新ビックリマン
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『新ビックリマン』(しんビックリマン)は1989年4月9日から1990年8月26日にABC発テレビ朝日系で全72話放送されたテレビアニメ。
それまで同枠で放送された『ビックリマン』の続編。ひょんな事から一緒に旅をすることになったピア・マルコ達一行が、最終的に真に平和な世界「新河系」を築くまでを描く。
ロッテの『ビックリマン 悪魔VS天使シール』の第20~24弾に相当しており、シールのストーリーの後追いだった前作とは異なり、シールと同時進行となっていた(しかし2年目からは多少オリジナル色が強くなった)。
目次 |
[編集] 放送時間
- 毎週日曜8:30~9:00(JST)
[編集] 登場人物
[編集] 次界
- ピア・マルコ/サン・マルコ→アレキサン・マルコ(藤田淑子)
- 本編の主人公。アンドロココとワンダーマリアがこの世に残した分身であるが、そのことを本人は、気づいていない。
- のんびり屋で、食べ物のことになると目がなく、天然ボケ振りを発揮してあきれられるが、本当は機転が利くタイプで大岩を軽々と持ち上げるほどの怪力の持ち主でもある。裏表のない純粋な性格で、敵味方問わず、どんな人からも好かれている。旅を続けていくにつれ、次第に力をつけ、自らの使命に目覚めていく。口癖は「ぴあ」。
- サン・マルコに成長してからは、身なりや性格も凛々しく大人っぽくなった。
- シールでは青い長ズボンを穿いていたが、アニメでは白い半ズボンを着用している。顔つきもアニメのほうが幼い。
- ベリー・オズ(塩沢兼人)
- 次界「時の城」のガード天使。その昔、ヘッドロココたちの旅の手助けをした天使一角キングの子孫。
- かなりまじめな性格で、「美しくない」曲がったことが大嫌いである。頭が良い方で、まとめ役や作戦を考えたりするという活躍が多い。自らの剣の腕には自信を持っている。必殺技は、マヤ・セッ剣。
- ただ、自己陶酔が強く、意味不明な発言や行動をして笑われることも多い。剣の腕や少し変わった性格は、先祖からの遺伝と元師匠の男キホーテ王(田中和実)の影響を大きく受けている。コッキーを信用していなかったり、仲間を見下したような態度をとることもあったが冒険の仲で打ち解けていった。
- ディオ・コッキー(千葉繁)
- 悪魔の子孫。このコッキーが「時の城」に忍び込んで聖ボックスを盗んだことから、ビックリマンの新たな物語は、動き出した。悪魔帝国を築くという夢の為、ひたすら「お宝」をしつこく狙う、ずる賢くすばしっこい悪党だが、実は性格は悪くなく、悪ぶっているものの本当の悪人には成り切れない。意外に感情に流されることも多い。祖父の昔話からブラックゼウスに憧れており、一時はマルコ達を裏切ったが常に彼らの命が助かるように動いていた。長い物語を通じて、内面も少しずつ変わっていく。
- プッチーや「ルビコン・エリア」のパソンにときめいたことも。シールではオレンジ色の服を着ているが、アニメでは服の色が黒い。
- プッチー・オリン/オリン姫(久川綾)
- マルコ達一行を、聖宝石へ導くなぞの少女。 「プッチー」「ワッピー」などしか話せなかったり、様々な術を使えたりで不思議がられていた。その正体は、次界を滅ぼそうと企む曼聖羅の女王異聖メディアの娘「オリン姫」であり、暴走する母を止めようと努力していた。優しくも、意志の強い性格。シールでは顔の色は肌色であったが、アニメではプッチーの肌は白い色をしている。オリン姫の姿は長らくシール化されず、アニメのみの登場であったが超元祖発売時にスペシャルヘッドシールとなった。
- ヤマトウォーリア(堀川亮)
- 次界警備隊隊長(執政官)で、オズの上司。次界を築いたヤマト爆神の子孫。
- 最初は、マルコ達一行を罪人だとして追い回していたが、次界が滅びるという真実を知ってからは、協力するように。かなり心配性の性格だが、頭の回転は速い。剣と防御技が得意。
- 先祖のヤマト爆神は、攻撃時「ヤッチャキー」という掛け声を出していたが、子孫のヤマトウォーリアは「ドッチャキー」と叫ぶ。
- リポ・ターボ(龍田直樹)
- 次界のリポーター。いろいろなエリアに現れて、実況中継を行なう。
[編集] ベイギャルズ
神帝隊の子孫。ベリー・オズとともに「次界警備隊」の任務についている。「次界一の力持ち」集団でお転婆な所もあるが、上司のヤマトウォーリアには、憧れを持っている。ヤマトウォーリアの戦闘時には変身して武器や防具になる。普段は5人連なりのギャル5ピタというメカに乗っている。
「次界を乗っ取る為に聖ボックスを盗みだした」という容疑をかけられたマルコ一行を追いかけて冒険に出ることに。マルコ達の疑いが晴れてからは、基本的には協力しあうようになった。ただ、時には「聖宝石(セント・ジュエル)」発見競争をすることもあった。
- ミネルンバ(中島千里)
- ピーターの子孫。
- 聖氷剣をもつ。お嬢様的で語尾に「~でございます」をつけて話す。周りへの気配りができる。
- ボルカンヌ(上村典子)
- 男ジャックの子孫。
- ベイギャルズのリーダーで面倒見がいい。強気で男勝りの性格だが、実は最も女っぽい。後にコッキーと恋仲になる。
- 先祖と同じように「聖コインつぶて」で相手を威嚇する。
- ベスタニャ(杉本沙織)
- 牛若の子孫。
- 聖笛を武器とする。甘えん坊の性格でおっとりしている。料理は凄く下手糞。音楽の国「トパズランド」の住人Pアンノに恋した。語尾は「でちゅピー」
- セレンス(丸尾知子)
- フッドの子孫。
- ベリー・オズの幼馴染で、彼のことが好きでいつも身を案じていた。オズの事になるとたびたび冷静さを失う行動をとってしまう。語尾は「だわさ」
- メルクリン(柳沢三千代)
- 一本釣帝の子孫。
- 得意技は聖フック。いつも、最初に攻撃を仕掛ける。コッキー同様に聖フックを使ったアクションが多い。語尾は「じゃん」
[編集] 源層界
- 超聖神(戸谷公次)
- この世の全てをつくり出した絶対神。しかし、前作の天聖界、天魔界の抗争、次界が滅びるそもそもの原因を作った張本人でもある。
- 聖神ナディア(ナーディ)(山口奈々/金丸日向子)
- 前作で言うところの「聖神様」。普段出てこない超聖神にかわり、世界全体(源層界と表層界(曼聖羅とエズフィト以外))を治める。また、スーパーゼウスとブラックゼウスの創造主でもある。かつては、異聖メディアとは無二の親友だった。彼女が源層界を追放されたあとも、彼女のことを気にかけていて、実は曼聖羅の誕生に深く関わっていた。
- 思わぬめぐり合わせから、若いときにマルコ達と係わり合いになり、それが運命を変える。
[編集] 十二神界王(カーネルダース)
聖神ナディアから「12エリア」に派遣された12人の王(パ巳ロ・辰統一世など)。
彼らが、次界を救う聖宝石を捜す手助けをしてくれた。途中で大洪水を止めようとするが失敗する。
- 辰統一世
- カーネルダースの一人。次界第五エリア「ペリドミティ」の王(英雄)。ナディアから与えられた聖ミーヤとメディアから与えられた魔デストンを育てている。その為、ナディアにつくかメディアにつくかで揺れる。
[編集] カーネルダーク
異聖メディアを一方的に追放するという「超聖神」にさからい、超聖神と聖神ナディアを倒そうとするが、逆に異次元の世界に閉じ込められた神々。
時代が下ってブラックゼウスに助け出されてからは、彼に従っていたが不信感も持っている。最終的に聖神ナディアと異聖メディアの関係改善に思わぬ役割を果たすことになる。
[編集] 曼聖羅
- 異聖メディア(メディ)(中西妙子/冬馬由美)
- 大昔、源層界を追放された悲劇の女王。追放されたことから絶望し、またそれが聖神ナディアの差し金だと思い、ナディアと「次界」に尋常ならぬ恨みと恐れを持ち続けている。そのため、彼女が造った世界(次界全体)を滅ぼしてしまおうと考え、大洪水を起こす。後に娘のオリンにより真実を知り、和解する。曼聖羅編の最後で本性を現したブラックゼウスと直接対決にでて何とか退ける。その後、「聖ランド」で静養していたが、物語の最終盤に再登場し、マルコやオリン姫のために力を貸す。
[編集] 創世巡使
- 聖梵ミロク<セントボンミロク>(銀河万丈)
- 創世巡使の一人。異聖メディアの部下。昔、偶然にアリババ神帝を救った。シール版では怪奇(ミステリー)フォームと呼ばれる戦闘形態を持つが、アニメには登場しない。
- 聖梵ムガル<セントボン->(上村典子)
- 創世巡使の一人。プッチー・オリンの乳母。彼女が次界に行く手助けをした。
[編集] 創世童鬼
- 聖ピカギリ<セントピカギリ>(橋本晃一)
- 創世童鬼の一人。力は強いが、かっとなりやすい性格で失敗が多い。真因如のことが好き。
- 真因如<しんいんみょう>(勝生真沙子)
- 創世童鬼の紅一点。槍と盾を振り回し、頭に付いている刃を飛ばして攻撃する。かなり気が強い性格だが、繊細な所もある
- アッシラ王(田中秀幸)
- 創世童鬼のリーダー。風の使い手で何時も冷静沈着(いつも風にまつわる格言を残し去っていく)。確実に作戦を成功に導き、メディアの信頼も厚い。
[編集] その他
- ゴル胡魔193<ゴルゴマいっきゅうさん>(中尾隆聖)
- 曼聖羅に雇われた殺し屋。度々マルコ達の命を狙うが、意外とドジな性格が災いし失敗を繰り返す。そのためメディアの怒りを買う。
- ワープスライダーP/ペガ・アリババ(丸尾知子)
- プッチーが次界に降り立ったときから行動を共にするバイオバイザー。通称「ワッP」。『西遊記』でいうところの白馬の役目に近い。その正体は聖魔大戦で倒れたアリババ神帝が転生した姿。旅の途中(ルビコン・エリア)で、マルコ・オズ・コッキーにもそれぞれの移動バイオマシン(「ホーサフィン」「オーストルーザー」「キャメロディオ」)を渡したが、物語終盤まで移動手段として使われた。
- 「プッチー」が「オリン姫」に戻ったおり、一時「ワッP」も「ベガ・アリババ」に戻り、傷心の彼女を支えた。また、「ビックリ村」では懐かしいコンビで登場し、物語を動かすきっかけを作ることになる。
[編集] 天魔界
- B・Z・H<ブラック・ゼウス・ヘッド>(若本規夫)
- その昔、聖ボットヘラクライストに敗れて死の淵を漂っていた悪魔の超ヘッド。神々を造った6創世使たちに助け出され、若返ったうえにパワーアップ復活する。黒いマントをよく羽織り、それを脱ぐと「始祖ジュラの頭」がベルトについている。
- 復活後は、より強大な力を身につけ、ついにはヘラクライストをも倒してしまう。そして曼聖羅と組み、マルコ一行を散々に苦しめた。しかし、実は、次界も曼聖羅も倒して自らの帝国(ブラックゼウス帝国)を造ろうと企んでいる為、曼聖羅陣営からも警戒されていた。そしてとうとう、メディアに反旗を翻し、直接対決に出たが、傷つき意識を失ってしまう。その状態のところを後に「ダークマター」によって助け出され、次界に攻め入る。
- 必殺技「ドラホーン」で、あらゆる世界を破壊したり、口癖「力こそパワー」をひたすら叫んだりと「筋肉馬鹿」な面が目立つ。その一方で、自らの目的のためには強引な手段を選ばず、カーネルダークや異聖メディアを相手に駆け引きを行うなど策士の一面もある。
- スーパーゼウスの兄弟という血は争えないもので、かなりの女好きである。その特徴から通常編では、プッチー・オリンを、学園編ではマリア先生を追い掛け回して迷惑がられ、極悪最強な割りに妙に愛嬌のあるキャラクターである。ちなみにビックリ学園編の「やかん」を振り回している姿は、アーノルド・シュワルツネッガーの日清食品CMを参考にして描かれた。
- スーパーデビル(青野武)
- 元天魔界のヘッド。前作の最後でワンダー・マリアに刺された後、流れ流れて「三流ヘッド」となり、ようやく曼聖羅に拾ってもらうまでに落ちぶれる。
- ただ、このような惨状でありながら、未だに自らの野望(「自ら」を頂点とした欲望だけの悪魔帝国をつくること)は捨てず、策謀を重ねる事から、「メディア」からも信用されていない。曼聖羅編の最終局面、ブラックゼウスのような強大な力を手に入れ、次界と曼聖羅を潰しにかかる。しかし、今度はオズに刺されて行方不明となる。その後、ダークマターによって「非幽層(意識を失った状態)」からブラックゼウスと共に助け出され、彼らとともに次界攻撃をする。
- 上記のとおり、前作と相変わらず「ずる賢くてかなり悪い奴」だが、ひょうきんな性格の故か、どこか憎めないキャラである。
- パワーや性格だけでなく、彼のもう一つの特徴である「組織をまとめ上げる見事な統率力」も健在で、ビックリ学園編では教頭先生を務め、最終回では(ブラックゼウスの力を借りたものの)天魔界のヘッドに返り咲き、眠っていた悪魔たちから歓迎された。
- シールでは「ルーツレス・デビル」という名前になっているが、アニメでは、前作同様「スーパーデビル」の呼称に統一されている。
[編集] エズフィト
- サイキュロス(柳沢三千代)→ドラキュロス→内裏ネイロス<だいりネイロス>(龍田直樹)
- ビックリ学園編から登場した新キャラクター。大金持ちで本来はいじめキャラのはずが、逆にいじめられる羽目になる。唯一、マルコだけが心から優しく接してくれた。この境遇を脱出しようと、立ち寄った場所で自らが魔肖ネロの因子を受け継ぐ者と知る。覚醒したサイキュロスはドラキュロスへとパワーアップする。
- その後、ダーク・マターやエズフィトにさらわれ、最終的にエズフィト王内裏ネイロスとなって、次界と戦うことになる。昔、彼と築いた友情がピアマルコ(サン・マルコ)を、精神的に悩ませることになる。
- 魔妃クレオクス→内裏クレオクス妃<まひ-/だいりクレオクスひ>(土井美加)
- 内裏ネイロスがくるまで、エズフィトを治めていた女王。滅び行く祖国を立て直そうとする。
- 魔子クレオクフ<ましクレオクフ>(佐藤浩之)
- 内裏クレオクス妃の弟。ドラキュロスをエズフィトにつれてきた張本人。ただ、内裏ネイロス誕生後は、彼に姉をとられてしまうと思い、嫉妬してしまう。おまけに、暗殺相手(いくさ相手)のピア・マルコ(サン・マルコ)とも友人になってしまい、愛と友情・祖国と友情のあいだで苦しむ。
[編集] 暗黒世界(源層大魔テーション)
- ダーク・マター(佐藤正治)
- 世界を闇の世界に変えようとたくらむ神。超聖神に匹敵するぐらいの強大な力を持つ。時間と記憶と人の心を操ることができる。ビックリ村を作って、サイキュロスを社会的に成長させ、パワーアップさせる・次界やエズフィトに度々攻め入るなど敵には違いないのだが、実は彼にも彼なりの戦う理由というものが存在し、極悪非道の悪人と言うわけではない。そのためか、人情にあついところもある。
[編集] ビックリ村(ビックリ学園)
- (ワンダー)マリア(江森浩子)
- ビックリ学園の先生。普段は優しいが、怒ると凶暴になる。ヘッド・ロココにあこがれている。
- ヘッド・ロココ(橋本晃一)
- ビックリ村の平和を守る(自称)愛と正義の英雄。周りと少しずれている。それゆえか、世界のおかしさに最初に気づく。
- ヤマト神帝(鈴木富子)
- へッド・ロココの部下。
- 詳しくは、ヤマト王子を参照。
[編集] 聖ランド・聖コアポイント
- 聖ビーナシス(半谷きみえ)
- 異聖メディアの命をうけ、ピアマルコを迎えに行った人物。ただ、マルコに一目ぼれしてしまい、後に、プッチーと恋の駆け引きを繰り広げることになる。顔は愛然かぐやによく似ている。
[編集] 源P7
聖ランドで静養する異聖メディアの側にいる7人の部下(聖ビーナシスもその一人)。ピア・マルコを成長変身させようとする異聖メディアと聖神ナディアの手助けをする。
[編集] スタッフ
ビックリマンとほとんど同じスタッフである。
- 企画:鍋島進二、春日東、亀山泰夫、七條敬三、東伊里弥
- 製作担当:横井三郎
- シリーズ構成:富田祐弘
- 脚本:富田祐弘、柳川茂、渡辺麻実、まるおけいこ、五月はじめ、杉森美也子
- シリーズディレクター:貝沢幸男
- 演出:貝沢幸男、遠藤勇二、角銅博之、矢部秋則、岡佳広、志水淳児
- キャラクターデザイン:青山充
- 美術:浦田又治
- 音楽:菊池俊輔
- 製作:ABC、ASATSU(現・ADK)、東映動画(現・東映アニメーション)
※この作品より「朝日放送」は「ABC」、「旭通信社」は「ASATSU」のクレジット記載に変更された。
- 平均視聴率 14.1% ( 最高視聴率18.5% )
[編集] 作品の評価
旧ビックリマンの余りの衝撃的最終回と、新ビックリマンの雰囲気が落差が激しすぎたこと(「ビックリマン」ではキャラクターが「次界創造」という明確な目的を持っていたが、「新ビックリマン」では、偶然、旅をする設定になっていたため、お気楽に見えた)、新になって台詞の中にギャグが増え、お笑いアニメっぽくなっていたこと、おまけに、登場人物の個性が、どれも強烈過ぎたことなどが重なって、かなりの視聴者の間にアレルギーを起こし、離反を招いてしまった。
さらに、本体のビックリマン・シールのブームまで終わってしまうという大逆風まで吹き、序盤から波乱の環境でスタートした。
しかし、声優の豪華さと演技のうまさ、毎回の脚本(シナリオ)・音楽・演出の絶妙さ、面白さ、作画・美術の綺麗さ等スタッフ側の懸命の努力で、独自に「新ビックリマン・アニメ」ファンを開拓し、結局は「ビックリマン」とほぼ同数(72回)続いた(前作は12話まで15分間だったため、単純な放送時間では本作のほうが多い)。
確かに、旧ビックリマンに比べて、ギャグアニメっぽくなっているが、台詞いっぱいにあふれるユーモアの中に、人間社会への風刺や警告、当時の世相のパロディなどが、沢山散りばめられており、見ごたえ・聴き応えがある。加えてキャラクターの配置で前作のメインキャラクターが多すぎる欠点を改善してもいる。また、全体の構成(伏線配置・回収の仕方やストーリー展開)も非常に奥深く練られたものになっており、作品としての完成度の高さも受け入れられた要因に挙げられるだろう。
このアニメの最終回は、「ビックリマンシリーズ」(旧ビックリマン/新ビックリマン両方)最終回という形をとっている。とりわけこの最終回には、高い評価を与えるファンが多い。このような見事な「クライマックス」を飾れたのは、一時代を築いた「ビックリマン」ブームににかかわった人々の期待・熱気と、「1980年代」の時代当時の世相パワー、そしてスタッフ陣が「視聴者」のために最高の作品を作りたいという想い(3年間「ビックリマン」を放送してきた「本当のテーマ」をこの回に描いたと発表している)が全て結集したからこそであろう。
[編集] 主題歌
- OP「セント・ジュエルを探せ!」 歌:ワッPズ
- ED「やっぱビックリマン!!」 歌:ニッチモ、SHINES
途中で、これらの曲と番組挿入歌をあつめた「アニメ 新ビックリマン ヒット曲集」が 日本コロムビアから発売された。
[編集] 放映リスト
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OVA 「西暦1999 ファンタジー」
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 新ビックリマン(東映アニメーション)
朝日放送 日曜朝8時30分枠のアニメ | ||
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前番組 | 新ビックリマン | 次番組 |
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