浜寺公園駅
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浜寺公園駅(はまでらこうえんえき)は、大阪府堺市西区浜寺公園町二丁目にある南海本線の駅。
駅舎は1998年に国の登録有形文化財に登録されている。第1回近畿の駅百選選定駅。
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[編集] この駅からの接続路線
[編集] 駅構造
待避設備を備えた2面4線のホームを持つ地平駅。 3・4番線ホーム(難波方面行)側に駅舎がある。4番線は難波側の切り欠き部にあり、元々はこの駅で折り返す列車が使用していたが、現在は待避線となっている。4番ホームの反対側には5番線があった形跡が残されている。反対側の1・2番ホーム(和歌山市方面行)は島式ホームで、地下道によって連絡している。また、駅舎の反対側(線路の東側)にも改札口があり、1・2番ホームと構内踏切によって繋がっている。便所は改札内にあり、水洗式。
渡り線がないため当駅では列車の折り返しはできない。かつては難波方に渡り線があったが撤去され、当駅折り返し列車の設定はなくなった。
- のりば
- ■ 岸和田・泉佐野・和歌山市・(空港線)関西空港方面(待避線)
- ■ 岸和田・泉佐野・和歌山市・(空港線)関西空港方面(本線)
- ■ 堺・新今宮・難波方面(本線)
- ■ 堺・新今宮・難波方面(待避線)
[編集] 駅舎
駅舎は現在の駅名に改められた時から現存するもので、2007年には建造から100年目となる私鉄最古のもの。辰野金吾設計の木造平屋建ての洋風駅舎である。柱や梁を表に現したハーフティンバー様式で造られている。駅舎正面向かって右側にあるかつての待合室は現在「浜寺ステーションギャラリー」として使われ、左側は事務室となっている。
[編集] 利用状況
2004年度の調査結果では、1日あたりの平均乗降客数は4716人。この数字は南海の駅全体では99駅中53位、南海本線の駅(今宮戎・萩ノ茶屋は除外)としては40駅中29位。
[編集] 駅周辺
大阪府下屈指の高級住宅地として名高い。よって泉州地方にありながら阪神間の住宅地とよく似た雰囲気を持ち、数寄屋造りの豪邸やスペイン風の洋館など豪壮な邸宅が並ぶ閑静な街並みである。
[編集] 歴史
- 1897年(明治30年)10月1日 南海鉄道の浜寺駅として開業。
- 1907年(明治40年) 現在の駅舎に建て替えられ、8月20日浜寺公園駅と改称。
- 1944年(昭和19年)6月1日 戦時統合による会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1946年(昭和21年)頃 急行通過駅になる。
- 1947年(昭和22年)6月1日 近畿日本鉄道から南海電気鉄道の分離による路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
[編集] 高架化の問題
前述の通り、隣の諏訪ノ森駅の西側駅舎と共に、駅舎が国の登録文化財建築物に登録されているが、堺市が予定している連続立体交差事業による鉄道の高架化で駅舎が撤去・解体される可能性もある。この問題は未だ議論中である。