西尾駅
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西尾駅(にしおえき)は、愛知県西尾市住吉町にある、名鉄西尾線の駅である。
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[編集] 駅構造
[編集] 概要
島式1面2線ホームの高架駅。有人駅。駅窓口や改札口は2階、ホームは3階という構造で、ホームには直接エレベーターで行けるようになっている。商業施設のある駅ビルと一体化しており、駅窓口や改札口のある2階からも商業施設に入ることができる。自動改札機導入済であるが、トランパスには未対応である(当駅の対応化は2007年度中になる見込みである)。
概ね昼間帯は、この駅を境に新安城・名古屋方面の電車と、吉良吉田・蒲郡方面の電車(西蒲ワンマン)に電車運用が分けられるため、それぞれの方面に行くための乗換駅となる。
[編集] ホーム
- 新安城・名古屋・津島・吉良吉田・蒲郡方面
- 新安城・名古屋・津島・吉良吉田・蒲郡方面
ホームの長さは6両編成に対応しているが、2線しかないために1つのホームを前後2つに分けて、別方向の電車を発着させるなど「1面4線」のような複雑なホームの運用をしている。このため1番線、2番線ホームとも方面別に固定化はされておらず、運行ダイヤがパターン化する昼間帯は、ホームの福地駅寄り(ホーム南側)2両分のスペースに蒲郡方面行きの電車、西尾口駅寄り(ホーム北側)4両分のスペースに新安城・名古屋方面の電車が発着する。但し、特急電車発着の場合はホームの運用はこの限りではなく、他の車両を留置線に待避させる対応をする。
このようなホームの運用が可能なのは、6両編成の電車が早朝の名古屋方面の特急のみで、それ以外の電車が全て2〜4両編成だったため、ホームの長さに余裕があったことによる。とはいえ、通常の進入や停車はできないので、すでに先着の電車が入線して停車しているホームへは、後着の電車は駅の手前で一旦停車した後に徐行で進入させている。
[編集] 高架線
1989年に連続立体交差事業で完成した高架線は、約800m北隣の西尾口駅の高架も合わせたもので、西尾口駅から北へ200m程過ぎた辺りで線路が地上に降りる。西尾駅からのこの区間の高架橋はあらかじめ複線化に対応して造られ、2007年度中に北側600mの区間が複線化される。また、西尾駅から南側(吉良吉田方面)は留置線として利用されるため、高架橋の一部分が複線の構造になっているが、あとは単線の構造である。
この事業は計画から着工までに時間を要したが、着工が決定したあとは折からのバブル景気の勢いに乗り、予定よりも早く完成した。
[編集] 利用状況
愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員は、2002年度4,640人、2003年度4,605人である。西尾線では、新安城駅の次に利用者が多い。
[編集] 駅周辺
- バスターミナル
- パレマルシェ西尾(駅ビルのキーテナントで、かつての名鉄パレ百貨店西尾)
- ファミリータウンミカ(ユニー西尾駅東店をキーテナントとする商業施設)
- 西尾市役所
- 西尾保健所
- 西尾警察署
- 西尾信用金庫本店
- 西三河農業協同組合本店
[編集] バスターミナル
- 岡崎・西尾線(西尾市民病院・室場・総合体育館西尾東高・中島・高須・下青野・岡崎駅・東岡崎駅方面)
- 平坂・中畑線(西尾市民病院・下町住宅・港町方面)
- 寺津線(国森・刈宿方面)
- 一色線(三河一色・一色渡船場・福地方面)