悪女の招待状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
悪女の招待状(あくじょのしょうたいじょう)は、1982年7月26日から9月27日まで、テレビ朝日系で放送されたサスペンスタッチのドラマ。月曜劇場最終作。
目次 |
[編集] 概要
手術の医療ミスで、夫・幸一を失った平凡な妻・正子が「悪女」に変身し、財産を投げ打ち病院へ復讐を企てる。
[編集] ストーリー
土曜日の午後、テニスを楽しんでいた幸一・正子夫妻であったが、幸一が突然腹痛を訴えて、病院を訪ね回るが、何処も休診。やっと私立の武藤病院を見つけるが外科医が不在、止むを得ず代わりの内科医が盲腸の手術をするが、麻酔が途中で切れ、術後に幸一の容態が悪化し、幸一は急死する。幸一の葬式の時に「司法解剖をした方がいい」と謎の電話が正子に入る。果たしてメスを握ったのは誰なのか?正子は歪な権力で運営する武藤病院を相手に孤独な復讐を展開する。
[編集] 作風・キャスト
「白い巨塔」と「白い影」のオマージュをこめた作風であり、医療ミスや病院の歪な経営と複雑な人間関係・葛藤・嫉妬を描いた作品。正子に十朱幸代・幸一に長谷川哲夫・内科医に田村正和・武藤病院の院長に金子信雄等の有名俳優を抜擢した。また、主題歌を十朱自身が歌っている。
[編集] 放送時間
22:00~54 (現在の報道ステーション枠)
[編集] キャスト
- 正子:十朱幸代
- 幸一:長谷川哲夫
- 内科医佐伯:田村正和
- 山南:中村伸郎
- 武藤院長:金子信雄
- 武藤の息子大介:三波豊和
- 看護婦:加藤治子・梶芽衣子
- 外科医松井:鹿内孝
- 弁護士菊地:中尾彬
- 塩見庄平:火野正平
- 松井の愛人るみ子:高沢順子他
[編集] タイトル
- 第1話「謎の電話は誰か?」
- 第2話「2人目の変死者」
- 第3話「身代わり医師の情婦」
- 第4話「華麗な正子 佐伯に大接近」
- 第5話「正子自殺を図る」
- 第6話「かくも危険な情事」
- 第7話「正子妊娠3ヶ月」
- 第8話「婦長重大告白と死」
- 第9話「大輔不正合格と死」
- 最終回「それぞれの終わり」
[編集] スタッフ
[編集] 番組の移り変わり
テレビ朝日系 月曜22時枠月曜劇場 | ||
---|---|---|
前番組 | 悪女の招待状 (1982.7.26~9.27) |
次番組 |
他人家族 | 月曜ワイド劇場 (21:03~22:54 二時間枠) |