葉千栄
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葉 千栄（よう せんえい、イエ・チエンロン、1957年 - ）は、中国上海市出身の元俳優、大学教授、ジャーナリスト。東海大学総合教育センター教授。
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[編集] 略歴
1957年上海生まれ。
1985年来日。
1992年より早稲田大学大学院政治研究科に在籍、修士課程修了。 この間、香港の政治経済誌『亜洲週刊』日本特派員をつとめる。
現在、東海大学教授として、中国現代社会・文化の教鞭をとるかたわら、 日中関係、中国経済を鋭く分析するジャーナリストとして、執筆･講演をこなす。
「朝まで生テレビ」「たけしのTVタックル」「ニュース23」「みのもんたの朝ズバッ!」など、 TV番組のゲスト出演も多く、また自身がキャスターをつとめる番組で、 『アジアの今』を伝えるキャスターとしても活躍中。
[編集] 人物像
- 文化大革命を本国で経験
- 発想が柔軟であり、相手の思想を問わず、円滑な議論が出来る。
- 感情が高まるとやや押しが強くなるが、相手が激してくるとさっと後ろにひいて、ニコっと笑う。
- 田原総一郎のスタイルと一見似ているが、田原と違って人の話をちゃんと聞くので多くの人と対話が出来る。
- キャスターを務める朝日ニュースター『ニュースの深層』（木曜日）では、山崎拓、小沢一郎、鳩山由紀夫、石破茂、麻生太郎、亀井静香などの政治家、田岡俊次や森田実などのジャーナリスト、姜尚中、宮台真司、高橋哲哉、小此木政夫などの学者陣と幅広いゲストを呼んでいる。また岡崎久彦など一見右寄りの人たちも数多く出ており、そういう思想の異なる人たちとも会話が成立するのがこの人の強みである。相手から思わぬ言葉やスクープを引き出すことも多く、インタビュアーとしてもかなりの達人であるる。
- 朝まで生テレビにおいて、他の中国の学者や姜尚中の発言を優しく戒め抑えたことがある。怒号や罵声などで相手の発言を封じるのではなく、冷静に相手を諭すことができるのはあの番組の出演者としては珍しい。
- 小泉チルドレンが大量当選した衆議院議員選挙直前、担当番組の『ニュースの深層』において、「私も投票に行ってきます。」との発言をしており、日本での投票権があると解されるため、現在は日本国籍を取得していることが推測される。(中国では二重国籍が許されていない)
[編集] 主張
- 現在の北朝鮮は文革時の中国と同じであるとの持論を持つ。
- 朝日ニュースター「パックインジャーナル」番組終了間際、突然、ほとんど知られていない日中外交の要人同士の交渉について裏側を話し始めた。愛川欽也は「葉さんが勝手に言っていること」と打ち消して流そうとしたが、葉は珍しく自分の意見を押し通そうとし、愛川は「ハイハイ」という態度で黙殺し、そのまま番組が終わった事がある。同番組がタブーのない構成を主張している割にその時の愛川の態度は過敏であり、やや違和感が残るものであった。その時葉の話した内容は、その時点ではどこでも報道されていなかったが、後日、多くの日本のメディアが葉が番組で述べたことを事実と報道する。
- いわゆる陰謀史観論者ではない。舞台裏や交渉裏に関する情報を話の切り口にするため、その発言の多くが陰謀論と取られがちであるが、実際は異なる。論理的な展開に加えて、何でも大げさに表現する中国大陸独特のユーモアが、議論の場に和やかさと笑いをもたらす事が多い。綿密な思考と、右翼でも左翼でも誰とでも対話する懐の深さが同居しているためである。
[編集] 発言の要点
- 中国の要人と日本の政治家・官僚が、何月何日にどこの場所で会ったということをよく知っている。番組に出演した政治家は、それについて否定も肯定もせず、お茶を濁してしまうことが多いが、後になって葉の述べた事実が日本のメディアで報道されることが多い。
- 発言の内容が、その時点では本人しか知りえない話であったり、儀礼上・表には出ない外交上の非公式なやりとりであることが主であるため、突飛や奇想天外な発言に受け取られてしまう事も多いが、葉の発言を裏付けるような事象が後日明らかになったり、実際に起こる事が多い。
[編集] 出演
◆キャスターとして出演中の番組
◆よく出演する番組
◆過去の主な出演番組
- 「たけしのTVタックル」
- 「Log in TOKYO」「東京自由時間」「夜更かしカフェ」「葉千栄のアジア電視台」
（東京MXテレビ）
[編集] 著書
- 『中国が知りたい』 （1994 KKベストセラーズ）
- 『日本経済の意見･卓見』共著 （1996 日本実業出版社）
- 『大中国はどうなる』共著 （1996 文藝春秋社）
- 『そして中国は変わった』 （1998 KKベストセラーズ）
- 『リアル･チャイナ！～中国はどこへ向かっているのか』
（2003 ダイヤモンド社）
[編集] 外部リンク
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