系統番号 (バス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
系統番号(けいとうばんごう)は、バスの路線に応じて付けられている、乗客がバスに乗る時に区別として利用される案内の一つである。方向幕やバス停留所などに付けられていることが多い。
バス事業者によっては、同じ目的で行先番号を用いている((4)項を参照)。
なお、一部のバス事業者では系統番号を使用せず、行先や経由地のみでバス路線を案内している。
目次 |
[編集] 表示方式の例
- 途中停留所折り返し便や、経由地が一部異なるなどがある場合は以下の方法を採る。
- 使用例
- 東42甲
- 都01折返
- X235
- 吉61-1
- 臨33
- 系統番号などが1桁の場合の対応
- 1系統などとする。(以下では、「頭に0を付けない」と表記する)
- 01系統などとする。(以下では、「頭に0を付ける」と表記する)
[編集] (1)数字のみ
[編集] 主な使用事業者
- 頭に0を付けない
- 頭に0を付ける
- 1桁なし
[編集] 使用例
- 1系統
- 01系統
- 1A系統(主に1系統の途中折返し便や、経由地が一部異なる場合に用いられる)
[編集] (2)起点や主な経由地及び終点などの停留所の頭の1文字程度+数字
東京都内をはじめとする首都圏での導入が多い。
[編集] 主な使用事業者
- 頭に0を付けない
- 頭に0を付ける
[編集] 使用例
- 錦11系統
- 黒01系統
- 川01系統
- 横51系統
- 文1系統
[編集] (3)地域や形態などを示す記号・文字など+数字
[編集] 主な使用事業者
- 頭に0を付けない
- 京浜急行バス、相模鉄道、名古屋市交通局、京都市交通局など
- 頭に0を付ける
- 東京都交通局、国際興業、JRバス北海道など
[編集] 使用例
- 都01系統
- RH01系統
- 学01系統
- 浜1系統
- 循1系統
- 幹名駅1系統
- 栄26系統
※熊本都市圏では民間・公営4社が共通で漢字+数字の系統番号を振っているが、漢字の部分に関しては(2)と(3)が混用されている。
[編集] (4)経由+終点に番号を付ける
[編集] 使用事業者
- 岡山電気軌道
[編集] 使用例
- 1 天満屋・柳川西経由岡山駅行
- 3 岡山駅・柳川西経由天満屋行
- 7 天満屋・田町経由 岡山駅行
※岡電でも、終点に関係なく系統自体に番号を付ける(1)方式を採用する路線もあり、(4)と混用されている。