梶原雄太
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梶原 雄太(かじわら ゆうた、1980年8月7日 - )は、吉本興業所属のお笑い芸人。漫才コンビキングコングのボケ担当。
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[編集] プロフィール
大阪府大阪市都島区出身。太成高等学校(現太成学院大学高等学校)卒業。身長は163cm。体重は54kg。血液型B型。主なアルバイト経験はマクドナルド、シェーキーズ。視力が悪く、コンタクトレンズを使用している。
[編集] 特技
体を張った笑いを得意とし、漫才でも小柄な体を活かして動き回る。これは、梶原自身が「動いてないと面白くない」と言う程。運動神経抜群でサッカーやボクシングなどの経験がある。瞬発力には特に自信があり、本人曰く「5m走なら誰にも負けない」らしい。ダーツにハマっていた時期があり、芸能人ダーツ大会という企画で優勝するほどの腕前である。しかし、『関口宏の東京フレンドパークII』に出演した時、運動神経を求められるコーナーはクリア出来たにも拘わらず、ダーツコーナーで3発投げた矢が全て的に当たらなかった。
高校時代にビジュアル系ロックバンドのボーカル兼ドラマーをしていたことがあり、バンド名は「BELIEVE」(ビリーブ)主にGLAYやL’Arc~en~cielのコピーバンド(テレビ大阪 吉本超合金F「抜き打ち家庭訪問3」より)をしていた。ドラムの腕をテレビ番組や映画『ガキンチョ★ROCK』で披露している。またダンスやラップも得意とし、WEST SIDEでラップを担当した。「難波兄弟」というユニットでCDデビューを果たしたり、『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』の企画で彼の母親を題材にしたラップ「おかん」でCDもリリースした。漫才でもラップを題材にしたネタがある。
[編集] 出来事
家族は母と2人の兄で、両親は小学校1年生の時に離婚した。苦労した母を見ていたためかとても母親思いで、反抗期など一切無かったという。『はねるのトびら』では梶原が母を演じたコントもあった。関西ローカルのある番組の企画で2000万のマンションを購入して母にプレゼント、母を喜ばせた。しかし、それが原因で、当時弱冠21歳にして35年ローンを組むハメになり、払い終えるのは55歳だという。
2003年2月~5月、ストレスによる病気で仕事を休養した。当時かなり精神的に参っており、電車にも乗れず、先輩であるFUJIWARAの藤本敏史が家に招いた(そのときはタクシーで移動)際、「本当に誰もいないですか?」と何度も訪ね、突然堰を切ったように号泣したかと思えば、おもむろに立ち上がりすべての部屋の戸を開け、人がいるのではないか、盗聴器が仕掛けられているのではないかと探し回った程。当時の口癖は、「死にたい、死にたい」。休業中、100回は自殺を考えたと、復帰後に本人が明かしている。復帰後、自殺願望はなくなったものの、マイナス思考は今も変わらず。当時は復帰する気は殆ど無く、相方が待っていると知った時も、「何で俺なんか待ってんねん?」と思ったという。そして、謝罪する為に西野の家へ入るや否や、泣きながら土下座し、謝り倒した。休業がきっかけで、その間彼を支えていた女性と交際しその後結婚。しかし、復帰の翌年(2004年4月)に離婚した。原因は彼の浮気である。これで母ともども“ばついち”となり、今でもことあるごとにイジられている。2007年4月12日に、21歳の元読者モデルの女性と再婚、同時に女性は妊娠中であると、女性週刊誌「女性セブン」にスクープ報道される。
2006年3月下旬、蜂窩織炎で入院。足がルーズソックスのようになり、右手首がボクシンググローブ並に腫れ上がっているのだとか。おはスタのレギュラー最終日に退院が間に合わず、電話で生出演した。本人が担当しているラジオ番組でも電話出演し、生放送中にも拘らず「ずぅーっとびっこ引いてますねん」と放送禁止用語を言ってしまい西野が番組中に謝罪した。入院中西野が見舞いに来た時に梶原も使った事のない溲瓶に西野が尿をした。梶原はそれに気付かず、数時間経って臭った為、部屋中を探したらその溲瓶が出てきた。
蜂窩織炎に加え血管浮腫という奇病にもかかっていた。症例が少なく、梶原が日本で38人目だという。でもまだ完全には治っていないのに、禁止されていた酒を飲んでしまい、ぶり返してしまった。
[編集] 天然伝説
天然ボケなところがあり、相方の西野とネタ作りで揉めた時に、西野が「それで何のメリットがあるのか」と返すと、「メリット」という意味が分からず「メリットって何や~!」と逆ギレ。西野がネタのことよりも「メリット」の意味を一から説明したというくらいである。また、飛行機で西野の前に座った梶原が座席のシートを倒し、もたれて寝るのかと思いきや、倒したシートを戻さず前のテーブルに突っ伏して寝ていた。その時西野が梶原の頭に水を少しずつかけてみたら、起きた梶原が何を勘違いしたのか、「やってもーた」と発言した、というエピソードも。他にも現在レギュラー出演している『メレンゲの気持ち(NTV)』に『はねるのトびら』で共演中のロバートがゲストとして出演し、山本博の秘密を暴露していたが、最後に山本の特技である「オカリナ」のことを「カナリヤ」と言ってしまい恥をかいた。
[編集] 人物・性格
- いじられキャラでもあり、『笑っていいとも』でタモリによく「ピスタチオ」「茶碗蒸しに付いてる木のスプーン」「ムール貝」などの変なあだ名をつけられる。うたばんに出演したときに司会の中居正広の無茶振りで1人でネタをやらされ、恥をかいてしまうこともある。
- 顔がDEPAPEPEの徳岡慶也に似ていると言われる。相方と青木さやかで司会を務める『音楽戦士 MUSIC FIGHTER(NTV)』で、散々言われた
- ラルクのファンでもあり、ライブに行った事もある。西野はその時ライブのスタッフをしていた。
- あまり知られていないが、喘息持ちである。最近それが酷くなり、激しい運動をしたりすると発作が出てしまうらしい。
- にんじん、トマト、グリーンピースが嫌い。
[編集] 出演作品
- 東宝系の特撮ヒーロー映画「超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち」(2005年12月公開)にて、歌手として主題歌を担当した。
- ドラマ電車男にて、電車男を応援するネット住人が爆発的にふくれ上がる描写の一シーンとして2回だけ出演した。同じ『はねるのトびら』の塚地武雅のシリアスな演技に比べると扱いこそ群衆Aではあったが、電車男を楽しそうに応援していた。相方の西野は同クール月9のスローダンスに出演しており、温水洋一とともに二つのドラマの世界につながりを示す役という解釈もできる。
[編集] 出演番組
- 成人の日ドラマスペシャル「はたち-1982年に生まれて-」(2003年1月、フジテレビ系列)
- FNS ALLSTARS あっつい25時間テレビ やっぱ楽しくなければテレビじゃないもん!内 スペシャルドラマ「THE WAVE!」(2005年7月、フジテレビ系列)
- ドラマ版・電車男 第10話・最終話(2005年9月、フジテレビ系列)
- めちゃ²イケてるッ!スペシャル(2005年10月、フジテレビ系列)
- ドラマ・コンプレックス 終戦記念日特別ドラマ 沖縄従軍少女看護隊―最後のナイチンゲール(2006年8月22日、日本テレビ系列)- 負傷兵 永田役
他
コンビとしての活動はキングコングを参照。
[編集] CD
- キングコング梶原「おかん」(2005/5/18)
- 塚地武雅・堤下敦・梶原雄太「言いたいことも言えずに」(はねるのトびらのコント「ブサンボマスター」のCD化。2005/8/31)
- Variety Various×キングコング梶原「Friends」(2005/11/23、ヒップホップユニットとのコラボレーション。「松紳」エンディングテーマ曲)
- キングコング梶原「New Horizon ~戦え!星の戦士たち~」(映画「超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち」主題歌。2005/12/7)
※全てシングルCD
[編集] 外部リンク
- キングコング梶原(R&C Japan)