戦12勝を挙げ、オールスターに出場した。以降近鉄の主力投手として君臨する。1987年～1989年は阿波野秀幸と、おそらく史上最高といわれた「左腕ダブルエース」体制を確立した。1988年には10.19決戦の第1試合先発として登板している。

1990年は故障のためわずか3勝に止まったが、翌1991年に12勝を挙げてカムバック賞を受賞。しかし1992年は未勝利に終わり、1993年オフ鈴木啓示監督と調整方法で対立したこともあって自由契約となり西武に移籍。西武では貴重な先発左腕として復活した。1997年開幕直後、金村義明選手との交換トレードで中日に移籍した。1997年限りで引退。

引退後は近鉄のコーチを経て、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスの2軍投手コーチを務める。

[編集] 略歴

身長・体重 1m79cm、75kg
投打左/左
出身地栃木県宇都宮市
血液型Ａ型
球歴・入団経緯創価高校（甲子園出場） - 近鉄バファローズ（1984年-1993年） - 西武ライオンズ（1994年-1997年途中） - 中日ドラゴンズ（1997年途中-終了）
プロ入り年度・ドラフト順位 1983年（1位）

[編集] 年度別成績

表中の太字はリーグ最多数字

年度	チーム	登板	完投	完封	無四球	勝利	敗北	セーブ	投球回	安打	本塁打	四死球	三振	自責点	防御率（順位）
1984年	近鉄	24	1	0	0	2	3	1	68	78	11	25	34	40	5.29
1985年	近鉄	39	3	0	0	3	6	1	113.1	119	28	57	96	66	5.24
1986年	近鉄	31	11	1	0	14	11	0	195.1	201	41	68	165	109	5.02（22）
1987年	近鉄	28	14	3	0	11	11	0	190.1	169	36	58	138	86	4.07（14）
1988年	近鉄	30	10	4	1	10	10	0	208.2	194	14	62	144	60	2.59（4）
1989年	近鉄	25	13	1	0	12	9	1	180.1	167	23	60	149	68	3.39（4）
1990年	近鉄	13	1	0	0	3	4	0	60.2	61	9	23	22	34	5.04
1991年	近鉄	21	4	0	0	12	4	0	144.1	128	16	51	65	46	5.04
1992年	近鉄	6	0	0	0	0	3	0	25.1	35	6	18	9	26	9.24
1993年	近鉄	3	0	0	0	1	1	0	9.2	12	2	8	3	9	8.38
1994年	西武	28	3	1	1	7	5	0	102	99	15	49	73	44	3.88
1995年	西武	21	4	3	0	7	9	1	123	107	12	50	87	39	2.85
1996年	西武	7	0	0	0	0	1	0	12.1	9	4	10	14	5	3.65
1997年	中日	8	0	0	0	0	1	0	11.2	20	2	6	6	15	11.57
通算成績	---	284	64	13	2	82	78	4	1445.1	1399	219	545	1005	647	4.03