徒歩連絡
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徒歩連絡(とほれんらく)とは、同一駅ないしは別名称ながら構内を一にする乗換駅ではなく、構内を別に有する駅同士で行われる乗り換えの方法。一般には、同一会社、同一線内においても一度下車をすることから、運賃計算上はそれを行うその都度行うことになる。 しかし、同一会社、同一線内で、同一駅と見なすときや、他社線との連絡運輸を行っている場合には、これを認めている場合がある。また、途中下車が認められている乗車券を保有している場合、有効な乗車券と同一方向であればこれを認める場合がある。
例として、
- 平群駅 -(近鉄生駒線)- 王寺駅 - 徒歩連絡 - 新王寺駅 -(近鉄田原本線)- 西田原本駅 - 徒歩連絡 - 田原本駅 -(近鉄橿原線)- 大和八木駅
- 近鉄同士の乗り継ぎで近鉄田原本線を通る場合、王寺駅(新王寺駅)・西田原本駅(田原本駅)は徒歩連絡になるが、ともに通しで運賃計算できる。
- 中洲川端駅又は赤坂駅 - (福岡市地下鉄空港線/箱崎線) - 天神駅 - 徒歩連絡 - 天神南駅 - (福岡市地下鉄七隈線) - 渡辺通駅
- 天神駅 - 天神南駅間を120分以内で乗り継ぎする場合には、通算運賃にて計算される。120分を超えると別途の運賃が必要となる。(福岡市交通局を参照のこと)
- 西梅田駅-梅田駅-東梅田駅(3駅相互乗り継ぎ:もちろん西梅田駅-東梅田駅の乗り継ぎも可)
- 迂回をしないルートで、かつ30分以内での乗り継ぎであれば、新たな乗り越し料金は不要。30分を超えた場合は、別途運賃が必要(新規乗車と同じ扱いになる)。(大阪市交通局による乗継制度案内ページ)
特殊な例
- 牛深港 - (水俣高速船) - 水俣港 - 徒歩連絡 - 新水俣駅 - (九州新幹線) - 鹿児島中央駅
- JR九州と水俣高速船には連絡運輸の契約がある。実際には水俣港と新水俣駅には距離があり徒歩移動は難しく、この区間については九州産業交通バスで移動する。乗車券では水俣港~新水俣駅のバス運賃は含まれないため別払いとなるが、券面だけを見ると徒歩連絡のようになっている。
かつて