青森西郵便局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

青森西郵便局（あおもりにしゆうびんきょく）は青森県青森市にある普通郵便局である。集配局で青森県内の地域区分局である。国道7号沿いにある。局番号は84283。

[編集] 所在地

〒038-8799 青森県青森市大字石江字岡部48番地1号

[編集] 郵便区

030-01、030-12、038

[編集] 概要

元々は青森鉄道郵便局であり、鉄道郵便輸送の一翼を担っていた。鉄道郵便廃止後は青森輸送郵便局となり地域区分局の業務を行っていた。その後東北自動車道青森ICからも近い現在地に移転し、普通郵便局として青森西郵便局が設置された。青森鉄道郵便局時代から続いていた地域区分局もそのまま引継ぎ、青森県内と県外を結ぶ郵便物が集まる主要な郵便局となっている。

[編集] 沿革

1903年 - 青森鉄道郵便局開局（青森駅構内）。
1986年 10月1日 - 青森鉄道郵便局を廃止。青森輸送郵便局設置。
1989年 7月24日 - 青森輸送郵便局を廃止。青森西郵便局を開設（郵便番号038）。油川郵便局（郵便番号030-11）・津軽新城郵便局（郵便番号030-02）から集配事務を移管。また青森中央郵便局駅前分室を移管し青森西郵便局駅前分室となる（所在する柳川1丁目が青森西郵便局の郵便区となったため）。
1998年 11月24日 - 「ぱ・る・るプラザ青森」建設のため青森西郵便局駅前分室を移転。
2001年 5月28日 - 青森西郵便局駅前分室を廃止。ぱ・る・るプラザ青森内郵便局（特定郵便局）に移管（なお、2006年 10月末をもって同施設が閉鎖されたため、同年10月30日付けで嘗ての青森西郵便局駅前分室が入居していたビルの1階に移転して「青森駅前郵便局」に改称）。
2001年12月3日 - 貯金窓口において青森市営バスのバスカードの取り扱い開始。
2006年 10月2日 - 後潟郵便局（郵便番号030-12）・荒川郵便局（郵便番号030-01）から集配事務を移管。

[編集] 青森西郵便局の番号

青森西郵便局の郵便番号は038となっているが、本来この番号は青森鉄道局の碇ヶ関以北の乗務員に対して付定された番号である。したがって3けた局の基準を満たすのでない限り、この付定は例外的なものともいえる。

[編集] 業務内容

総務課
郵便課
- 区分作業
  - 県外から青森県へ送られた郵便物を集配局ごとに仕分けする。また県内から県外へ送られる郵便物を地域区分局ごとに仕分けする。
  - 自動読み取り区分機設置。
- 郵便窓口
  - ゆうゆう窓口（郵便時間外窓口）
    - 土曜・休日の日中時間帯の「ゆうゆう窓口」は通常の郵便窓口で取り扱い（夜間は弘前寄りの専用窓口での取り扱い）。
第一集配営業課
- 配達
- 集荷（市中心部のポスト開函は青森郵便自動車に委託）
第二集配営業課
- 配達
- 集荷（市中心部のポスト開函は青森郵便自動車に委託）
貯金課
- 貯金窓口
- 投資信託窓口
- 外務
保険課
- 保険窓口
- 外務

[編集] 消印

配備されている消印と局名表記は下記のとおりである。

小型和文印…「青森西」（黒活・インク浸透式共配備）
和文ローラー印…「青森西」
欧文小型印…「AOMORINISHI」（黒活のみ）
欧文ローラー印…「AOMORINISHI」
和欧文機械印…和文部分「青森西」、欧文部分「AOMORINISHI」

[編集] 出張所

ユニバース三内店出張所（ATMのみ）
青森公立大学内出張所（ATMのみ）

[編集] 所管郵便局（カッコ内は局番号）

油川郵便局(84057)
津軽新城郵便局(84115)
青森沖館郵便局(84116)
青森三内郵便局(84161)
青森千刈郵便局(84235)
青森浪館郵便局(84266)
青森西滝郵便局(84277)
青森駅前郵便局(84289)
荒川郵便局(84045)
青森高田郵便局(84172)
横内郵便局(84195)
後潟郵便局(84012)
陸奥蓬田郵便局(84171)
松丘簡易郵便局(84776)
青森流通団地内簡易郵便局(84794)
青森問屋町簡易郵便局(84773)
広瀬簡易郵便局(84726)

[編集] 当局管内における風景印

青森西郵便局管内の風景印について紹介する。

青森西郵便局
- 普通印、八甲田山と三内丸山遺跡をあしらったデザイン。
青森三内郵便局
- 普通印、三内丸山遺跡をあしらったデザイン。
荒川郵便局
- 普通印、青森県立図書館と獅子舞をあしらったデザイン。
青森高田郵便局
- 普通印、りんごと獅子舞をあしらったデザイン。

[編集] 青森鉄道郵便局

青森駅構内の青函連絡船待合室付近に設置されていた。

青森本局のほか、野辺地・大館・秋田・酒田に分局が設置されていたが一足早く廃止され、鉄道郵便末期まで残ったのは青森本局のみであった。

[編集] 主な乗務範囲

（）内は消印の表記。最近区間については、鉄道郵便局を参照。
青森本局

東北線盛岡～青森間（東京青森間盛・青、仙台青森間盛・青）
- 最近区間として、郡山～盛岡乗務員より好摩・金田一間を受ける。
奥羽・羽越線酒田～青森間（大阪青森間酒・青、新津青森間酒・青、秋田青森間）
- 最近区間　上便　余目・鼠ヶ崎間　また直江津～酒田乗務員より本楯・下浜間を受ける。

五能線東能代～川部間（能代弘前間）
津軽線青森～三厩間
青函連絡船青森～函館間（青森函館間青・函）
- 最近区間　下便　函館・胆振二股間　上磯・木古内間　上便　野内・野辺地間　津軽新城・弘前間

野辺地分局

大湊・大畑線野辺地～大畑間（野辺地大畑間）

大館分局

奥羽・阿仁合線大館～鷹ノ巣～阿仁合間（大館阿仁合間、鷹巣阿仁合間）

秋田分局

(stub)

酒田分局