近鉄鈴鹿線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
鈴鹿線（すずかせん）は、三重県鈴鹿市の伊勢若松駅から平田町駅までを結ぶ近畿日本鉄道の鉄道路線。
鈴鹿市の市街地を通る平田町駅周辺の工場への通勤路線である。
鈴鹿線ではスルッとKANSAIカード及びJスルーカードは利用できないが、2007年4月1日よりPiTaPaの利用が可能になり、各駅に簡易改札機を設置して対応している。
目次 |
[編集] 路線データ
全線、名古屋輸送統括部（旧名古屋営業局）の管轄である。
[編集] 運行形態
- 1時間当たり3～4本が運転され、朝に名古屋線近鉄四日市～鈴鹿線平田町間直通の急行（停車駅は塩浜・伊勢若松・柳・鈴鹿市・三日市）があるほかはすべて線内折り返し運転の普通列車である。
- ワンマン運転を行っているが、前述の急行折り返しの際や伊勢若松到着後に回送列車になる場合などはその限りではない。
- 昼間は名古屋線への連絡が悪く、1時間に1本しか急行に連絡していないほか、休日の朝夕はわずかな差で連絡していないこともある。
[編集] 使用車両
[編集] 歴史
- 1925年（大正14年）12月20日 伊勢鉄道神戸支線として伊勢若松～伊勢神戸（現在の鈴鹿市）間が開業。
- 1926年（大正15年）9月12日 伊勢鉄道が伊勢電気鉄道に社名変更。
- 1926年（大正15年）12月26日 全線電化。
- 1936年（昭和11年）9月15日 参宮急行電鉄が伊勢電気鉄道を合併。伊勢神戸線となる。
- 1941年（昭和16年）3月15日 大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併、関西急行鉄道に改称。路線名を神戸線に改称。
- 1944年（昭和19年）6月1日 関西急行鉄道が近畿日本鉄道に社名変更。
- 1959年（昭和34年）11月23日 全線標準軌に改軌。
- 1963年（昭和38年）4月8日 鈴鹿市～平田町間が開業。神戸線を鈴鹿線と改称。伊勢神戸駅を鈴鹿市駅に改称。
- 1968年（昭和43年）10月17日 ATS使用開始。
- 1995年（平成7年）3月16日 最高速度を65km/h→80km/hに引き上げ、所要時間を1分短縮。
- 1998年（平成10年）6月13日 ワンマン運転開始。
[編集] 駅一覧
- 普通列車は省略。急行・普通列車とも鈴鹿線内各駅に停車。
- 急行の名古屋線内の停車駅は近鉄名古屋線を参照。
| 駅名 | 営業キロ | 急行 | 接続路線 | 所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 最長運転区間 | 近鉄四日市 | ||||
| 伊勢若松駅 | 0.0 | ● | 近畿日本鉄道：名古屋線 | 三重県鈴鹿市 | |
| 柳駅 | 2.2 | ● | |||
| 鈴鹿市駅 | 4.1 | ● | |||
| 三日市駅 | 6.2 | ● | |||
| 平田町駅 | 8.2 | ● | |||
[編集] 関連項目
近畿日本鉄道の路線
標準軌(1,435mm)
大阪・名古屋線系:大阪線 - 信貴線 - 名古屋線 - 湯の山線 - 鈴鹿線 - 山田線 - 鳥羽線 - 志摩線
奈良・京都線系:奈良線 - 難波線 - 生駒線 - 京都線 - 田原本線 - 天理線 - 橿原線 - けいはんな線
狭軌(1,067mm)
南大阪線 - 道明寺線 - 長野線 - 御所線 - 吉野線 - 伊賀線 - 養老線
特殊狭軌(762mm)
内部線 - 八王子線
ケーブルカー
生駒鋼索線 - 西信貴鋼索線
ロープウェイ
葛城索道線
大阪・名古屋線系:大阪線 - 信貴線 - 名古屋線 - 湯の山線 - 鈴鹿線 - 山田線 - 鳥羽線 - 志摩線
奈良・京都線系:奈良線 - 難波線 - 生駒線 - 京都線 - 田原本線 - 天理線 - 橿原線 - けいはんな線
狭軌(1,067mm)
南大阪線 - 道明寺線 - 長野線 - 御所線 - 吉野線 - 伊賀線 - 養老線
特殊狭軌(762mm)
内部線 - 八王子線
ケーブルカー
生駒鋼索線 - 西信貴鋼索線
ロープウェイ
葛城索道線
廃止・譲渡路線
長谷線 - 山上線 - 法隆寺線 - 大浜支線 - 小房線 - 伊勢線 - 伊賀線 - 志摩線 - 八王子線 - 東信貴鋼索線 - 北勢線
