聖マンゴ魔法疾患傷害病院
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聖マンゴ魔法疾患障害病院(せいまんごまほうしっかんしょうがいびょういん、St. Mungo's Hospital for Magical Maladies and Injuries)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する架空の病院である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場巻
舞台として出てきたのは5巻から。
[編集] 概要
魔法による疾病、怪我、傷害の治療を行う機関であり、やや特殊な性質を持つものの、総合病院のようなものと考えて差し支えないだろう。治療の専門家は癒者(ヒーラー)と呼ばれ(Heal=癒す)、マグル界の医者のように「人間を切り刻む」ことはない(余談だが、魔法界育ちの者はマグルの外科療法を全く信頼していない傾向がある)。
場所は、「ロンドンの中心部にある駅」から程近いデパート「パージ・アンド・ダウズ商会」の中にある(尚、マッド・アイ・ムーディによれば、「ダイアゴン横丁には十分な広さがなく、また魔法省のように地下に潜らせるわけにもいかず、格好の場所を探すには苦労した」らしい)。マグルが入らないよう、年中「改装中」の札が掛かっている。
デパートのショーウインドーの中でも殊更醜いマネキンが飾られているショーウィンドーが入り口になっていて、マネキンに向かって用件を話すとマネキンが合図するので、それに従ってショーウィンドーのガラスを突き抜けて中に入る。中は受付のようになっていて、院内を案内するデスクもある(総合病院のロビーのような場所だと思われる)。
2巻で(というよりそれ以降継続して)ギルデロイ・ロックハートが、5巻でアーサー・ウィーズリー、ミネルバ・マクゴナガル、ニンファドーラ・トンクスが、6巻でケイティ・ベルがそれぞれ入院している。また、登場自体は5巻だが、ハリー達が1歳の頃からネビル・ロングボトムの両親が継続して入院している。
[編集] 構成
- 1階 - 物品性事故 (大鍋爆発、杖逆噴射、箒衝突など)
- 2階 - 生物性傷害 (噛み傷、刺し傷、火傷、とげ埋め込みなど)
- 3階 - 魔クテリア(バクテリア)性疾患 (感染症、消滅症、巻き黴など)
- 4階 - 薬剤・植物性中毒 (湿疹、嘔吐、抑制不能クスクス笑いなど)
- 5階 - 呪文性損傷 (解除不能性呪い、呪詛、不適正使用呪文など)
- 6階 - 外来者喫茶室・売店
5階には長期療養の病棟(隔離病棟)もあり、自分の魔法で記憶を失ったロックハートや、死喰い人に拷問されて正気を失ったロングボトム夫妻が入院している。
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