新庄駅
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新庄駅(しんじょうえき)は、山形県新庄市多門町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 山形方面と秋田方面は軌間が異なるため、同一車両での直通は出来ない。そのため、頭端式で向き合う変形構造になっている。バリアフリー化の為、階段を使わずにすべての乗換が可能。秋田駅や山形駅のような新幹線乗換改札口はない。
- 終日社員配置駅。みどりの窓口、びゅうプラザあり。駅レンタカー設置。
- 駅は、最上地方各市町村の共同出資の交流拠点ともなっており、「ゆめりあ」という愛称がある。駅構内には、観光案内所、物産館、自然博物館、イベントスペース、貸しホール、喫茶店、ピザショップ、食堂、銀行ATMなどがある。東口へと向かう連絡通路は、ギャラリースペースとなっている。
- 駅弁は、改札口を一旦出て待合室にあるキヨスクで購入(幕の内弁当と牛丼弁当の2種類。仕入数量は少ないので注意)。駅構内にコンビニエンスストア「NEWDAYS」があり、ここで弁当を購入することも出来る。
- かつては鉄道貨物も取り扱っており、駅西口北側に広がる貨物駅には有蓋車や郵便車など奥羽本線を行き来する貨物が停車する風景がよく見られていた。「ゆめりあ」の一部及び、その後背地に広がる駐車場、鉄道弘済会の施設、広大な空き地などが貨物駅の遺構である。
- 駅東口駅前広場を除く構内東側一帯は、新庄運転区である。駅構内の南側が山形線、北側が奥羽本線、陸羽東線、陸羽西線車両の車庫になっている。そのうち北側車庫は、レンガ造りの車庫があるなど、歴史を感じさせる。また、新庄運転区には蒸気機関車の転車台が使用可能な状態で残されており、陸羽東線にてSLの臨時運行が行われる年もある。
[編集] のりば
1(標準軌) | ■山形新幹線 | 山形・米沢・福島・東京方面 |
■奥羽本線(山形線) | 大石田・村山・天童・山形方面 | |
2(標準軌) | ■山形新幹線 | 山形・米沢・福島・東京方面 |
■奥羽本線(山形線) | 大石田・村山・天童・山形方面 | |
3(狭軌) | ■陸羽西線 (奥の細道最上川ライン) |
古口・狩川・余目・酒田方面 |
■奥羽本線 | 湯沢・横手・大曲・秋田方面 | |
4(狭軌) | ■奥羽本線 | 湯沢・横手・大曲・秋田方面 |
5(狭軌) | ■陸羽東線 (奥の細道ゆけむりライン) |
鳴子温泉・古川・小牛田方面 |
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[編集] バス
- 山交バス
- 肘折温泉線
- 金山線
- 高速バス
- 東京線TOKYOサンライズ号
- 仙台線特急48ライナー
[編集] 駅周辺
駅西口…中心部に出る玄関口。 駅東口…国道13号に面している。
- 新庄市役所
- 県立新庄病院 - 駅西口より南西へ徒歩約5分。
- 最上中央公園(愛称:かむてん公園) - 駅東口すぐそば。
- ヨークベニマル(新庄店) - 駅東口より北東方向
[編集] 駅周辺の主な学校
- 山形県立新庄神室産業高等学校 - 徒歩約30分
- 山形県立新庄北高等学校
- 山形県立新庄南高等学校
- 私立新庄東高等学校
- 山形県立農業大学校 - タクシー約15分
- 山形県立新庄養護学校
[編集] 利用状況
- 2001年度の乗車人員は、1日平均2,345人。
- 2002年度の乗車人員は、1日平均2,290人。
- 2003年度の乗車人員は、1日平均2,213人。
- 2004年度の乗車人員は、1日平均2,044人。
- 2005年度の乗車人員は、1日平均1,960人。
[編集] 歴史
- 1903年(明治36年)6月11日 - 奥羽南線(現在の奥羽本線)舟形~新庄間開通と共に新庄駅開業。
- 1913年(大正2年)12月7日 - 酒田線(現在の陸羽西線)新庄~古口間開通。
- 1915年(大正4年)11月1日 - 新庄線(現在の陸羽東線)新庄~瀬見間開通。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1999年(平成11年)12月4日 - 山形新幹線 山形~新庄間開業に伴い、現在の駅舎も完成。
[編集] その他
- 「未来的なデザインの駅舎」として、2002年(平成14年)、東北の駅百選に選定された。
- 自動体外式除細動器(AED)設置駅。
- メインである駅西口には、山交バスのバス停や「最上川舟下り」の送迎バス、JR東日本が提供するファミリーオタイプのリゾート施設「シェーネスハイム金山」送迎バスの発着場がある。西口の駐車場は時間貸有料である。ロータリーにはカラクリ時計が設置されている。
- 駅東口には1,500台の無料駐車場があり、パークアンドライドを図ることで最上地方全域の利用客に配慮している。雄勝峠を車で越えて秋田県湯沢・雄勝地区方面からの利用も多少ある。また、観光バス乗場があり、繁忙期のびゅうバスの運行、バスツアー、「サテライト朝日」送迎バスの運行等に利用されている。東口駅前は公園として整備され「最上中央公園(かむてん広場)」と呼ばれている。
- 関東圏中心に発売している「マックスコーヒー(7代目)」が、駅東口の自動販売機で販売されている。