新編武蔵風土記稿
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新編武蔵風土記稿(しんぺんむさしふどきこう)とは、文化・文政期(1804年~1829年、化政文化の時期)に編まれた武蔵国の地誌。
[編集] 概要
昌平坂学問所地理局による事業(林述斎・間宮士信ら)。1810年起稿。1830年完成。全266巻。地誌取調書上を各村に提出させたうえ、実地に出向いて調査した。調査内容は自然、歴史、農地、産品、神社、寺院、名所、旧跡、人物、旧家、習俗など、およそ土地・地域についての全ての事柄に渡る。新編とは、古風土記に対して新しい、という意味。
同事業では、『新編相模国風土記稿』(1830年起稿。1842年完成。全126巻。)も編纂された。
[編集] 目次
- 首巻 例義 総目録
- 巻之一 総国図説
- 巻之二より巻之四まで 建置沿革
- 巻之五 任国革表
- 巻之六より巻之七まで 山川
- 巻之八 藝文
- 巻之九 豊島郡之一 総説
- 巻之十 豊島郡之二 麻布領
- 巻之十一より巻之十三まで 豊島郡之三より豊島郡之五まで 野方領
- 巻之十四より巻之十五まで 豊島郡之六より豊島郡之七まで 峡田領
- 巻之十六 豊島郡之八 戸田領
- 巻之十七より巻之十九まで 豊島郡之九より豊島郡之十一まで 岩淵領
- 巻之二十 葛飾郡之一 郡図総説
- 巻之二十一より巻之二十三まで 葛飾郡之二より葛飾郡之四まで 西葛西領本田筋
- 巻之二十四より巻之二十五まで 葛飾郡之五より葛飾郡之六まで 西葛西領新田筋
- 巻之二十六より巻之二十七まで 葛飾郡之七より葛飾郡之八まで 東葛西領上の割
- 巻之二十八より巻之二十九まで 葛飾郡之九より葛飾郡之十まで 東葛西領下の割
- 巻之三十より巻之三十三まで 葛飾郡之十一より葛飾郡之十四まで 二郷半領
- 巻之三十四 葛飾郡之十五 松伏領
- 巻之三十五より巻之三十七まで 葛飾郡之十六より葛飾郡之十八まで 幸手領
- 巻之三十八 葛飾郡之十九 島中川辺領
- 巻之三十九 荏原郡之一 郡図総説
- 巻之四十より巻之四十四まで 荏原郡之二より荏原郡之六まで 六郷領
- 巻之四十五より巻之四十七まで 荏原郡之七より荏原郡之九まで 馬込領
- 巻之四十八より巻之五十二まで 荏原郡之十より荏原郡之十四まで 世田ヶ谷領
- 巻之五十三より巻之五十六まで 荏原郡之十五より荏原郡之十八まで 品川領
- 巻之五十七 荏原郡之十九 麻布領
- 巻之五十八 橘樹郡之一 郡図総説
- 巻之五十九より巻之六十五まで 橘樹郡之二より橘樹郡之八まで 稲毛領
- 巻之六十六より巻之六十九まで 橘樹郡之九より橘樹郡之十二まで 神奈川領
- 巻之七十 橘樹郡之十三 小机領
- 巻之七十一より巻之七十二まで 橘樹郡之十四より橘樹郡之十五まで 川崎領
- 巻之七十三 久良岐郡之一 郡図総説
- 巻之七十四より巻之七十六まで 久良岐郡之一より久良岐郡之四まで 金沢領
- 巻之七十七より巻之八十まで 久良岐郡之五より久良岐郡之八まで 本牧領
- 巻之八十一 都筑郡之一 郡図総説
- 巻之八十二より巻之八十五まで 都筑郡之二より都筑郡之五まで 神奈川領
- 巻之八十六より巻之八十七まで 都筑郡之六より都筑郡之七まで 小机領
- 巻之八十八 都筑郡之八 領名未勘
- 巻之八十九 多摩郡之一 郡図総説
- 巻之九十 多摩郡之二 木曾郷
- 巻之九十一より巻之九十五まで 多摩郡之三より多摩郡之七まで 府中領
- 巻之九十六より巻之九十七まで 多摩郡之八より多摩郡之九まで 柚木領
- 巻之九十八より巻之九十九まで 多摩郡之十より多摩郡之十一まで 日野領
- 巻之百 多摩郡之十二 由井領
- 巻之百一 多摩郡之十三 柚木領八王子横山十五宿附瀧山
- 巻之百二上及び下 多摩郡之十四 由井領
- 巻之百三 多摩郡之十五 柚木領
- 巻之百四より巻之百五まで 多摩郡之十六より多摩郡之十七まで 由井領
- 巻之百六より巻之百十二まで 多摩郡之十八より多摩郡之二十四まで 小宮領
- 巻之百十三より巻之百十八まで 多摩郡之二十五より多摩郡之三十まで 三田領
- 巻之百十九 多摩郡之三十一 拝島領
- 巻之百二十より巻之百廿一まで 多摩郡之三十二より多摩郡之三十三まで 山口領
- 巻之百廿二より巻之百廿五まで 多摩郡之三十四より多摩郡之三十七まで 野方領
- 巻之百廿六より巻之百廿七まで 多摩郡之三十八より多摩郡之三十九まで 世田ヶ谷領
- 巻之百廿八 多摩郡之四十 武蔵野新田
- 巻之百廿九 新座郡之一 郡図総説
- 巻之百三十より巻之百三十四まで 新座郡之二より新座郡之六まで 野方領
- 巻之百三十五 足立郡之一 郡図総説
- 巻之百三十六より巻之百三十七まで 足立郡之二より足立郡之三まで 淵江領
- 巻之百三十八 足立郡之四 谷古田領
- 巻之百三十九 足立郡之五 (赤山領)
- 巻之百四十 足立郡之六 平柳領
- 巻之百四十一 足立郡之七 戸田領
- 巻之百四十二 足立郡之八 浦和領
- 巻之百四十三 足立郡之九 木崎領
- 巻之百四十四 足立郡之十 安行領
- 巻之百四十五 足立郡之十一 南部領
- 巻之百四十六 足立郡之十二 小室領
- 巻之百四十七 足立郡之十三 大谷領
- 巻之百四十八より巻之百四十九まで 足立郡之十四より足立郡之十五まで 鴻巣領
- 巻之百五十 足立郡之十六 忍領
- 巻之百五十一 足立郡之十七 石戸領
- 巻之百五十二 足立郡之十八 平方領
- 巻之百五十三 足立郡之十九 吉野領
- 巻之百五十四 足立郡之二十 植田谷領
- 巻之百五十五 足立郡之二十一 与野領
- 巻之百五十六 入間郡之一 郡図総説
- 巻之百五十七より巻之百五十九まで 入間郡之二より入間郡之四まで 山口領
- 巻之百六十 入間郡之五 金子領
- 巻之百六十一 入間郡之六 未勘
- 巻之百六十二より巻之百六十九まで 入間郡之七より入間郡之十四まで 河越領
- 巻之百七十より巻之百七十二まで 入間郡之十五より入間郡之十七まで 未勘
- 巻之百七十三 入間郡之十八 入西領
- 巻之百七十四より巻之百七十五まで 入間郡之十九より入間郡之二十まで 越生領
- 巻之百七十六 高麗郡之一 郡図総説
- 巻之百七十七より巻之百八十五まで 高麗郡之二より高麗郡之十まで
- 巻之百八十六 比企郡之一 郡図総説
- 巻之百八十七より巻之百九十五まで 比企郡之二より比企郡之十まで
- 巻之百九十六 横見郡之一 郡図総説
- 巻之百九十七より巻之百九十八まで 横見郡之二より横見郡之三まで 下吉見領
- 巻之百九十九 埼玉郡之一 郡図総説
- 巻之二百より巻之二百三まで 埼玉郡之二より埼玉郡之五まで 岩槻領
- 巻之二百四より巻之二百五まで 埼玉郡之六より埼玉郡之七まで 八條領
- 巻之二百六 埼玉郡之八 新方領
- 巻之二百七 埼玉郡之九 百間領
- 巻之二百八 埼玉郡之十 菖蒲領
- 巻之二百九より巻之二百十一まで 埼玉郡之十一より埼玉郡之十三まで 騎西領
- 巻之二百十二 埼玉郡之十四 向川辺領
- 巻之二百十三より巻之二百十五まで 埼玉郡之十五より埼玉郡之十七まで 羽生領
- 巻之二百十六より巻之二百十八まで 埼玉郡之十八より埼玉郡之二十まで 忍領
- 巻之二百十九 大里郡之一 郡図総説
- 巻之二百二十 大里郡之二 忍領
- 巻之二百二十一 大里郡之三 御正領
- 巻之二百二十二 男衾郡之一 郡図総説
- 巻之二百二十三より巻之二百二十四まで 男衾郡之二より男衾郡之三まで 鉢形領
- 巻之二百二十五 男衾郡之四 忍領
- 巻之二百二十六 幡羅郡之一 郡図総説
- 巻之二百二十七より巻之二百二十九まで 幡羅郡之二より幡羅郡之四まで
- 巻之二百三十 榛澤郡之一 郡図総説
- 巻之二百三十一より巻之二百三十二まで 榛澤郡之二より榛澤郡之三まで 深谷領
- 巻之二百三十三より巻之二百三十四まで 榛澤郡之四より榛澤郡之五まで 鉢形領
- 巻之二百三十五 那賀郡之一 郡図総説
- 巻之二百三十六より巻之二百三十七まで 那賀郡之二より那賀郡之三
- 巻之二百三十八 児玉郡之一 郡図総説
- 巻之二百三十九 児玉郡之二 本庄領
- 巻之二百四十 児玉郡之三 鉢形領
- 巻之二百四十一より巻之二百四十二まで 児玉郡之四から児玉郡之五まで八幡山領
- 巻之二百四十三 賀美郡之一 郡図総説
- 巻之二百四十四より巻之二百四十五まで 賀美郡之二より賀美郡之三まで 安保領
- 巻之二百四十六 秩父郡之一 郡図総説
- 巻之二百四十七より巻之二百六十五まで 秩父郡之二より秩父郡之二十まで