山中湖
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![]() 1975年の航空写真(国土交通省、国土画像情報より作成) |
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所在地 | 山梨県山中湖村 | |||
面積 | 6.46 km² | |||
周囲長 | 13.5 km | |||
最大水深 | 15.0 m | |||
平均水深 | - m | |||
貯水量 | 0.069 km³ | |||
水面の標高 | 982 m | |||
成因 | 堰き止湖 | |||
淡水・汽水 | 淡水 | |||
湖沼型 | - | |||
透明度 | 8.0 m |
山中湖(やまなかこ)は、富士山の山梨県側の山麓にある淡水湖。富士五湖のひとつ。富士五湖の中で最大の面積を持つ。また、湖面の標高は富士五湖の中では最も高い位置にあり、日本全体でも第3位。逆に水深は富士五湖の中で最も浅い。富士箱根伊豆国立公園に指定されている。
目次 |
[編集] 地理
富士五湖の中ではもっとも南東に位置し、全体が南都留郡山中湖村に属する。 山中湖は相模川の源流である。なお、相模川は山梨県では桂川(かつらがわ)と呼ばれている。また、山中湖は富士五湖で唯一 天然の流出河川を持った湖でもある。
湖面標高が高く、また水深が浅いことから、厳寒期には全面結氷することもあり、最近では2006年1月10日にほぼ全面の結氷が確認された。砂嘴の「みさき」(通称大間々岬)で区切られる平野湾処(ひらのわんど)は水深が浅く、波が穏やかなため、毎年結氷し、ワカサギの穴釣りが行われる。「みさき」のズミの大木は山中湖村の天然記念物に指定されている。
平野地区の通称ママの森の沖合にはフジマリモが生息することが1956年に小学校の授業中に発見された。通常高緯度地方に生息するマリモの分布南限であることから、山梨県の天然記念物に指定されている。
[編集] 歴史
- 800年(延暦十九年) - 延暦の大噴火により流出した溶岩流のひとつである鷹丸尾(檜丸尾第二)溶岩(噴出点は未詳の側火口)が宇津湖を分断し、忍野湖および山中湖ができた。
[編集] 湖の周辺
山中湖の周辺には、数多くの別荘地が広がる。湖岸には大学や企業の保養所も多い。別荘地内には美術館(ギャラリー)などもある。まとまった平地のある平野地区にはテニスコートが多く、首都圏からのテニスコート合宿地として千葉県白子町と並んで有名である。
湖岸にはサイクリングロードがあるが、ママの森の付近で途切れており、一周するにはその間、一般道を自動車と併走する必要がある。春夏には貸自転車や貸ボートを楽しむ観光客を目にする。
平野地区と山中地区に村営の日帰り温泉施設がある。
北側の石割山、大平山を東海自然歩道が通っている。
[編集] アクセス
[編集] 道路
[編集] 公共交通機関
[編集] 関連項目
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