徳川斉匡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
徳川 斉匡（とくがわ なりまさ、安永8年4月19日（1779年6月3日） － 嘉永元年6月8日（1848年7月8日））は、 徳川家御三卿の一つ田安徳川家3代当主。父は一橋徳川家2代当主治済で、母は丸山氏。江戸幕府11代将軍徳川家斉の異母弟にあたる。幼名は慶之丞。正室は閑院宮美仁親王の娘裕宮貞子女王。幼名：慶之丞。
1787年（天明7年）、2代当主治察が1774年（安永3年）になくなった後、長く「明屋敷」となっていた田安徳川家を相続。
斉匡は子に恵まれ、正室裕宮貞子の子で嫡子であった匡時のほか、5代当主となる慶頼（側室篠﨑氏の子）、斉位、慶壽、慶永、慶臧など数多くの子女がいたが、1836年（天保7年）に匡時が病弱であることを理由として幕命により廃嫡となり、斉匡は隠居させられた。4代当主となったのは11代将軍家斉の子の斉荘で、斉荘が尾張藩主に転出した後、実子の慶頼が5代当主に就任し、斉匡がその後見に当たることとなった。
[編集] 経歴
※日付＝旧暦
- 1787年（天明7年）6月13日、田安徳川家の家督相続。 7月5日、田安館に定住。
- 1790年（寛政2年）10月15日、元服し、将軍徳川家斉の諱を一字賜り、斉匡を名乗る。従三位左近衛権中将兼右衛門督に叙任。
- 1808年（文化5年）12月1日、参議に補任。
- 1819年（文政2年）11月15日、権中納言に転任。
- 1827年（文政10年）6月1日、従二位に昇叙し、権大納言に転任。
- 1837年（天保8年）10月28日、従一位に昇叙し、権大納言如元。
- 1847年（弘化4年）8月20日、出家。入道を称する。
- 1848年（嘉永元年）6月8日、薨去。 法名：惇宗院戒徳巖明
[編集] 系譜
- 父：徳川治済（1751-1827）
- 母：丸山氏
- 正室：裕宮貞子女王（1787-1825） - 閑院宮美仁親王娘
- 側室：筧氏
- 長男：剛之丞（1799-1800）
- 次女：包姫（1800-1801）
- 側室：八木氏
- 側室：河合氏
- 五女：理照院（1807-1807）
- 三男：謙三郎（1814-1817）
- 側室：斎藤氏
- 六女：鋭姫（1807-1820） - 津軽信順婚約者
- 九女：欽姫（1809-1851） - 津軽信順室
- 側室：篠崎氏（1794-1858） - 奥医師篠崎三伯養女、実武藤三益女、実名「りを」、唯心院
- 側室：高月氏
- 側室：木村氏（お連以の方）
|
|
|
 |
この「徳川斉匡」は、人物に関する書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。（ウィキプロジェクト 人物伝） |
