検見川送信所
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検見川送信所(けみがわそうしんじょ)は現在の千葉市花見川区検見川町にあった逓信省、日本電信電話公社の無線電信所である。
対外国通信を目的としていた。また日本で初めて短波による標準電波を送信した施設でもある。大東亜戦争(太平洋戦争)中は南方の占領地との通信拠点だった。表現主義の本館は東京中央郵便局を設計した逓信省技師の吉田鉄郎が設計した。1979年廃止された。2006年2月現在本館のみが残っている。
廃墟マニアの間では有名な施設であるが跡地は立入禁止となっている。
[編集] 沿革
- 1926年 東京無線局検見川送信所として開局。
- 1930年 浜口雄幸首相の日英米に向けてロンドン軍縮条約締結記念放送を送信。日本初の国際放送。
- 1934年 国際放送を名崎送信所に移管。
- 1940年 短波JJY開設。
- 1952年 日本電信電話公社検見川無線送信所に移管。
- 1979年 業務のすべてを名崎送信所に移管し、廃止。
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