東武鉄道夜行列車
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東武鉄道夜行列車(とうぶてつどうやこうれっしゃ)とは、東武鉄道が運行している夜行列車をまとめたものとする。同鉄道はJR以外では日本で唯一自社による夜行列車を運行しており、運行時期により尾瀬夜行(おぜやこう)、スノーパルがある。なお、浅草駅出発時刻を列車名に付して「尾瀬夜行23:55」(おぜやこうにいさんごうごう)、「スノーパル23:55」( - にいさんごうごう)と名乗る場合があり、東武鉄道及び同社の旅行代理店である東武トラベルでもそのように案内される。但し、運行時間はダイヤ改正毎に変更されるため、時刻を付さない形でも通用する。
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[編集] 概要
- 共通事項
- いずれも下りのみの運転で、浅草駅を金・土曜日および休日前日の23時55分に出発し、野岩鉄道会津高原尾瀬口駅に尾瀬夜行は翌未明3時18分、スノーパルは翌未明5時43分に到着。停車駅は北千住駅・新越谷駅・春日部駅のみだが、スノーパルは、会津鬼怒川線内除雪のため新藤原駅にも停車する。なお、時刻は2006年度現在のものである。
- 販売方法は連絡バス乗車券やスキー場施設利用券等とセット販売が基本である。列車種別は使用車両によって急行または快速急行となるが、2001年より300系を使用しており、2005年度までは急行として、2006年度より特急と列車種別が固定されている。
- 「尾瀬夜行」
- 基本的に5月末から10月中旬の金・土曜日および休日前日に運行される。車内で仮眠を取った後、4時00分発尾瀬行きのバスに接続する。
- 「スノーパル」
- 基本的に12月末から3月中旬の金・土曜日および休日前日に運行される。車内で仮眠を取った後、たかつえ、だいくらスキー場行きのバスに接続する。
[編集] 沿革
- 1955年(昭和30年)7月2日 浅草駅~東武日光駅間運行の「日光山岳夜行」の運行開始。
- 1956年(昭和31年)6月9日 浅草駅~上毛電気鉄道中央前橋駅間運行の「赤城夜行」運行開始。
- 当時、同区間を運行する「こうづけ」号があったことから、これとセットして運行された。
- 1967年(昭和42年)11月11日 「赤城夜行」運行終了。
- 1986年(昭和61年)12月27日 現行の「スノーパル」運行開始。運行当初は6050系電車により快速急行列車扱い。
- 1987年(昭和62年)5月 現行の「尾瀬夜行」運行開始。種別は快速急行列車扱い。
- 1996年(平成8年) 「日光山岳夜行」の使用車両を、6050系電車から300・350系電車に変更し、急行列車扱いとする。
- 1997年(平成9年) 北千住駅停車開始。
- 1998年(平成10年) 「日光山岳夜行」運行終了。
- 2001年(平成13年)12月 「スノーパル」の使用車両を6050系電車から300・350系電車に変更し、急行列車扱いとする。
- 2002年(平成14年)5月 「尾瀬夜行」の使用車両を6050系電車から300・350系電車に変更し、急行列車扱いとする。
- 2002年(平成14年)12月 「スノーパル」新越谷駅停車開始。
- 2003年(平成15年)5月 「尾瀬夜行」新越谷駅停車開始。
- 2005年(平成17年)6月 「尾瀬夜行」に女性専用車両設定開始。同年12月より運行の「スノーパル」にも女性専用車両の設定を行う。また、毛布の全席貸与を行う。
- 2006年(平成18年)6月 同年3月のダイヤ改正に伴う種別の変更により、「尾瀬夜行」は特急列車へ扱いを変更する。同年12月より運行の「スノーパル」も特急列車へ扱いを変更。また、空気枕のプレゼントサービスを開始。
[編集] 関連項目
- 特急「けごん」・「きぬ」・「きりふり」・「ゆのさと」・「しもつけ」・「日光」・「きぬがわ」・「スペーシアきぬがわ」(東武日光線・鬼怒川線・宇都宮線優等列車、JR東日本宇都宮線~東武日光線直通運転列車)
- 特急「りょうもう」(伊勢崎線・桐生線・佐野線系統優等列車)
[編集] 外部リンク
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