箱作駅
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箱作駅(はこつくりえき)は、大阪府阪南市にある南海電気鉄道南海本線の駅。
大阪府が分譲開発している阪南スカイタウンへの最寄駅である。 現在海側駅舎を建設している所は、昔は孝子越え貨物列車の入れ替え(組替え)が行われていた。 一部は現在も残り、保線車輌の留置線(常時ではない)として利用されている。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地平駅。 駅舎と改札口はホームごとに独立しており、ホーム同士の往復は不可能になっている。 便所は改札内にあり、男女別の汲み取り式で各ホームの 難波側に1箇所ずつ設けられている。
2007年2月28日までは、跨線橋でホーム同士が結ばれていたが、2007年3月1日の海側駅舎の完成をもって移動が禁止された。現在は取り壊し工事が行われている。
また、南海本線箱作駅前地区整備事業により、駅前交通広場と駅前小広場、海側改札の新設、駅前の舗装、駅前小広場と山側・海側駅舎を結ぶ立体横断施設の整備が行われた。 両駅舎ともに2枚投入が可能なピンク色の自動改札機が導入されており、海側駅舎では全ての自動改札機がPiTaPaに対応している。また、海側駅舎には定期券の購入機能が省略されたオレンジ色のタッチパネル式の自動券売機が導入されている。
- のりば
- ■ みさき公園・和歌山市方面
- ■ 泉佐野・堺・難波・(泉佐野乗換)関西空港方面
[編集] 利用状況
2004年度の調査結果では、1日あたりの平均乗降客数は4860人。この数字は南海の駅全体では99駅中52位、南海本線の駅(今宮戎・萩ノ茶屋は除外)としては40駅中28位。
[編集] 駅周辺
駅前広場は未舗装の部分があるが、前述の整備事業により改善される。手前の国道を挟んでロータリーがある。 2006年7月現在は、駅前に歩道橋が、駅舎を超えて、海側に出ると見られている。 京阪神有数の海水浴場である箱作海水浴場(ぴちぴちビーチ)は、駅の西方にある。
[編集] バス連絡
[編集] 南海ウイングバス南部
- 阪南スカイタウン線
- [1]箱作駅前~阪南スカイタウン内~箱作駅前
[編集] 阪南市コミュニティバス
- 桃の木台・万葉台コース
- いずみが丘・箱の浦コース
[編集] 歴史
- 1898年(明治31年)10月22日 南海鉄道の駅として開業。
- 1944年(昭和19年)6月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
- 2007年(平成19年)3月1日 海側駅舎開業、跨線橋利用停止。
[編集] 隣の駅
箱作~淡輪間に新駅箱の浦駅の設置計画があった。