虎バン
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虎バンは2003年3月から朝日放送(ABCテレビ)大阪地区ローカルで、毎週日曜日深夜=月曜未明の0:40-1:10(を基本。2006年3月までは原則0:25-0:55)に放映されている阪神タイガースを題材にした番組である。
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[編集] 概要
元々ABCでは、毎週月曜日から金曜日まで、ニュースステーションとナイトinナイト(月~木曜。金曜は探偵!ナイトスクープ)の間の5分間に、「阪神情報」としてその日の阪神の試合結果をダイジェストで放送していた。だが、阪神の低迷もあり、後に近鉄の試合結果も扱った「阪神・近鉄情報」として鞍替えしたものの、スポンサー(タチカワブラインド)の手前、「負け続けてつまらないから」打ち切った経緯がある(余談だが、この時間の枠は後に、毎週1人に50万円が当たる「ナイトQ」→「環境キャンペーンガラスの地球を救え!」に変わり、2001年から現在の世界の車窓からが放送されている)。
その後、阪神が一時期の低迷を脱して強くなってきたことや、よみうりテレビの「週刊トラトラタイガース」に倣って、阪神戦中継を積極的に行っているABCの社内から「自社でも阪神を題材にした番組を作ろう」という声があがり、放送されるようになった。
放送時間は「週刊トラトラ…」と被らないよう「週刊トラトラ…」より30分早く放送し(実際はナイター中継延長などで被ることも時々あった)、また、照明を落としてわざと暗くしたセットの中で放送し、特集ではドキュメンタリーぽい作りにするなど"硬派な"番組構成で差別化を図った。
番組は、シーズン中は基本的に
- 阪神タイガースの直近1週間の動きを判りやすく映像で振り返る
- その週の特に注目すべき試合から勝敗の分岐点になったシーンを、ABC野球解説者(リストはスーパーベースボール・解説者の項掲載)、並びに広澤克実(2006年度まで)、星野仙一シニアディレクターといったコメンテーター各氏が週代わりで分析
- 特集として、一選手にスポットを当ててインタビュー
の3つのコーナーで放送される。
シーズンオフは、時々放送休止となる週がある。
CS放送のスカイ・Aでも数日遅れで放送されているが、広澤、星野といったABCの解説者ではないコメンテーターが出演した週は権利関係から、またFIFAワールドカップやオリンピックなどのスポーツ大会の放送も含めて放送休止となり、その時間帯はゴルフ関連など代替番組が放送される。(ただし、2006年4月9日放送分は広澤が出演していたため当初はいつも通りに休止の予定であったが、直前に金本知憲選手がフルイニング出場世界新記録を達成したため視聴者からの多大な要望により特例として急遽放映された。)
また金本知憲選手とのコラボレーションにより、金本選手がホームランを打つごとに熱海の旅館への家族旅行(最大4名まで。金本選手がポケットマネーで提供)と金本選手愛用マイナスイオンブレスレットのセットを、更にダブルチャンスとして金本選手愛用品をプレゼントする企画も行われている。ただ、金本本人によると、2006年も同様の企画を実施するが、「2006年はもっと凄いモノになる」と意味深なコメントを残している。そして2007年はハワイ旅行プレゼント(甲子園主催試合でホームランを打った場合に1本につき1家族招待)を行う
2005年11月6日は、深夜1時以後メンテナンスのため放送休止になることもあったが、同日、御堂筋優勝祝賀パレードが行われることから、18:56(通常旅の香りの放送時間)から生スペシャルが放映された。
2006年6月は変則放送となった。これは4日=5日未明が放送機器メンテナンス(全国の放送局をつなぐ回線をマイクロウェーブから光ファイバーに切り替える工事)のため1:05から放送休止となったこと、また11日=12日未明と19日=20日未明にはワールドカップサッカー選手権の中継が行われたため、定時放送は3回休止されたが、その代わりとして6月18日12:55-13:55に交流戦総集編スペシャルを行った。
番組テーマ曲は、日本テレビ系ドラマ『蘇える金狼』オリジナルサウンドトラックからの流用。
[編集] 出演者
レギュラー出演者は全てABCアナウンサー
[編集] 過去
[編集] スタッフ
- 構成 : 鹿島我
- 音楽演出 : 石川一宏(東京サウンドプロダクション)
- オープニングCG : nob
- SW (スイッチャー) : 中西哲夫
- VE (ビデオエンジニア) : 桃井泰典
- CAM (カメラマン) : 吉岡利晃、西良美和、蓑田圭司
- MIX (ミキサー) : 網島一敏
- 音声 : 井上典子
- 照明 : 鈴木康司
- VTR : 平田正信
- ENG : 中辻大介、鳥居信吾、小倉恵介、酒井慎一、西山雅裕、谷口友秀、中浜隆
- EED (ビデオ編集) : 西浜照英、片山一晶、西田堅一
- MA : 林公貴
- 音効 : 伊藤大輔(東京サウンドプロダクション)
- スタジオ音効:清水幸治
- 美術 : 口井雅弘
- TK (タイムキーパー) : 東野未有希
- 編成 : 田中彰、平岩和之
- 番組宣伝 : 沢野井信宏
- HP : 黒川幸子、今井理英
- モバイル : 篠崎純一
- EC : 大西浩司、山口稔
- ディレクター : 中村大輔、中澤寛、白井良平、菊操、三橋秀登
- プロデューサー : 本田幹雄
- 制作 : 山田裕之
- 映像提供 : テレビ朝日、メ~テレ、広島ホームテレビ、北海道テレビ、東日本放送、九州朝日放送
- 協力 : 阪神タイガース、日刊スポーツ、AVISS、サンズ
- 制作協力 :カガミ(旧・各務プロダクション)、東通、アイネックス、IMPACT、オフィスべんけい、TSP、Winds、クラフト、グリーン・アート、ビーム、ジー・マックス、新光企画、OFFICE U
[編集] ラジオ番組「虎バン主義」
- 2006年度は10月に2回(14日、28日)、2007年2-3月の8回(2月3日から3月24日予定)土曜18:00-18:30に「木戸克彦 だからやっぱりタイガース」として放送される。木戸が2006年のタイガースを振り返りつつ2007年シーズンへ向けた課題を述べた。
[編集] その他の「虎バン主義」キャンペーン企画
- ABCでは全社を挙げて阪神タイガースを応援する企画「虎バン主義」キャンペーンを同番組が始まった2003年から始めており、道上洋三アナウンサーや元朝日放送の宮根誠司ら、タイガースファンの著名人がメンバーとなって応援団を結成し、様々なファン参加型の企画を展開している。
[編集] 虎バン主義・プレミアムタイガースキャンペーン
- ※応募の際はキーワードが必要。抽選で1名に進呈
[編集] 2006年度
- 4月 福本豊の出前生解説 福本が一般公募で選ばれた視聴者の自宅を訪ねてタイガースの試合を視聴者のために生で解説する試み(キーワード:(不明))
- 5月 タイガースサンデープレミアムチケット 6-10月の阪神甲子園球場での主催試合のうち、日曜日に開催される試合を全て観戦できるチケットをプレゼントする。1試合につき4枚(キーワード:キャプテン柴田)
- 6月 福本豊のスーパー出前生解説プラス生実況 4月に行った出前生解説に、朝日放送のスポーツアナウンサーの実況を交えたヴァージョンアップ版(キーワード:出前解説はABC)
- 7月 ここで決まる!バンザイチケット 9月26-28日に開催予定の対広島戦=甲子園の各試合4枚ずつのチケット(キーワード:野球はABC)
- 8月 福本豊のスーパー出前生解説プラス生実況(6月に内容同じ キーワード:あきらめない)
[編集] 2007年度
この「虎バン」は、まだ完結していない作品や番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。 |
- 4月 福本豊の出前生解説、またはタイガースサンデープレミアムチケット(5-9月の甲子園主催試合のうち日曜日開催分全試合を観戦できるチケットを1試合につき4枚プレゼント)のいずれかを選べる(キーワード:ABCは虎バン主義)
[編集] 関連項目
- スーパーベースボール(大阪ローカルの阪神戦中継で「虎バン主義」をテーマに掲げている)
- 矢野輝弘のどーんと来い!!
- 週刊トラトラタイガース
- 亀ちゃんのタイガースに檄!(毎日放送系のGAORAで放送されている番組)
- GET SPORTS(関東広域圏すなわちテレビ朝日で同時間帯に放送されている番組)
[編集] 外部リンク
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