緑地公園駅
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緑地公園駅(りょくちこうえんえき)は、大阪府豊中市にある北大阪急行電鉄南北線の駅。駅番号はM10。
北大阪急行電鉄が開業した当時から準備工事がなされており、駅構造物は出来上がっていたが、実際に開業したのは1975年となった。この経緯は#歴史を参照。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線の駅。
掘割状になっており、プラットホームの屋根の上は新御堂筋の北行き・南行きの道路になっている。改札口は南口と西口がある。南口は、上下両プラットホームを結ぶ地下道にあり、新御堂筋の道路面からは2階層下になる。西口は上りホーム側に設けられており、駅西側のビルに直結している。西口は時間限定。なお、駅前後では新御堂筋の北行き・南行きの道路が線路を挟む形になっている。
「緑地」を意識したせいか、駅の壁は薄緑色に塗装されている。
[編集] のりば
- ■ 江坂・大阪市営地下鉄御堂筋線(大阪市内・なかもず)方面行き
- ■ 千里中央行き
[編集] 駅周辺
[編集] バス
※64番は平日のみ、91番は土曜・休日のみ運行
[編集] 利用状況
2004年の1日平均の利用客は約34,166人である(出典:大阪府統計年鑑)
[編集] 歴史
北大阪急行線を建設するまでの経緯で大阪市と阪急電鉄は経営主体をどちらにするかで揉め、結局北大阪急行電鉄という別会社が設立される事になる。それ以外に当時ニュータウン内に鉄道路線を建設する場合は国から建設費の補助金を受けられたが、その補助の対象となる区間が問題となった。
この際に補助の条件となっていたのは、「ニュータウン内と、そこから外れた一区間のみ補助の対象とする」事であった。北大阪急行線内で千里ニュータウンエリアに含まれるのは、桃山台駅~千里中央駅間のみであり、緑地公園駅を開業当初から開設してしまうと、緑地公園駅~江坂駅間は補助対象外となってしまうため、わざと緑地公園駅を開業当初から開設させなかったのである。
ただいつでも開設できるように現在の場所に「準備工事」だけは成されていて、予定通り沿線人口が増えたこともあり開業の運びとなったのである。