陰からマモル!
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陰からマモル! | |
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ジャンル | 忍者作品 |
小説 | |
著者 | 阿智太郎 |
イラスト | まだらさい |
出版社 | メディアファクトリー |
レーベル | MF文庫J |
発表期間 | 2003年7月 - |
巻数 | 9巻(以下続刊) |
漫画 | |
原作・原案など | 阿智太郎 |
作画 | まだらさい |
出版社 | メディアファクトリー |
掲載誌 | コミックフラッパー(2005.11 - 2006.4) →月刊コミックアライブ(2006.8 - ) |
レーベル | MFコミックス |
発表期間 | フラッパー2005年11月号 - 連載中 |
巻数 | 2巻(以下続刊) |
テレビアニメ | |
監督 | ふじもとよしたか |
企画 | 竹内成和・服部洋之・峯岸卓生・ 田代敦巳 |
シリーズ構成 | 金月龍之介 |
脚本 | 金月龍之介 |
キャラクターデザイン | 渡辺奈月 |
アニメーション制作 | グループ・タック |
製作 | 陰マモ! 製作委員会 |
放送局 | テレビ東京・テレビ大阪 |
放送期間 | 2006年1月7日 - 3月25日 |
話数 | 全12話 |
コピーライト表記 | ©阿智太郎/メディアファクトリー・陰マモ! 製作委員会 |
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『陰からマモル!』(かげからマモル)は、阿智太郎の連作短編小説作品(ライトノベル)、及び同作を原作とする漫画作品、テレビアニメ作品。
目次 |
[編集] 作品概要
- 2006年1月7日から3月25日まで、テレビ東京とテレビ大阪でテレビアニメとして放送。
- メディアファクトリー刊の漫画雑誌『コミックフラッパー』にて2005年11月号から2006年4月号までコミカライズ版が連載されていた(作画担当は挿絵担当・キャラクター原案のまだらさい)。一旦連載終了し、同社の新雑誌『月刊コミックアライブ』2006年8月号(創刊号)より連載が再開される。
- 本作品の舞台は「小鐘井(こかねい)」と表記してあることから、東京都小金井市がモデルとされている。また本作品執筆以前に、『電撃hp』で発表された小説『不思議なドクロ ナンジャモンジャ』の舞台にもなっている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
昔々のその昔、戦国の世のとある国。治める殿様は自国一の名人が作る蒟蒻がとてもとても大好きだった。そしてあるとき考えた。
「この偉大なる蒟蒻を作る家系が途絶えてはいけない! わが血統が滅びても、この芸術的な蒟蒻を作る血統だけは護らねばっ!」
かくて殿様は自らに仕える忍者の一族「陰守(かげもり)家」に蒟蒻作りの名人の一族を未来永劫、末代まで護り続けるように言い渡した。
そして400年の時が過ぎた現代……。忠義者揃いの陰守一族は、主家である殿様の家系が滅びてもなお、今現在まで蒟蒻作り名人の一族である「紺若(こんにゃく)家」を護り続けていた!
陰守マモルは、一見地味な高校生。しかし、その正体は隣家である紺若家の一人娘・紺若ゆうなを密かに守る陰守家の嫡男である。現代ではマモルもゆうなもごくごく普通の高校生。普通の生活を営む彼らに忍者や忍法の出番などあろうはずもない……と思いきや、実は超天然であるゆうなは幼いころから様々なトラブルに見舞われる不幸体質、ナチュラルボーン・トラブルメーカーだったのだ! かくてマモルは幼いころから日々ゆうなを必死に陰から護り続ける危険と隣り合わせの日常を送る事となる。
しかし元からゆうな自身が背負い込むトラブルに加えて、ゆうなの友達やマモルの親戚、転校生が来るなど、マモルの周辺は加速度的に騒がしくなる一方。
本作品はそんなマモルとゆうなの日常生活を中心に描いていく。
[編集] 主な登場キャラクター
- 陰守マモル(かげもり まもる)(声優:私市淳、少年時代:半場友恵)
- 普段はボサボサの髪に牛乳瓶底のメガネをかけているぼんやりした少年だが、その正体は紺若ゆうなを守る凄腕の忍者。
- 素顔はかなりの二枚目。勉強は苦手。忍者としての行動は隠密かつ極秘なので、他人から忍者のことを聞かれるとシラを切る。使命一筋の純情少年故に、女性の裸や肌の露出が多い服を見ると鼻血を出すなど、苦手にしている。他にもクマとパンダが苦手で、対峙すると幼いころに襲われたトラウマによって思考が停止する。特にパンダを前にすると恐怖のあまりに理性が飛んで野生化する。
- ほとんどの女性キャラから好意を寄せられているが、持ち前の鈍感さや日々のトラブル処理に追われまくっているが故の余裕の無さのために気づいていない。明らかな好意を向けられている山芽とホタルについても、自分の忍者としての能力を求められているとしか考えていない。
- アニメ版では陰守家は伊賀流の流れを汲む支族として扱われるが、原作では「陰守流忍術」という独自の忍術を扱う家系。その特徴は日本全国に存在している様々な忍術を組み合わせたハイブリッド性にあり、すべての忍術流派から「型なしの陰守」として伝説化され恐れられている。
- そのためマモル自身も様々な流派の忍術の使い手。伊賀流忍術だけでなく甲賀流忍術も使いこなし、失われた秘術も会得しているためにホタル(後述)から驚愕されたことも。ただし自身では自分の使う忍術が陰守流独自のものなのか、他流から入ってきたものなのかの区別がついていない。
- 陰守流による他流忍術の取り入れは主に婚姻によるものが大きく「紺若家を守る」との使命のためだけに様々な流派の優秀な使い手を嫁取り婿取りによって縁戚と化してきた。父や祖父は陰守の直系だが、母は伊賀服部家の直系。両祖母はそれぞれ根来流および甲賀流の使い手で、とくに甲賀側の祖母である「トメ子」はホタルによると「甲賀にその人あり」といわれた凄腕のくノ一であった。他にも戸隠流や風魔流などとも縁戚がある。
- 紺若ゆうな(こんにゃく ゆうな)(声優:中原麻衣)
- 天然系少女で、マモルとは幼馴染の関係。
- そもそも紺若家は行く先々でトラブルに巻き込まれてしまう体質で、彼女はその特徴がもっとも顕著に現れてしまっている。
- 能天気に見えるが、成績は学年トップクラス。バナナが大好物。アイドルオーディションで自作の歌「バナーナバナナ」を披露する。
- 陰守堅護(かげもり けんご)(声優:ヰズミ)
- マモルの父親。陰守家の直系。ゆうなの父親・紺若芋太郎と同じ会社(社名はこんにゃくパパ)に勤務。当然、ゆうなの父を幼いころから護り続けているスゴ腕の忍者でもある。マモルのパンダ恐怖症を引き起こした張本人。
- 陰守桜子(かげもり さくらこ)(声優:伊藤美紀)
- マモルの母親。ゆうなの母親と同じ職場に勤務。やはり、ゆうなの母親を彼女が紺若家に嫁に来た時より護り続けている。旧姓は服部。
- 元々は伊賀服部総本家の直系であり伊賀流頭目の娘。意に反した婚姻を里を上げて強行されたことに反発し、抵抗のために住んでいた隠れ里を半壊の憂き目に合わせたという経歴の持ち主。その事実は伊賀の里では「桜の乱」として恐れられている。その際に偶然伊賀に訪れていた堅護と出会い恋をして駆け落ち同然に里を捨てて(つまり伊賀服部を抜けているのだが「桜の乱」で見せ付けた実力や、伊賀の里内での人望も厚いこともあり、誰も何も言えない)陰守家に嫁している。それから年月を経た現在でも「伊賀の桜子」といえば、その名だけで恐怖とともに崇められるスゴ腕くノ一である。
- こうした経歴のためか伊賀出身者にありがちな甲賀流との確執的感情を持たず、ホタルの事をとても気に入っている。息子にまったく色気の話がないことを心配しており、機会があるたびにマモルを椿や山芽、ホタルの誰かとくっつけようと画策し策謀を巡らせている。
- ぶる丸(ぶるまる)(声優:山口登)
- 陰守家の忍犬。犬種はブルテリア。忍術を使うことができる。好物は稲荷寿司。少し頭が弱い。
- 沢菓愛里(さわがし あいり)(声優:新谷良子)
- 自称「ゆうなのスーパー大親友(言う度に様々に変化する)」のお騒がせ系少女。成金のお嬢様で、マモルを目の敵にして「アホル」呼ばわりしている。しかし、陰ではマモルに淡い想いを抱いている。
- 真双津椿(まっぷたつ つばき)(声優:小島幸子)
- 切れ味抜群の名刀「斬瀬羅満狗剣(ざんせらみつくけん)」が武器の女剣士。唯一斬れないものはナタ・デ・ココ。伝統ある剣士(始末屋)の家系に生まれ育ち、融通が利かず頑固な性格である。が、そのために世情には疎くとんちんかんな失敗をしてしまう事も。タヌキに化かされたことがあり、そのためかタヌキの大王に気に入られて嫁にされそうになった事もある。
- 服部山芽(はっとり やまめ)(声優:清水愛)
- 伊賀出身であり服部家分家筋の忍者少女。桜子の亡き親友の娘。マモルたちとは一歳年下。
- かつて桜子と山芽の母親は「それぞれに息子と娘が生まれたら結婚させよう」と冗談交じりに約束しあっていたため、一応、マモルの許嫁でもある。
- 服部分家の血筋のためマモルとは遠い(とはいえ、非常に他人に近い)親戚にもあたる。幼いころ、密かに一時帰郷した桜子に連れられた小学生時代のマモルと出会っている。その際、クマに襲われ危機に陥ったところを他ならぬマモルに助けられた。それ以来、彼を心の底から慕っている。(が、この出来事がきっかけでマモルはクマとパンダを苦手としている)
- 無邪気な性格で、忍兎「耳之介(みみのすけ)」を飼っている。なお、耳之介はメス。
- 雲隠ホタル(くもがくれ ホタル)(声優:古川絵里奈)
- 甲賀出身・清楚可憐の美少女忍者。料理が得意でよく和菓子を作る。
- 任務でマモルを甲賀の里へ連れて行こうとするが失敗。また、その任務のために無茶な手段を強行する上司に反発してマモルを助けようとしたため、抜け忍呼ばわりされて里に帰れなくなった。(アニメ版では家名の汚名を漱ぐために兄と共にマモルに挑戦して敗れ、里に居辛くなった事にされている)
- 結果として桜子に勧められマモルの花嫁候補として小鐘井に住み着くことに。大運動会での因縁とマモルをめぐって、山芽とはライバル同士。里からの援助を得られない状態のため、もの凄い貧乏で常にアルバイトに明け暮れる毎日。また里には事業に失敗して赤貧にあえいでいる(らしい)父親と数多い兄弟たちが残っており、稼いだお金のほとんどは彼らに仕送りしている。(が、きちんと生活費に充てられているかどうかは謎である)
- 陽守タスケ(ひのもり たすけ)(声優:宮田幸季)
- アニメ登場キャラクター。伊賀の陰守出身だが密かに内部謀反を企てていた陽守防人(ひのもり さきんど)の子息。宗家のマモルの陰(代役)として育てられるが、紺若家を守る掟に牙を向かんと「いつまでも続くと思うな400年」と狼煙を上げる。マモルのことならなんでも知り、変装もなんなくこなし、途中までゆうなを完全に欺いていたほど。初戦ではマモルを倒すが、最後には陰守家秘術・心により敗れる。
[編集] 原作単行本
すべてメディアファクトリーから出版されている。
[編集] 小説
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出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
- 陰からマモル! ISBN 4840108382
- 陰からマモル! (2) 椿の初でいとの道 ISBN 4840110123
- 陰からマモル! (3) 忍の里から来た少女 ISBN 4840111243
- 陰からマモル! (4) 来襲!甲賀最強の忍 ISBN 4840111987
- 陰からマモル! (5) 小鐘井黄金伝説 ISBN 4840111987
- 陰からマモル! (6) ゆーなとユーナ王女様 ISBN 4840114501
- 陰からマモル! (7) ホタルの居候日記! ISBN 484011515X
- 陰からマモル! (8) ウエディング時代劇娘 ISBN 4840115923
- 陰からマモル! (9) 伊賀娘たちが来た! ISBN 978-4-8401-1776-0
[編集] コミカライズ版
MFコミックス・アライブシリーズ
- 2007年2月23日発売
- 2007年2月23日発売
1巻は2006年にMFコミックス・フラッパーシリーズで刊行された分の新装版。
[編集] アニメ
[編集] スタッフ
- 原作:阿智太郎
- 企画:竹内成和、服部洋之、峯岸卓生、田代敦巳
- シリーズ構成:金月龍之介
- キャラクター原案:まだらさい
- キャラクターデザイン:渡辺奈月
- 音響監督:三好慶一郎
- 美術監督:前田実
- 色彩設計:中野倫明
- 撮影監督:小室正一
- 編集:田熊純
- 音楽:渡辺剛
- 音楽協力:テレビ東京ミュージック
- プロデューサー:増島由美子、細川修、川人憲治郎(グループ・タック)
- 監督:ふじもとよしたか
- アニメーション制作:グループ・タック
- 製作:陰マモ!製作委員会
- 主題歌
[編集] アニメサブタイトル
- まもり続けて四百年
- この世で斬れぬ物はなし
- 忍の里から来た少女
- なんてたってアイドル
- 乙女心と侍魂
- 転校生はドキドキ美少女
- 少年忍者マモル
- 沢菓家防犯大作戦!
- 小鐘井UFO注意報!
- ゆうなの黄金伝説
- ばいばい、ゆうな
- 陰からマモル!
[編集] アニメDVD全巻購入者特典CD
全4巻が発売されたDVDの全巻購入特典として応募者全員にCD「陰からマモル! バナナスペシャル」 (SBCV-80024) が発送された。応募券は初回限定版のみに封入され、応募は既に締め切られている。
内容は、事前に告知されていた第4話でゆうなが劇中歌として歌った『バナーナバナナ』のリレコーディングバージョンに加え、ミニドラマ『伊賀甲賀大運動会へようこそ(バナナもあるョ!)』が収録されている。
[編集] 関連項目
- いつもどこでも忍²ニンジャ - 同作者の別作品で当作と同じ忍者作品。
[編集] 外部リンク
テレビ東京 土曜26:50枠 | ||
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前番組 | 陰からマモル! | 次番組 |
銀盤カレイドスコープ | 事業告知 |
テレビ大阪 土曜27:10枠 | ||
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前番組 | 陰からマモル! | 次番組 |
銀盤カレイドスコープ | Strawberry Panic |
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