江戸の牙
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『江戸の牙』(えどのきば)はテレビ朝日系列で1979年10月2日から1980年3月25日まで放送された時代劇。全26話。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 内容
時は西暦1837年(天保8年)、所は江戸。 河川工事などを担当する町奉行配下の役所で、「どぶさらい」「吹き溜まり」と呼ばれ軽蔑されている「本所方」の4人。 実は特命捜査班「江戸の牙」である彼らが、探索の末悪を斬り捨てる姿を描くハードボイルド時代劇。
以下の特徴がある。
- 剣、大熊という強面と、金丸、間というお笑いの組み合わせ。
- 「武器の準備、十手返上、悪人の屋敷へ向かうまでの行進」という盛り上げる演出とBGMの後、背中にお経(梵字がところどころ散りばめられ、その中心には南無妙法蓮華経の七字がある)が書かれた白装束に襷掛けといった出で立ちでの立ちまわり。
-
- この装束、普段は別の着物の下に着込んでいて、討ち入りの際に諸肌脱いでこれを晒す。しかし、第17話のみ、最初からこの装束だけを着込んで討ち入りに臨んだ。なお、この時襷は省略されていた。
- 悪を斬り捨てた次のシーンで宙に舞う大量の瓦版の画とともに、その回の「江戸の牙」の活躍が瓦版屋の売り声によって語られる。(第13話など省かれる場合もある)
- 本所方が主役であるため、劇中での彼らは「身分は軽くとも、信頼できる正義の味方」として描かれており、また江戸庶民にも同じように認識されていると思われる。(第9話の捨松の台詞からそれが推測できる)
- 彼ら本所方に対して、本作の町奉行所は、比較対象としての必要性からか、その日和見主義・権威主義を極端なまでに強調されていて、正義どころかむしろ悪に近い存在として描かれている。(第9話、第10話などにそれが顕著)
[編集] 主なキャスト
- 剣 精四郎(つるぎ せいしろう):天知茂
- 大熊伝十郎(おおくま でんじゅうろう):若林豪
- 金丸半兵衛(かなまる はんべえ):坂上二郎
- 間 兵助(はざま ひょうすけ):藤村俊二
- 橘 紫乃(たちばな しの):白都真理
- 見習い同心・純(中山純之進):京本政樹(~17話)
- 見習い同心・さぶ(いそげさぶいちろう):古田正志
- 見習い同心・げん(やづくりげんのすけ):鹿野新太郎
- ナレーター:黒沢良
[編集] 特命捜査班「江戸の牙」
- 設立の経緯
- 本所方与力、剣精四郎が幕閣中枢に位置する重要人物、朝比奈軍兵衛の依頼を受け、非公式の捜査機関として設立した。
- 活動だけでなく存在自体も極秘扱いとされ、その存在を知る者は、剣を含めた構成員と設立者の朝比奈のみである。
- 設立目的
- 江戸市中あるいは日本全国を騒がす悪人を、合法・非合法を問わない捜査活動により摘発し、これを一人残らず抹殺する事で、日本国の治安を陰ながら維持する。
- 構成人員
- 結成当時、本所方に所属もしくはそれに準ずる立場にあった者全員(剣、大熊、金丸、間、橘の計5名)。
- 役割は探索や直接悪人を斬り捨てるなどメインは剣、大熊、金丸、間の4人、サポートは橘。
- 第1話で朝比奈に本所方へ送り込まれた見習い同心の3人は、本所方所属ではあっても「江戸の牙」の存在自体を知らされておらず、構成員にも含まれてはいない。
- 活動拠点
- 表側での拠点である本所方屯所をそのまま使用。
- 任務遂行に対する報酬など
- 第1話にて、剣が他の面々を「江戸の牙」に勧誘する際、その任務について「命の保証はねえ。金も出ねえ」と述べている。
- この言葉を額面どおり解釈すれば、彼らは「江戸の牙」の活動に際して、特別な手当て・待遇などの具体的な報酬を何一つ受けていない、と言う事になる。
- 活動資金の調達方法
- 前項に挙げた剣の台詞から、報酬のみならず捜査費用さえも特別に支給はされていないようで、劇中でもその辺りに関する説明・描写などは一切出てこない。
- (しかし、兵介の火薬代を始め、種々の捜査費用は総計すれば結構な額になるはずで、構成員の懐金だけでそれらを全て捻出しているとは到底考えられない。推察の域を出ないが、捜査費用は朝比奈から特別な承認を受けた上で、本所方の経費として計上しているものと思われる。あくまでも極秘の機関であるため、あまり目立つような資金提供は難しいのかも知れない。)
- 捜査対象の選定
- 朝比奈から剣に指令が来ることはほとんどなく、剣が自分の得た情報を元に決定している。
- 表向きの顔である本所方のそれと重なる事もあるが、捜査を秘密裏に行う必要がなく、且つ以下の条件のいずれかに当てはまる場合は、「江戸の牙」でなく本所方として、見習い達と共に公然と捜査に当たる。
- 捜査に本所方としての権力が不可欠である
- 構成員のみでは事態を処理し切れない
- 捜査への参加決定権の所在
- 第5話冒頭のやり取りから、「江戸の牙」としてその事件の捜査に加わるか否かは、構成員各自の判断と意志で自由に決定でき、剣もそれに対して強制はできない、あるいはあえてしないものと思われる。
- 一般社会での認知度
- 第17話での速水の台詞から、正体は知られていないものの、その名称は彼らの活躍と共に広く世間一般に知れ渡っているものと思われる。
- (但し、劇中にて構成員以外の口から「江戸の牙」と言う単語が出た事は、この時以前には一切ない)
[編集] 登場人物の詳細
[編集] 「江戸の牙」構成員
- 剣 精四郎(つるぎ せいしろう)
- 本所方与力にして「江戸の牙」首領格。本作の主人公である。
- 伝十郎・半兵衛・見習い達からは「剣さん」、紫乃・雪からは「剣様」と呼ばれている。
- 元北町奉行所与力だったが、何らかの理由で職を追われ、現在に至る。
- 正義感が非常に強く、悪を決して許さない。
- 武芸にも秀でており、二刀使いを得意としている。
- 常時隙を見せない用心深さと強い意志力・克己心を持ち、色仕掛けや買収なども通じない。
- 朝比奈軍兵衛とは祖父の代からの主従関係であり、その人間性と腕を見込んだ軍兵衛の依頼を受け、自らの支配下にある本所方の部下・仲間から構成される特命捜査班「江戸の牙」を結成、その首領格に納まった。
- その軍兵衛の第17話での台詞に曰く「出世を望まず、妻も娶らず、命を惜しまず、天下の腐敗と闘う男」。
- ただ、固いばかりではなく、人情もユーモアもきちんと解し、時には芸者遊びもするよう(第3話)で、バランスの取れた人物と見受けられる。
- 表向きの役職である本所方の職務、立場には大いに不満があるようだが、反面その気楽さが気に入ってもいるらしく、気の会う部下(と言うよりは仲間)に囲まれて、結構楽しく日々を送っているようだ。
- 趣味は釣り。
- 本来の職務が暇であり、屯所が川に程近いのをいい事に、ほとんど毎日釣り三昧の毎日を送っているようだ。
- 結構な獲物を釣り上げる事もあり、食費が浮いて助かる、と勘定役の半兵衛を喜ばせている。
- 討ち入りの際にかける襷は、襷状の数珠。
- 大熊伝十郎(おおくま でんじゅうろう)
- 本所方屯所で居候を決め込んでいる浪人。
- 剣・半兵衛・兵介・紫乃からは「伝さん」、見習い達からは「居候」「あの男」「伝十郎さん」と呼ばれている。
- 元南町奉行所隠密廻同心で、「鬼」とまで呼ばれ恐れられていた。
- しかし、第3話の時点から二年前、密輸事件を追っている最中に待ち伏せに遭い、部下二名を殺され自身も負傷、さらにそれを「捜査上の失態」と断ぜられて職を追われ、浪人となった。
- その後、剣に拾われて本所方に居着いたらしい。
- 髷は結っているものの蓬髪で無精髭、身なりはだらしなく、日がな大酒を食らってはゴロ寝してばかり、止めに腰のものは竹光と、食い詰め浪人を絵に描いたような人物。
- 実際、金には不自由しているようで、第14話では手持ちの金が足りないばかりに剣の後を追えず、危うく同話での出番をなくすところであった。
- また、第16話で斬り合った際にかぎ裂きだらけになった服を、繕いもせずにその後も着込んでいた所を見ると、どうやら着替えさえ持っていないらしい。
- 無口かつ無愛想、暴力的とまでは言わないものの、口より手が先に出るタイプ。
- しかし、部下もしくは目下のものを思い遣る気持ちは強く、またその操縦法にも長けている。
- 意気込みばかり強くてしくじり通しの見習い三人組を、舌打ちしながらもまめにフォローし、時に叱咤もしてやり(主に拳と脚で、だが)、逆説的ながらも捜査についての様々な事を教えてやっているのは、事実上本所方では彼だけなのである(他の面々は全員放りっぱなし)。
- 義理堅い性格でもあり、浪々の身を拾ってもらった剣に対して多大な恩義を感じていて、任務のため、ひいては剣のためなら「命を捨てる覚悟はできている」と真顔で述べている(第3話)。
- また、何故か舟大工の技能を持っているらしく、第3話の半兵衛の言に曰く「あの人にしか舟の修理ができねえ」との事。
- この一点から、当時水郷地帯であった本所で職務を行う本所方にとっては、居候ながらに彼は欠くべからざる存在である事が窺い知れる。
- 第1話にて一人で舟を岸に押し上げている光景から、かなりの大力の持ち主と推察できる。
- 戦闘に際しては、その大力を強調する意図があってか、両手使いの一刀流で力感あふれる闘いを行う。
- 第15話で、腕利きの浪人に苦戦する兵介に代わってこれを引き受け、最後に勝利した所を見ると、剣術に関しては兵介より腕が上のようだ。
- また、周りからの評価も高かったらしく、御前試合への出場経験まで持っている(第20話)
- 討ち入りの際にかける襷は、空色の細布。やたらと長いらしく結び目の大きさが異様に目立つ。
- (なぜか第9話、第11話、第12話では、薄紅色の布で襷掛けをしている)
- またその際、大抵着物の裾を尻っ端折りにしている。
- 討ち入りの直前には、事前準備として普段佩いている刀の刀身を、竹光から本身に入れ換える描写が見られる。
- 第4話以降からは、酒好きの彼らしく、この際酒しぶきを刀身に浴びせて清めるようになった。
- (この描写は三船主演作品の『荒野の素浪人』で峠九十郎がしばしば行っていたことへのオマージュも込められていると思われる。第12話では彼だけでなく、半兵衛は槍に、兵介は手裏剣に、それぞれ酒しぶきを浴びせた)
- 政吉曰く、蛸が好物であるらしい。第12話で政吉が蛸を出した途端に居眠りから目覚める辺り、その信憑性は高い。
- おそらく、本所方の面々の中で唯一の結婚経験者。
- 愛妻・加恵とは仲睦まじい夫婦生活を送っていたが、彼の苛烈なまでの捜査活動に対する報復として襲撃を受けた際、誤って自ら彼女を斬ってしまった。
- 彼が普段竹光を持っているのは、剣曰く、この事が原因(第16話)
- 金丸半兵衛(かなまる はんべえ)
- 本所方同心。本所方の勘定役も兼任しており、自ら「本所方の主」とうそぶいている。
- 剣・伝十郎・兵介からは「半さん」、紫乃からは「半兵衛さん」、見習い達からは「金丸さん」と呼ばれている。
- 職務柄か生来の性格なのか、とにかく金に細かい。
- 本所方屯所にいる際はほとんど帳簿をにらみながら算盤を弾いており、兵助とは、毎日のように金を貸せ貸さないで問答を繰り返している。
- 記憶力に優れており、第14話では捜査資料を探しているさぶや純に対して、その在り処に関して正確な指示を与えた上、内容を諳んじてさえ見せた。
- 剣もその記憶力を頼りにしていて、第15話では20年前の伴天連盗賊の手配書について彼に質問をし、彼もまた澱みなく答えを返していた。
- 第5話冒頭で「久しぶりに歯応えのある敵ですね」と嬉々として述べている事から、飄然たる雰囲気に似合わず、闘争を好み、強力な敵と闘う事に喜びを見出す性格を持ち合わせている事が伺える。
- そんな彼の特技は、味覚・嗅覚が鋭く、薬学関係に造詣が深い事。
- 愛想の良さ、親しみやすい風貌から聞き込みや潜入捜査も得意。
- 第4話ではそれらの特技を縦横に駆使し、八万両強奪事件の解決の糸口を掴んだ。
- 戦闘に際しては、組み立て式の仕掛け短槍で闘うが、刀も時々使い、場合に応じては短槍との同時使用(第13話)も行い、体術での投げ技も併用する(第20話)
- 腕自体はなかなかのものだが、どうも今一つ危なっかしい部分があり、斬り合いの際に時々危機に陥ったりもする。
- 討ち入りの際にかける襷は、黒い細紐(兵助と共通のものと思われる)。また、兵助と同じく両手に黒い手甲を着ける。
- 女性アレルギーの気があるようで、女郎にしなだれかかられた際にくしゃみを連発していた(第8話)。
- 人情に厚く心優しい面も持ち合わせており、第10話においての万三や新吉に対する接し方から、それが垣間見える。
- 「よさく」と言う伝書鳩を飼っている(第20話)
- 間 兵助(はざま ひょうすけ)
- 本所方同心。
- 剣・半兵衛からは「兵さん」、見習い達や紫乃からは「間さん」と呼ばれている。
- とにかく女が大好きで、本所方屯所にいない時はほとんど女郎屋にいるくらいだが、買うのはほとんど馴染みのおひでである。
- 連日の女郎屋通いのせいで、いつも金に困っており、半兵衛を拝み倒して給金の前借りを繰り返している。
- しかし、支出の多さゆえそれでも追いつかず、今ではツケでおひでを買っている始末で、毎日のようにおひでに「金払え!」と言われて追いかけ回されている。
- 本所方屯所にまで押しかけられる事も珍しくないため、この二人、今ではほとんど本所方公認の仲である。
- そこを見込まれ、敵地の偵察のカモフラージュとして、「夫婦」と言う触れ込みで二人揃って旅行に出た事もある(第5話)。
- 特技は黒色火薬の製造技術を持ち、またその扱いに長けている事。
- 戦闘での使用(手投げ弾や手製の大筒[バズーカ砲])がその主な用途であるが、それ以外にも本所方扱いの事件の解決に一役買ったり(酒徳利に仕込んだ閃光弾・第4話)、悪人達を屋敷ごとまとめて爆殺したり(第1話、第10話)、あれこれと役立っているようだ。
- 火薬を用いて以外では、片手持ちの刀で斬り付ける(順手でも逆手でも使うが、逆手の方が多い)、素手で拳撃を見舞う、体術で投げ飛ばす、手裏剣を投げ付けるなどあの手この手で器用に闘うが、半兵衛同様どこか危なっかしいところがある。
- 第1話では半兵衛と代わる代わる危機に陥り、そのたびに互いを助け合っては「一つ貸しな」「これで帳消し」などと言い合っていた。
- からくりにも詳しいようだが、第6話での佐之介のからくり火薬玉(時限爆弾)には歯が立たず、結局解体には失敗してしまった。
- さらに薬学関係の知識も持っているようで、第10話では敵の見張り役を騙して睡眠薬入りの寿司を食わせ、無力化させていた。
- 知識ばかりでなく、忍者顔負けの体術をも持ち、それを活かして捜査対象の邸などへ忍び込んだりもする(第13話)
- 討ち入りの際にかける襷は、黒い細紐。半兵衛と共通のものと思われる。
- (第12話~第20話では白地に紅色の模様の入った長布を使っていた)
- また、半兵衛と同じく両手に黒い手甲を着ける。
- 覗き趣味も持っており、ツケのカタにおひでのいる女郎屋で下男代わりにこき使われる羽目になった際、障子を覗き穴だらけにして、おひでに呆れられていた。
- なお、第21話では「風邪をひいた」との触れ込みで、冒頭に少し顔を出しただけで事実上休業していた。
- 橘 紫乃(たちばな しの)
- 本所方の面々の衣食住の面倒を見ている女性。
- 剣からは「紫乃さん」と呼ばれている。
- 本所方にあっては紅一点の美女で、見習三人組曰く「掃き溜めに鶴」。
- 江戸の牙の構成員としても紅一点。
- 女性にしかできない類の捜査を時折担当するのみで、戦闘には基本的に参加しないが、武芸の腕もかなりのもので、いざ戦闘となれば、逆手持ちの短刀を武器に果敢に闘う。
- 第1話で、過去剣に恩義を受けた、と話している。江戸の牙への参加志願の直接の動機は、それに対する「御恩返し」なのだが、その「恩義」の詳細内容は不明。
[編集] 「江戸の牙」以外の本所方
- 見習い同心たち
- 第1話にて軍兵衛の差配で本所方に配属された見習同心。
- 配属時にそれぞれ本名を名乗りはしたのだが、半兵衛に勝手に略称を付けられ、以来略称でしか呼ばれなくなった(ナレーションでも略称で呼ばれている)。
- 他の面々は皆、彼らを略称で呼び捨てるが、紫乃のみは略称に「さん」付けをして呼びかけている。
- ずっと呼ばれ通したせいで慣れてしまったのか、彼ら自身も互いを略称で呼び合っているようだ(第14話のさぶの台詞より)。
- 職務に対する意欲は人並み以上に持ち合わせている(犯罪捜査に関してのみ)のだが、経験不足から毎回揃ってドジを踏み、そのたびに伝十郎に助けられている。
- ただ、先輩・上役達から毎度馬鹿にされつつも、見習いの苦労を経て彼らなりに成長はしている様で、以下の事柄からそれを伺い知る事ができる。
- 深手を負っているにも関わらず、自らを顧みずに義父の敵討ちに拘る新吉を、さりげなく本所方屯所に置き去りにした(第10話)
- 第14話では、三人揃って本所方の上役達に混じって馬鹿騒ぎをしており、少しずつではあるが本所方の空気に染まってきているようだ。
- 勢い任せの感は多分にあるが、そこらの浪人者なら無傷で倒せる程度には腕も立つ。
- 本所方の真の顔、「江戸の牙」の存在は知らされていない。
- だが、第20話で起こった以下の事柄から、彼らも薄々本所方の上役達が「江戸の牙」である事に気付き始めているものと思われる。
- お島の身代わりになった紫乃が、長崎奉行(同話での悪役)の屋敷に連れ込まれたのを見届けている
- 1の直後、上役達全員が坂田やお島ごと本所方屯所からいなくなったばかりか、三人揃って十手を置いていった(置き忘れならともかく、ご丁寧に三宝に三丁揃えて)のを発見している
- 長崎奉行がその夜の内に、江戸の牙に抹殺されている
- 本所方が追っていたかどわかし事件が、3によって全面解決している
- 4に加えて、坂田やお島の仇討ちまでもが、やはり3によってまとめて解決している
- 何故かこの3人だけ、出演者紹介の際役名が紹介されない(エンディングでゲストなどの役名は文字で紹介、オープニングでこの3人以外の役名はナレーションでわかる)。
-
- 純(中山純之進)(~17話)
- 美形だが、口数が多くないせいかあまり目立たない。
- 第17話にて、先輩の速水を助けようとして、吟味方与力・矢崎に斬られ、何とか本所方屯所まで辿り着いたものの、直後に絶命した。
- その際、速水から聞かされた剣達の正体を彼ら自身に告げ、過去を詫びようとしたのだが、果たせずに終わった。
- 本人曰く、第14話の時点では女性経験がなかったらしい。
- さぶ(いそげ さぶいちろう)
- 三人の中では最も熱く、行動派で口数も圧倒的に多いため、一番目立つ。
- 必然的に、三人の中ではリーダー格的位置にいるようだ。
- ただ、目立つ分だけしくじりもクローズアップされる場合が多く、拷問を受けた挙句に爆殺されかかったり(第6話)女軍団の千草にあっさりのされた上、急所蹴りまで食らって悶絶したり(第14話)と、およそろくな目にあっていない。
- げん(やづくり げんのすけ)
- 口数が少ないせいで、さぶに出番を食われて一番目立たない。
[編集] その他の準レギュラー
- おひで:吉田日出子(第1話~6話、第8話~9話、第12話~13話、第15話~17話)
- 兵助の馴染み…と言うより、事実上同棲関係にある女郎。
- 兵介が「江戸の牙」構成員である事は知らない。
- 勘定を溜めてばかりの兵助を、毎日のように追い掛け回している。
- にも関わらず、何らかの形で金が支払われた途端、懲りずに兵助に向かって「また来てね~」と念押ししたりする。
- 兵助もまたそれに二つ返事で応じる辺り、結構これで惚れ合っているのかも知れない。
- (実際第16話においては、そのように思える会話を交わしている)
- 第5話の兵介との会話によれば、「一回分」の料金は「まけて50文」との事。
- ではあるが、彼女の気分によってはタダになる、らしい(第13話)。
- 朝比奈軍兵衛(あさひな ぐんべえ):三船敏郎(1話、17話、26話)
- 五千石の直参旗本で役職は大番頭(おおばんがしら)。
- 剣からは「御前」と呼ばれており、その信奉も篤い。
- 乱れる幕政と世情を憂い、極秘に「江戸の牙」を設立。剣を統率役に任命する。
- 江戸の牙の活動については、ほとんど剣に任せきりのようだが、ごくまれに直接剣に指令を下す事もあるようだ(第17話)
- 朝比奈雪(あさひな ゆき):竹下景子(1話、17話、26話)
- 軍兵衛の娘。
- 剣は「雪さん」と呼ぶ。
- 第1話で剣に「まだお一人ですか」と問う辺りから、剣とは第1話以前からの旧知である事、そして剣に想いを寄せている事が伺える。
- 岡村(おかむら):岡部正純(4話、9話~11話、16話)
- 町奉行所の同心。剣たち本所方を見下しており、度々非協力的で横柄な態度をとる。
- 「江戸の牙」の存在については全く知らない。
- 咲良子(さくらこ):山村葉子(14話・20話~23話)
- 甲州武田家の姫君。武田信玄から十五代目の子孫にあたる。
- 甲州の隠れ里で武田家残党の女人族を率いていたが、第14話で甲府勤番支配の襲撃に遭ったのを機に、剣の説得に応じて、女人族を解散した。
- 各人各様に市井に紛れたようだが、彼女自身は剣に口利きしてもらい、お咲(おさき)と名を変え江戸で小料理屋「咲良」を始めた。
- この小料理屋、他に従業員の姿もなく、どうやら彼女一人で切り回しているようだが、料理の腕にも商才にも恵まれたものか結構な繁盛振りで、当然ながら本所方の面々もよく入り浸っている(第20話)
- 第21話がちょうど誕生日だったようで、旅先の半兵衛・兵介を除いた本所方の面々は、「咲良」に集まり彼女の誕生日祝いをしていた。
- 瓦版売り:古今亭志ん太
- ほぼ毎回、江戸の牙の討ち入り後にその活躍を華々しく伝える。いつもは空に舞う瓦版に合わせて売り口上を述べる声だけの出演だが、第15話では顔出しで出演。本人が語るには1枚25文だという。
[編集] 主なゲスト
- 原田隆之介(はらだ りゅうのすけ):藤巻潤(3話)
- 南町奉行所同心。伝十郎の元同僚で、「その腕を競い、互いに切磋琢磨した朋輩」。
- 職務熱心な腕利きの同心であったが、不治の病(ガン)に苦しむ妻・美緒を見かね、その苦痛を和らげるべく阿片を彼女に与えるようになった。
- 阿片の恒久的供給と引き換えに、自ら阿片密売組織の走狗となり、捜査情報の漏洩や暗殺を行っていた。
- 短筒の名手であり、劇中の暗殺時には刀ではなくこちらを用いた。
- 密売組織について伝十郎に問い詰められた際、彼を美緒に引き合わせた上で上記の事情を告白、最後に伝十郎の手にかかって死ぬ事を欲した。
- ためらう彼に短筒を突きつけて水を向け、わざと斬られて望み通りの死を得た。
- 死の直前、最後の力を振り絞って美緒を撃ち、彼女に安楽な死を与えた。
- 杉田平八郎(すぎた へいはちろう):三ツ木清隆(4話)
- 勘定方役人。一見善人風だが、実は出世欲の権化。
- 勘定方筆頭に取り立ててもらうと言う条件で、八万両強奪計画に自ら加担し、重要な役割を果たした。
- 事後、出世を保証する言質をもらって喜んでいたが、その直後、神崎を殺され怒りに燃える剣に「権力亡者」と罵倒された挙句、一合も交わせずあえなく斬り捨てられた。
- 杉田千加(すぎた ちか):斉藤とも子(4話)
- 平八郎の妹で、紫乃の幼馴染。
- 第4話終盤にて、紫乃は平八郎の真実の姿を彼女に語ろうとしたが、剣はそれを止めて平八郎をかばう発言をする事で、彼女の心を救った。
- 神崎(かんざき):高城丈二(4話)
- 火盗改与力。結構強引な捜査を行う傾向にある。
- 八万両強奪事件の捜査中に杉田の騙し討ちに遭い、殺されてしまった。
- 剣とは昔友人関係にあったようだが、詳細は語られないままであった。
- およう:光丘真理(5話)
- 上州松井田宿の名主の娘。
- 宿場を牛耳るやくざ、関守の唐五郎一家を排除できる腕利きを雇うべく、役人・高木真吾(演:原田大二郎)の代理として単身江戸までやって来た。
- 文字通り身体を張った腕試しの末に、剣に白羽の矢を立て、彼に唐五郎抹殺を依頼したのだが、最終的には彼を裏切り唐五郎一家に襲撃させた。
- 密かに慕っていた高木を助けたい一心からの事であったのだが、結局彼は唐五郎に斬られてしまった。
- 佐之介(さのすけ):寺田農(6話)
- 天才肌の花火職人。火薬の扱いだけでなくからくりの扱いにも長けている。
- とある事情から殺人を犯して捕縛されていたが、彼の腕に目を付けた坂田一味によって拉致され、多額の報酬と引き換えにからくり火薬玉(時限爆弾)を作らされていた。
- 人質として共に捕らえられた恋人おみねと一緒に脱走を試みたが失敗し、諸共に殺された。
- 坂田弥之介(さかた やのすけ):睦五郎(6話)
- 「かみそり坂田」と言われる、八丁堀の腕利き同心。
- 出世のために元大目付・蛯名将監と手を組み、江戸市中の連続爆破計画の実現に手を貸したのだが、計画発動直前に剣に刺されて死亡。
- その際、火薬玉の在り処について口を滑らせたため、計画は未然に防がれた。
- お菊(おきく):三林京子(7話)
- 女だてらに聖天(しょうてん)横丁を管理する元締。
- 「前元締の娘」との触れ込みだが、実は捨て子であり、前元締との血のつながりはない。
- それだけに育ての親である前元締に対する想いは深く、聖天横丁が立ち退きになった際は、文字通り身体を張って、それを撤回させようとした。
- 沼沢蔵人(ぬまざわ くらんど):大木実(8話)
- 剣が昔通っていた剣道場「堀内道場」での先輩。
- 剣をして「10年前までは、俺には歯が立たなかった」と言わしめる程の腕を持つ剣士だったが、何らかの事情で道場を破門になってから身を持ち崩し、剣との再会時には河内屋の用心棒をしていた。
- 毒殺事件を機に剣と対立した末、彼との一対一の勝負に敗れ、死亡した。
- 蛇足ではあるが、真剣勝負(=「江戸の牙」としての討ち入り時)の際、ほとんどの場合二刀を使う剣が、彼と対決する際にはあえて一刀で対し、また彼も一刀で応じていた事から、「堀内道場は一刀流の道場であり、剣がここで二刀を教わった可能性は極めて低い」、との仮説が成り立つ。
- 薬研堀の捨松(やげんぼりのすてまつ):火野正平(9話)
- 30両を持参して本所方屯所に押しかけ、同心株を買い求めて本所方の同心になろうとした男。職業は不明。
- 一度は屯所を叩き出されたが、あの手この手で本所方の面々、剣をすらも煙に巻いた末、下働きとして無理矢理本所方に居座った。
- お調子者で腕はからっきしだが、正義感が強く明朗快活な熱血漢。
- 炊事・洗濯・掃除などもてきぱきとこなし、気働きも利くため、下働きとして重宝がられていた。
- しかし、彼の真の目的は、岡っ引きであった父の仇でもある娘殺し事件の下手人を探し出し、仇討ちをする事にあった。
- 最終的に仇敵・佐久間将監を突き止める事には成功したのだが、怒りに任せて無謀にも一人で斬り込みをかけてしまったため、仇を目前にしながら、大勢に囲まれて滅多斬りにされ、駆け付けた剣に看取られて無念の最期を遂げた。
- 本所方の面々にはこれでなかなか好かれていたようで、各人彼に思いを馳せつつ、「江戸の牙」の4人は戸板に乗せた彼の遺体を伴って討ち入りに臨み、彼が屯所を出て行ったと聞かされた見習い達は、悪態混じりながらもそれをしきりに残念がっていた。
- トレードマークは、手製の木造の十手。
- 上記の斬り込みの際、これを「三宝に置いて行った(紫乃の言のみで具体的描写無し)」事で、本所方の面々に対して自らの覚悟を示した。
- 魚河岸の政吉(うおがしのまさきち):せんだみつお(12話)
- 通称「魚政」。本所方に出入りしている棒手振り。
- 本所方の面々と親しげに会話を交わし、一緒になって酒盛りまでしているところから、かなり頻繁に出入りしていると思われる。
- そのせいか大の本所方贔屓であり、彼らの悪口を言う者には、相手構わず喧嘩を売る。
- 困った者を放っておけない、半兵衛曰く「気のいい奴」である。
- だが、そこに付け込まれて殺人の濡れ衣を着せられ、最後は坂崎に斬られてしまった。
- 紫乃に惚れており、剣の説得にも耳を貸さなかった彼が、彼女の言葉に動かされ、自殺を思い止まった。
- 演じるせんだの持ちネタ「ナハ」をやたらと連発する癖を持つ。
- ちなみに、彼の売る蛸の値段は、一匹7文。
- 坂崎(さかざき):小林勝彦(12話)
- 八丁堀の与力。剣とは顔見知りらしい。
- 銀猫一家から袖の下を受け取って、彼らの所業の目こぼし等をしていた汚職役人。
- 町奉行所の職務でたまたま政吉を捕縛し、逃げようとした彼を斬った。
- 事件の経緯に疑問を抱き、銀猫一家を問い質して真相を掴み、口止め料を受け取ったのだが、そこを江戸の牙に踏み込まれ、乱闘の末、政吉の仇とばかり、全員がかりで膾切りにされた。
- 佃の政五郎(つくだのまさごろう):宮口精二(13話)
- 佐渡島への遠島刑を終えて、江戸に舞い戻ってきた老侠客。
- 第13話の時点から15年前に島送りになったのだが、その際熱い茶と温かい言葉をくれた剣に対して、「深え御恩」を感じており、刑を終えてから真っ先に本所方屯所へ、剣を訪ねてやってきた。
- 妻・おしのと娘・おるいに再び会いたいがために江戸にやってきたのだが、おしのは10年前に死亡、おるいは謀殺された婚約者の殺害容疑をかけられ捕縛されてしまっていた。
- 彼はおるいを救うため、身代わりで罪を被ったのだが、隣り合わせの牢に入れられてしまったばかりにおるいに正体を見破られ、手酷く罵倒されてしまう。
- 彼はそれに対し、無言でひたすら涙を流すのみであった。
- 一件が解決した後、剣と、おるいの「お父っつぁん」との呼び掛けに見送られ、あてどない旅の空へと消えていった。
- 島送りになる際、お守りとしておしのにもらった豆草鞋(おるい曰く「おしの草鞋」)を肌身離さず持ち歩いており、それが父娘再会のきっかけとなった。
- 佐七(さしち):河原崎建三(15話)
- 町会所の出納係。
- 建具屋・備中屋の一人息子であったが,20年前伴天連盗賊に両親と使用人を皆殺しにされ、天涯孤独の身となった。
- たまたま夜食の蕎麦を買い出しに行っていたため、町会所での伴天連盗賊の殺戮からただ一人逃れたが、彼らに発見され、斬られて重傷を負ってしまった。
- たまたま逃げ込んだ佃屋の一人娘・おみよに助けられ一命を取り留め、その後彼女の看護で順調に回復していたが、その最中、偶然彼女の父親・佃屋仁兵衛こそが仇敵・伴天連の仁兵衛である事を知ってしまい、激しく苦悩する。
- やがて快復した彼は、おみよから得た情報を元にして、家族と同僚の二重の仇である伴天連盗賊の5人を、仇討ちとばかりに次々と狩り殺していく。
- 最後に残った仁兵衛との対決にも勝ち、仇討ち成就まで後一歩の所まで来たのだが、おみよの懇願と剣の説得により、葛藤の末に仇討ちを諦めた。
- (結局仁兵衛はこの直後、「江戸の牙」としての剣に斬られてしまった)
- 事後、おみよと二人連れで、巡礼の旅に出て行った。
- お銀(おぎん):田島令子(16話)
- 腕利きと評判の、流しの髪結い。
- 育ての親である平戸屋の主人夫婦に強制され、大店の娘のかどわかしに協力させられていた。
- 伝十郎の亡妻・加恵(田島の二役)に瓜二つの容貌をしており、偶然街で彼女を見つけた伝十郎を驚愕させた。
- その際、下駄の鼻緒を挿げてもらったのを皮切りに、何かと助けてもらい、果ては斬り死に寸前にまでなりながらも自分を守った彼に、だんだんと心を開いていった。
- 最終的には平戸屋を裏切り、かどわかした娘達の居所を彼に伝えた。
- 事後、捕縛されて八丈島への島送りになってしまったが、面会に来た伝十郎に対して、涙を流しながら感謝していた。
- 髪結いの技術は、まっとうな仕事に就きたい一心で、平戸屋に頼み込んで身に付けたもの。
- 速水新之助(はやみ しんのすけ):西田健(17話)
- 北町奉行所同心で、純の道場の先輩。
- げんとさぶ曰く「なかなか切れそうな人」「ああいう先輩ならやりがいがある」
- かように、頼もしげな雰囲気を持つ熱血肌の、正義感あふれる好漢。
- それだけに上司である吟味方与力・矢崎や同僚の腐敗が許せず、自分を汚職の道を引き込もうとする矢崎を「虫けら」と罵倒し、激高した彼に斬られてしまった。
- 純は彼を助けようとして、同じく矢崎に斬られたので、ある意味、純の死の原因の一端を作ったとも言える。
- 剣との会話から、彼が「江戸の牙」である事を察していたようで、死の寸前にそれを純に伝えた。
- 坂田源三郎(さかた げんざぶろう):亀石征一郎(20話)
- 隻腕の浪人。兵介・さぶ・げんの言に曰く、「死神のような男」。
- 伝十郎とは、第20話の時点から三年前に、吹上御所で開かれた御前試合で手合わせした事があり、旧知の仲。
- 元は長崎奉行所に勤務しており、商家・長崎屋の養女お藤と近く祝言を挙げる事になっていた。
- しかし、上司の大崎と肥前屋の陰謀に巻き込まれた末、長崎屋を殺されお藤は連れ去られ、自身は短筒で蜂の巣にされた上、断崖から転落させられた。
- 猟師に拾われて一命は取り留めたが右腕を失い、挙句お尋ね者にされてしまう。
- 行方知れずのお藤を探して江戸に流れ着き、探索を続けている内に旧知の伝十郎と再会した。
- 続いて出会ったお藤の双子の妹・お島と共に本所方に身を寄せ、本所方の面々の協力の下、お藤の行方と仇敵の所在を探り出す事に成功する。
- お島ともども江戸の牙の討ち入りに同行し、彼らの支援を受けて見事仇討ちを成就させた。
- 事後、長崎にお島と長崎屋の元使用人・仁吉の三人連れで帰っていった。
- 曰く、中断していた蘭学の勉強を再会し、蘭学者になる、との事。
[編集] スタッフ
- プロデューサー:片岡政義、元村武、木村博人
- 殺陣:安川勝人
- 題字:明石渉
- 音楽:伊部晴美
- 主題歌:「ふたりづれ」
- 制作:テレビ朝日、三船プロダクション
[編集] 放送リスト
回 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | ゲスト |
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1 | 炎上!赤馬を斬れ | 中村勝行 | 池広一夫 | 内田朝雄、岸田森、森次晃嗣、池波志乃、市毛良枝、勝部演之、梅津栄、南城竜也、左とん平 |
2 | 戦慄!蛇目傘の女 | 土橋成男 | 松尾昭典 | 永島暎子、有川博、垂水悟郎、川合伸旺、伊達三郎、宮口二郎、伊沢一郎、幸田宗丸、小倉一郎 |
3 | 阿片!墓標なき男 | 中村勝行 | 松尾昭典 | 藤巻潤、稲葉義男、近藤宏、八名信夫 |
4 | 逆転!八万両の行方 | 中西隆三 | 宮越澄 | 三ツ木清隆、斉藤とも子、菅貫太郎、田口計、人見明、高城丈二 |
5 | 悲壮命買います | 中村勝行 | 池広一夫 | 井上昭文、光丘真理、蟹江敬三、住吉道博、うえだ峻、菅野直行、沖田駿一、原田大二郎 |
6 | 撃滅爆破計画! | 大工原正泰 | 長谷部安春 | 寺田農、真木洋子、田中明夫、睦五郎、黒部進、中田博久、和久井節緒 |
7 | 陰謀!地獄の盛り場 | 櫻井康裕 | 吉川一義 | 三林京子、織本順吉、平泉征、小島三児、十勝花子、江見俊太郎、大木正司、中庸介、北九州男 |
8 | 対決!黒い稲妻 | 土橋成男 | 吉川一義 | 大木実、高橋元太郎、小鹿みき、森山周一郎、村松英子 |
9 | 壮絶!同心志願 | 中村勝行 | 池広一夫 | 火野正平、今井健二、内田稔 |
10 | 妖艶!密室の謎 | 中村勝行 | 池広一夫 | 中島久之、今福将雄、早川絵美、田中浩、五味龍太郎、町田祥子 |
11 | 宿敵!炎の対決 | 山崎巌 松岡志奈 |
杉村六郎 | 林成年、田坂都、原口剛、梅沢昇 |
12 | 純情魚河岸の政 | 中村勝行 | 池広一夫 | せんだみつお、山岡徹也、金井大、小林勝彦、吉田豊明、丘ゆり子 |
13 | 悲哀北から来た男 | 津田幸於 | 池広一夫 | 宮口精二、服部妙子、村田正雄、武知杜代子、外山高士、河村弘二、三角八郎、横山あきお、幸田宗丸 |
14 | 秘境女軍団逆襲す | 松浦健郎 | 吉川一義 | 砂塚英夫、塩沢とき、中山昭二、山村葉子、橘麻紀、角友司郎、荻田晴美、越村公一 |
15 | 遺恨鮮血の伴天連印 | 押川国秋 | 吉川一義 | 河原崎建三、左右田一平、賀田裕子、加藤和夫、山本清、浜田晃、北城真記子、榎木兵衛 |
16 | 慕情嵐を呼ぶ地獄船 | 中村勝行 | 松尾昭典 | 田島令子、近藤宏、新井麗子、吉原正皓、藤山浩二、弘松三郎、讃岐ゆう子、若原初子、松浪志保 |
17 | 見習同心・純白夜に死す | 中村勝行 | 池広一夫 | 西田健、西沢利明、須賀不二男、大林丈史、三夏伸、市村昌治、高田直久、松岡由利子、 |
18 | 渡る世間の鬼を斬る | 土橋成男 | 松尾昭典 | 北條清嗣、伊藤敏孝、秋谷陽子、北町嘉朗、森章二、中原博久、深江章喜 |
19 | 恐怖の人間狩り | 土橋成男 | 松尾昭典 | 荒谷公之、仁和令子、菅野直行、伊達三郎、武藤英司、伊沢一郎、杉江廣太郎、岩城力也、和久井節緒、重盛てる江 |
20 | 悲愁錦絵の女たち | 中西隆三 | 宮越澄 | 三浦真弓、亀石征一郎、宮口二郎、北原義郎、小林重四郎、冷泉公裕、久遠利三、高橋義治、花原照子、大村千吉 |
21 | 生か死!?暁の脱出作戦 | 櫻井康裕 | 吉川一義 | 平凡太郎、榊ひろみ、斉藤浩子、上野山功一、吉田豊明、大木正司、夏海千佳子、中村孝雄、高杉玄、沖田駿一、依田英助 |
22 | 女郎蜘蛛が泣いた | 筒井ともみ | 長谷部安春 | 村松英子、川辺久造、下塚誠、片桐竜次、栗田洋子、小山源喜、木樽研三、佐藤了一、里木佐甫良、吉中六 |
23 | 笑って泣いて長屋の恋の物語 | 櫻井康裕 | 吉川一義 | なべおさみ、永井秀和、瞳順子、早川雄三、八名信夫、外山高士、北城寿太郎、日野道夫 |
24 | 栄光なにするものぞ | |||
25 | 瓦版醜聞を追え! | |||
26 | 死斗男たちの挽歌 | 平田昭彦 |
[編集] 補足
- 第14話「秘境女軍団逆襲す」の中で本所方のメンバーが視聴者に向かって「明けましておめでとうございます」と言うシーンがある。これは放送日の1980年1月1日に合わせたものと思われる。
- 第17話までのオープニングでは1837年当時の警察力の比較で(放送当時の)現代の警官・白バイの行進シーン、上空を飛ぶ航空隊のヘリコプターの映像が織り交ぜていた。
[編集] 関連項目
- 彼氏彼女の事情(アニメ版)
- 芝姫つばさの父・俊春(時代劇ファン)の好きな作品として挙がったことがある。
テレビ朝日系 火曜21時台 | ||
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前番組 | 江戸の牙 | 次番組 |
半七捕物帳 | 鬼平犯科帳 |