智頭急行
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種類 | 株式会社 |
略称 | CKK |
本社所在地 | 680-0846 鳥取県鳥取市扇町22番地1 |
電話番号 | 0857-39-8910 |
設立 | 1986年(昭和61年)5月31日(智頭鉄道) |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 旅客鉄道事業 他 |
代表者 | 代表取締役会長 片山善博 代表取締役社長 高宮史郎 |
資本金 | 4億5,000万円 |
従業員数 | 80人 |
決算期 | 毎年3月 |
主要株主 | 鳥取県、岡山県、兵庫県、 鳥取市、八頭町、智頭町、 西粟倉村、美作市、佐用町、 上郡町、西日本旅客鉄道、 山陰合同銀行 他 |
外部リンク | http://www.chizukyu.co.jp/ |
智頭急行株式会社(ちずきゅうこう、Chizu Express Company、略号CKK<社名のローマ字から>)とは、兵庫県・岡山県・鳥取県の3県において旧日本鉄道建設公団建設線の智頭線を運営している、鳥取県など沿線自治体が出資する第三セクター方式の鉄道会社である。
目次 |
[編集] 概要
本社所在地は鳥取県鳥取市扇町22番地1(山陰合同銀行鳥取駅南ビル)、運輸部は鳥取県八頭郡智頭町大字智頭1862番地2(智頭駅構内)。そのため、山陰合同銀行鳥取駅南支店をメインバンクとしている。なお、社名・駅名のかな表記は「ちず」、町名・地名のかな表記は「ちづ」と異なっている。
1994年暮れの開業後間もない1995年1月に阪神・淡路大震災が発生、これによって特急列車「スーパーはくと」が全面運休に追い込まれ、初年度決算では売上高が当初予想の10分の1にとどまって経営の危機にも見舞われたが、どうにか持ちこたえて危機を脱し、1998年度以降、連続して黒字となっている。
数多くの第三セクター鉄道が赤字を抱える中、北越急行に次ぐ経常収益を誇り、北越急行と共に「第三セクター鉄道の二大優等生」と並び称される事がある(なお、この文章での「第三セクター鉄道」とは第三セクター鉄道等協議会に加盟する鉄道事業者を指し、それ以外の第三セクター方式の黒字鉄道(例:北大阪急行電鉄やゆりかもめなど)は含まない)。これは京阪神と鳥取県を結ぶ特急列車「スーパーはくと」の輸送に負うところが大きい。岡山と鳥取県を結ぶ特急「スーパーいなば」も走るが、普通列車の営業成績は芳しくない。このように好調な数字の陰にも隠れた苦しさを抱えている経営状況であるが、北越急行は2014年度に北陸新幹線が金沢駅まで開業した後は、現状よりも経営が悪化することが確実視される状況であるのに対し、智頭急行には経営に急激な影響を与えると予測される要素は現時点でほとんど無い(鳥取自動車道の開通で高速バスの速達化が予想されるが、時間面での優位を覆すには至らない)。将来の不安が少ないことから2006年6月の株主総会後に第三セクター鉄道全国初の株主配当を実施することになった。
[編集] 歴史
[編集] 路線
[編集] 保有車両
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智頭急行HOT3500形気動車(2006年8月5日 平福駅)
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形式称号の「HOT」は智頭急行沿線の県名にちなみ、「H=兵庫」、「O=岡山」、「T=鳥取」を意味している。
- HOT3500形気動車(自社の大原事業所に配置されている。)
[編集] 運賃・料金
- 大人普通旅客運賃
- 小児半額・10円未満切り上げ。2004年12月1日現在
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キロ程 運賃(円) 初乗り3km 160 4~6 220 7~9 290 10~12 350 13~15 410 16~18 470 19~21 530 22~24 590 25~27 650 28~30 710 31~33 770 34~36 840 37~39 900 40~42 960 43~45 1,020 46~48 1,080 49~51 1,140 52~54 1,200 55~57 1,260
- 大人特急料金
- 小児半額・10円未満切り上げ。2004年12月1日現在。特急列車の普通車を利用の場合は乗車券・特急券が必要。全線均一。
- 指定席 … 510円
- 自由席 … 410円
- 大人グリーン料金
- 全線均一510円。小児同額。2004年12月1日現在。特急列車のグリーン車を利用の場合は乗車券・指定席特急券・グリーン券が必要。
[編集] その他
- 「スーパーはくとくん」というマスコットキャラクターが存在する。
- 2006年11月16日にフジテレビの番組「みんなの鉄道」(CS放送)に登場した。
- マイクロエースからHOT7000系気動車スーパーはくとのNゲージ鉄道模型が発売された。