高校鉄拳伝タフ
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『高校鉄拳伝タフ』(こうこうてっけんでんタフ)は、週刊ヤングジャンプで連載されていた猿渡哲也の漫画作品。
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[編集] 概要
週刊ヤングジャンプで1993年から2003年まで約11年にわたって連載され、2007年1月現在は続編の『TOUGH』が連載中である。
OVA化もされ、ビデオは2巻までリリースされた。また、対戦者として登場してくる格闘家や武術家たちは、大半は実在の人物がモデルになっている。外伝に主人公の父親・宮沢静虎の活躍を描いた『OTON』がある。また、この漫画も多少インフレが進んでしまっているところが見受けられる。(熹一は最初、高校レベルの強豪を倒していたが、徐々にレベルは上がり、アイアン木場と接戦を見せ、東修人を余裕で倒すなど。また、超人ガルシアとも負けず劣らずの試合も見せ、500戦無敗のゴードンを倒してしまった。)ただ、この漫画の特徴は筋肉描写が非常に緻密で、終盤(単行本30巻以降)からは現在連載中のTOUGHと同じような絵柄となっていく。格闘漫画の中ではとても絵が綺麗な方とされており、他の作品より筋肉描写のレベルがとても高いと称される。
[編集] ストーリー
最強の実践的古武術として名高い灘神影流(なだしんかげりゅう)の継承者の家庭に生まれた高校生、宮沢熹一が高校スポーツ界のスター選手から、プロ格闘家、裏の武術家らと格闘戦を交わし、ライバルや戦友と交流していくというのが基本的な筋。空手、柔道、ボクシング、プロレス、ムエタイ、相撲、柔術など様々な格闘技の達人が登場し、奇想天外とも言える死闘を繰り広げるという点では、『グラップラー刃牙』とも共通する。本作にはしばしば有名選手と生き写しのキャラクターも登場する。 最初は高校の格闘技の強豪を倒し、その後アイアン木場の送り込んできた刺客を倒し、そして、TDK編(TDKについては下記で紹介)に入り、最後に鬼龍VS静虎、の構成となっている
[編集] キャラクター
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 宮沢一家・血族
- 宮沢熹一(みやざわ きいち)(声:岩田光央)
- 灘神影流活殺術(なだしんかげりゅうかっさつじゅつ)15代目継承者で、作品の主人公。好物はブタマン。嫌いな物は、不良(自身は、不良ではないとしているが明らかに客観的に見て不良である。)幽霊・お化け(静虎は熹一の木場真一との闘いで、「熹一は幽霊とでも平気で遊ぶ」と言ったが、黒竜寺編で、しっかりとビビッている。大好きだった母の幽霊でも恐いらしい)。友人からは「キー坊」と呼ばれている。(ちなみにTDKのアナウンスもキー坊となっている)目標は世界最強の選手になり、自分オリジナルの灘神影流を作り上げる事(最強の選手になりたいが、父、静虎は例外としている)。父である静虎の教えを守りつつ日々、継承者として修練を積んでいる。人格は静虎に影響を受けており、髪の毛は金髪ながら、地域の人気者で、地域の清掃活動も真面目にしており、無遅刻無欠席と結構真面目で、毎日二時間以上勉強しているそうである(成績は一番良いものでも、15点ほどの英語なので、学年最下位らしい)。ただ、喧嘩の技術はとてもレベルが高く高校生を超越しているレベル。柔道、プロレス、柔術、相撲、ムエタイ等の選手と闘い、相手のよいところを吸収していくスポンジのような性質と素直さを持ち合わせていて、相手の技を使うときがある(VSギャルアッド・VS朝昇(スパインヴィップやコブラソード、逆毒蛭などがその例)。静虎に初めての反抗をしてまで、強い奴と闘いたいという理由でTDKに出場。東、エンゾウ(熹一の心臓停止によって静虎が熹一に触れたため敗戦という記録になるが)、木場真一、ゴードンを破ったが、決勝のガルシアに敗北し、準優勝となる。そのときの禁断の蠢蟹掌二度撃ちで試合後に故意にもガルシアは死んでしまう。その後罪の意識に悩んでいたが、格闘家としての道を歩んでゆく事となる。青葉工業高校2年生、年齢17歳、身長172cm、体重60㎏~65kg(喧嘩ごとに体重が移っている)。
- 漫画中で使った技は、斧旋脚(ふせんきゃく)、破心掌(はしんしょう)、脱骨術、鼓爆掌、菩薩掌(ぼさつけん)、大蛇固め(おろちがため)、大蛸固め、飛翔閻魔固め、逆さ閻魔固め、地雷殺、爆舟掌、指烈固め、一寸棒死、腕卍固め、襷固め、堅柔固め、百足固め、回転百足、コブラソード、螺子拳(ねじけん)、スパインヴィップ、樹根倒し、留波拳、逆毒蛭、蛇縛法、毒蛾固め、髄破、鰻締め、槌蛙、首旋投げ、不動巻き、釘車、鎖締め、阿鼻固め、炎の雑巾掛け、魔神固め、翼砕固め、腕がらみ鎖骨投げ、岩鉄捩じり、紐搦固め(じゅうだくがため)、海鼠ねじり、蠢蟹掌(しゅんかいしょう)等。
- 宮沢静虎(みやざわ せいこ)(声:船木誠勝)
- 熹一の父親で灘神影流活殺術14代目当主。格闘家たちからは畏怖と尊敬から「静かなる虎」と呼ばれている。熹一からはオトンと呼ばれている。ヒューマニストで不殺を目標に掲げており、息子の熹一にもそれを教え込んでいる。そのキックは160キロの巨体、栗須革了を一撃で吹っ飛ばす蹴りを持ち、動くスピードは幻舟曰く、人間の物でないと言わしめ、銃弾をも避けられる。また、相手が剣術の達人の時に相手は夜目で真っ暗にされた時も普通に倒した。ちなみに鬼龍は一卵性双生児の兄。鬼龍を呪怨(じゅえん)封印のために戦いに臨む。鬼龍と静虎を比べられる時には、「攻めの鬼龍・守りの静虎」と称される。名前の下がとても女っぽく、熹一などの親類以外には隠していた(由美子おばさん登場時に静虎でなかったのは、作者がまだ名前を公表しなかっただけか、決まっていなかっただけであると思われる)余談だが、この漫画のファンで、一番好きなキャラは?というと、客観的に見ても「静虎」という人はなかなか多く、かなりの人気があり、(主人公の熹一よりも人気があるともいわれる)彼だけの話(一話だけ鬼龍の話が存在する)「OTON外伝」(漫革に掲載される、1月23日現在1巻のみ発刊、以後続刊。)が存在する。得意技は、灘神影流活殺術の技全般で、漫画で使用した技は、破心掌、菩薩掌、襷固め、螺子拳、縫経(ほうけい)、逆瀧(ぎゃくろう) 、呪怨返し、幻朧(げんろう) 、徹貫掌(てっかんしょう) 、刺鉄拳、レイトツ。
- 宮沢鬼龍(みやざわ きりゅう)
- 静虎の一卵性双生児。「悪魔」「怪物を超えた怪物」と呼ばれ恐れられている。尊鷹から腎臓を移植してもらっている。そのため、唯一、手術痕が弱点となっている。天才級の頭脳を持ち、性格は残忍。全ての神を冒涜し、武術以外にピアノなども出来る(OTON外伝より)。またピカソの作品、ゲルニカを批判し、認めないなど、美術の心得さえも持っている。格闘面では、ガルシアを一撃で粉砕など、名前通りの超人的な能力を持つ。灘神影流奥義の中で宮沢鬼一郎が作った技で、あまりにも危険な技のために排除された「呪怨」の復活と、自らの野望である「灘神影流を潰す」ために静虎と闘う。呪怨を受けてもなお立ち上がる静虎に5年殺しの尊鷹の技、塊蒐拳によって倒した。得意技は灘神影流殺法及び呪怨、塊蒐拳(かいしゅけん) 、蠢蟹掌等。
- 祖父(声:西前忠久)
- 熹一の祖父で尊鷹、鬼龍、静虎の父親。灘神影流活殺術13代目当主。かなりのスケベで、年をとってもなお女好きである。呪怨の生き残りとして当主を全うする。の鬼龍との戦いで不完全な呪怨を受けた。また、名前は作中では明らかにされず、2007年1月現在連載中のTOUGHでも明らかにされていない。得意技は灘神影流活殺術の技全般及び百足固め。
- 宮沢尊鷹(みやざわ そんおう)
- 静虎、鬼龍の兄。灘神影流元当主。腎臓を鬼龍に移植している。神事男魂祭りの厄負人で、利権絡みのヤクザと一万の男らに襲い掛かられる。そして、宮沢家の数奇な運命に翻弄され、弟である鬼龍によって殺される。得意技は塊蒐拳、鷹鎌脚、爆砕拳。
- 宮沢由美子(みやざわ ゆみこ)
- 静虎の姉。灘神影流を習うが現在は整体院をやっている。東京に在住しており、静虎が昔、いじめられていた事などを知っていた。近くのチンピラを秒殺する。
- エドガード・C・ガルシア
- 弱冠18歳で格闘技の選手を彗星の如く撃破している選手で、アイアン木場を一度は歩行不能かつ言語障害にし、ギャルアッドの内臓を破裂させ、再起不能にさせた張本人。通称「格闘マシーン」。他にもモラヘスや、パブロ・スパーンのつれてきた、600戦無敗のウーゴ・ロドリゲスをボーン・トルネードで葬った。アメリカ軍の内密な研究で作られた人造人間(遺伝子操作で産まれてきた)で、鬼龍のDNAを受け継ぐ男。自分は兵器ということを自覚しており、命令は絶対と認識していたため、人間が、ただの肉塊となっても何の感情も無かったが、アイアン木場とのリマッチで、闘いの悦楽を知る。そこから徐々にガルシアは博士のいう事を聞かなくなり、また、自分の思ってくれた人を博士らに消されてしまったため、完全に自立してしまう。機械でなく、人間として死にたいと思うようになった。TDKではリカルド伊藤、栗須革了を瞬殺。朝昇も完膚なく叩きのめした。「怪物を超えた怪物」が父親と知ってから、超人的な能力を持つ静虎が父親だと思い込む。その心を鬼龍が扮した静虎に弄ばれ、憎しみ以上の感情を植えつけられ、TDK決勝で熹一を殺そうとする。パンチ力は鼓膜を破るほどの威力を持ち、相手の肉を断つ。キック力はそれ以上。寝技も完璧で、どんな動きでも掌握できる。また、爪を剥がされても全く心拍数が動じなく、自分の内臓の位置を調節する。骨が異常に曲がるボーン・コントロールによって全く関節技が効かず、それによってボーン・トルネードができる(米アカデミーで鬼龍が取得させる)。昔は名前が無く、海兵隊で格闘技のプロを倒し、そして、そのときの褒美として鬼龍が当時に死んだ海兵隊の名前をつけてやれと博士に言い、それ以来彼の名前となっている。このような完璧な格闘技術を持つガルシアにも欠点があり、短命であると言う事である。鬼龍がいうには精神年齢は12歳、肉体年齢は80歳らしい(耐久度は最強)。熹一とのTDK決勝では、熹一の禁断蠢蟹掌2度打ちによって心不全で絶命。得意技はボーン・トルネード、ボーン・コントロール。
[編集] 熹一と戦った格闘家
- 黒田光秀(くろだ みつひで)(声:杉田智和)
- 灘心陽流の免許を皆伝している。黒田の親友である成瀬を試合で失くしてしまい、それ以来拳を封印する。しかし、熹一との決闘で心を開き、それ以後熹一の親友として技の練習などに力を貸す。また金田との戦いに自分が身代わりになって熹一に弱点を教えようとした。余談だが、16巻以後で登場していない。得意技は破心掌。
- 加納剛次(かのう ごうじ)
- アトランタ五輪代表で重量級の期待の星の高校生。幼少から柔道に専念し、ボクサー、空手家などの選手が打撃系が最強と思っているのを観て、柔道が最強な事を証明したいが為に努力していた。熹一と闘うも、菩薩拳の前に敗れる。得意技は山嵐、肩車、裸締め、立ち腕ひしぎ等。
- 船田幸司(ふなだ こうじ)(声:栗山浩一)
- 若手のエース候補で、ワールドプロレス所属のプロレスラー。熹一と戦うものの「これ以上続けると命のやり取りになる」という静虎に気絶させられた。
- アイアン木場(アイアン きば)(声:若本規夫)
- ワールド・プロレス総師で1982年のNWL7代優勝者。身長191cm、体重110キロ。戦跡は230勝11敗。若いときに静虎とも闘っており、静虎はあばらを2、3本折るなどの重傷、自身は左目を失い、それ以来、灘神影流を潰すためあの手この手を使ってきた。父は、格闘界の超巨星、力山大道(モデルは間違いなく力道山)。ちなみに母は力山の愛人であったため、自分は庶子だった。母が力山の後を追い自殺した後、力山の正妻に引き取られ、母と同じく正妻さえも力山の為に何度も整形しているのを見て、力の魅力を知らされ、自ら格闘技術を求めた。熹一との5時間にも渡る戦いの後、失神しながらも勝利した。その後バーリ・トゥード大会に出て、そこで初めてガルシアと戦い、ガルシアのボーン・トルネードにより頚椎が破壊。左半分麻痺と言語障害を患った。しかし、静虎の施術によって回復。虎をスープレックスし、虎を殺すことが出来るまでも回復した。しかしゲージファイトでのガルシアとのリマッチで約1時間の激戦に敗れ、その後一時危篤となる。手術で復活したかに見えたが熹一と話している時に絶命した。死因は心不全。絶命後は遺言で、TDKを開くように言ってあった。モデルはジャイアント馬場とアントニオ猪木の合成。得意技はジャーマンスープレックス、スクリューネッククラッシャー、アイアンドライバー。
- 鬼川平蔵(おにかわ へいぞう)(声:井上文彦)
- 古流柔術の経験者で元プロレスラー。実力至上主義のプロレスに徹したため、10年で引退。表の世界から去る。その後は裏の世界で壊し屋としてのプロレスラー生活を過ごす。しかし、熹一との戦いのあと、壊し屋の引退を決意。その後教え子左門により腕を折られたが、熹一に左門の更生を託し、熹一に閻魔固めを教える。また、木場との戦いで、静虎が怪我をしているから(酒酔いの人が交通事故に会いかけたのを庇ったため)熹一の祖父より、百足固めを熹一に教えて欲しいと頼まれた(自分で教える事が出来るが、孫に甘えが残るそうである)。通称オニ平。得意技は飛翔閻魔固めと百足固め。モデルはヴォルク・ハン。
- 左門清正(さもん きよまさ)(声:立木文彦)
- オニ平が作り上げた最強の格闘家。オニ平に全ての技術を叩き込まれた。静虎すら「あの男は強い」と熹一に言っているが、熹一との戦いで、閻魔固めを返すものの、逆さ閻魔固めのあと、胴締めチョークスリーパーで落とされ熹一に敗北した。その後、リアルファイトが売りのパンクラスに移ろうとする。以前、地獄落しで破壊したキックボクサーを訪問にアメリカに行ってその帰りにチンピラに頭部と胸部を撃たれ絶命した。得意技は地獄落とし。
- 西島陽助(にしじま ようすけ)
- 熹一と一回戦でYJ空手トーナメントで対戦した相手でチャンピオン。熹一の圧倒的な攻勢も、怪我でTKO勝ち。その後、金田に秒殺された。モデルは西島洋介。
- 金田長英(かねだ ながひで)
- 拳術館空手の倉本鉄山の弟子で、YJオープントーナメントの優勝者。比較的温和であるが、昔に受けたイジメのためかやや、歪んでいる。西嶋陽助を一撃粉砕したが、熹一との打撃戦で、地雷殺から爆丹拳の連携技を受け、敗北。以後友達となるものの、9巻以後から登場していない。得意技は霞連弾。モデルは金泰泳。
- 高石義生(たかいし よしき)(声:梁田清之)
- 通称人食い義生。熹一の呼び方はよっちゃん。プロレスラーで、デビルファクトリー(ショーン・J・阿久津のところで説明)出身だが、阿久津の方針と合わず出所。木場に憧れてプロレス入りした経歴があり、大学時代にアマレス、タイでの留学でムエタイを学んだ。モンゴルでルチャ・リブレの選手で国民的人気スター、チコ・フェルナンデスをキャノンドライバーで一瞬にして破壊し、プロレス界から追放されかけていた。熹一と闘う前に三国野に刺され、大怪我。その後、葵新吾に腕を折られるなど怪我も多かったが、その後、熹一とともに東京修行や、黒竜寺修行に付き合った。TDKにも出場。一回戦の相手、河野正哉にジャーマンスープレックスで勝つものの、その後のエンゾウとの闘いで折れたアバラが内臓に突き刺さり大怪我を負いながら敗北。その怪我で2回戦の相手朝昇と闘うも開始直後に血を吐き倒れる。その後新横浜プロレスなどと戦うとき熹一についていくなど、よき友人として仲良くしている。モデルは高橋義生。得意技はジャーマンスープレックス、キャノンドライバーなど。
- レムコ・ヤーロブ
- ハワイの一角の誰も近づかないスラム街に生まれ住んでいた。母親はアルコール依存症で、夫は逃げてしまった。そんな母の為に相撲の横綱になって、ビックマネーをつかんで、母とともに住む夢を持つ。レスリング経験などもある。熹一へのアイアン木場からの刺客の一人。相撲の制度に納得いかず、また先輩の神魔関に不快感を覚え、彼もろともパームボムでなぎ倒し、グッドファイターがいないためストリートファイトの道へ。熹一と一度目に闘った時、警察などが来たので一時中断。二度目の時に、デビルファクトリーで改造される。薬物の力でパワーアップする。しかし、熹一の執拗なローキックによる脛らへんの筋肉、膝などを痛める。結局、熹一の一寸棒死の前に敗北。必殺技は掌爆(パームボム)、デーモンスラップ。モデルはエマニュエル・ヤーブロー。
- 葵新吾(あおい しんご)(声:子安武人)
- 剛越流柔術を体得した。柔軟がとても優れ、ポビロフの腕ひしぎ十字が効かない程に柔らかく、また足を肩の上に乗せ、歩く事も出来る。柔軟もさることながら、関節技は熹一を軽く凌ぐほど。そんな万能な彼は裕福な家庭に生まれるも、父が病弱な兄を溺愛したために愛情を向けられる事は無く、死んだ後も兄に溺愛していたため、兄にコンプレックスを抱く。静虎と木場が闘ったうちの勝者と戦うと大口を叩いていた割に、熹一に襷固めの変形、堅柔固めに敗北。その時に父が始めて自分に対して悲しみの眼差しを向けてくれたのを見て、笑いながら絞め落とされた。その後、熹一と和解するものの、幻舟が静虎に喧嘩を売ったのを止めようとしたが、腕を瞬間で折られてしまった。得意技は蛇豪締め、不知火。
- ギャルアッド・スワンパクティ
- ムエタイファイターで、ムエタイ戦跡は16勝1敗(1敗はキックが金的に入ったため)ストリートは50戦無敗。タイのスラム街に生まれ、本物の貧困を知っており、負ければ地獄の恐怖を味わいながら闘っている。生活のためのファイトマネーを稼ぐため、10歳の時にファイターになった。負けた時の相手を完膚無く叩きのめし、それ以来試合を組まれなくなった(ムエタイはポイントを奪い合うルールのため)。日本へは所用で来ており、そこで熹一と知り合う。熹一と闘い、その時に熹一の螺子拳を受け、その後の強烈なミドルキックなどを受けながらも何度も立ち(敗北は地獄と知っているため)最後には勝利した。その後は熹一と仲良くなる。そして、試合を組んでもらうため試合をするが、相手は運悪くガルシアだった。ガルシアのミドルキックにより、内臓破裂。再起不能となってしまった。ちなみに、彼の友達は、昔ギャルアッドに負けた元ムエタイファイターで、物乞いになる為に足を切り、現在はタイ料理の店をやっている人がいる。得意技はコブラソード、スパインヴィップ。
- 朝昇(ちょうしょう)
- 本名、朝田昇(あさだ のぼる)。通称鼠の朝昇、奇人。1500以上の間接技を使いこなし、3000本の骨を折って来たと言われる。身長は熹一よりも低い。自分の追い求める完璧な人間が目標。俗に言うエリートで、自分も認めている。その割にコンプレックスが多く、熹一曰く「ひがみっぽい」。東大法学部卒業で、昔、マナーの無い相手を注意したとき、暴力で返され、それから格闘技術を学ぶ事に。その時にシュートアカデミーに入門。マナブに武道を教えてもらう。習っているとき、シュートを馬鹿にしに来た第一線で活躍していたプロレスラーを毒蛭観音開きで一瞬にして葬る。それからプロレス界では朝田の名はタブーとなり、黒竜寺へ。そこで、死の恐怖を超越するために修行に励む。首を絞められても2分間は耐えることが出来、自分の顎間接をはずしたり、真剣の上を歩く事すら出来る精神力を持つ。露土馬と闘い、骨という骨を折り、完全に破壊。しかし、熹一との闘いで、膝関節を破壊。熹一の右腕を折ったがその右腕で、留波拳を受け敗北。それ以後熹一と仲良くなる。TDKに出場。マーベラス・バーグレー戦で観客は「噛ませ犬」といったが、朝昇はバーグレーの膝関節を破壊。一気にファンを増やす事に。目玉が飛び出るほどのパンチをもらうが、自分で調整して直した。そして、三角締めで絞め落し、葬る。その後にはバーグレーとも仲良くなる事に。その次の試合は義生の大怪我による状態での試合でドクターストップにより勝利。準決勝ではガルシアと戦い、顔面がボロボロになるまで闘い続け、完敗。戦闘スイッチが入った時に発する言葉は「んかぁ!!」モデルは朝日昇。得意技は毒蛭、毒蛭観音開き、腕ひしぎ十字固め、顎蛭、神速タックル。
- 藤田尚矢(ふじた なおや)
- 藤田剛三の息子で、大学柔道の猛者。柔道のキャリア、技術では父に劣る物の、ノールールの世界では圧倒的に上の選手。柔道の世界でメダルは確実といわれていたが、父親の借金のせいで柔道をやめ、働く事に。母親は病気で倒れている。朝昇が強いといい、また熹一の頚椎を背負い投げで痛めさせた人物。モデルは、小川直也。得意技は一本背負いなど。
- 祠部矢治(しぶや おさむ)
- 首刈りのシブヤ。熹一VSゴードンのあと、勝利した熹一に不意打ちをかまし、「熹一は弱い」と言いKOした新横浜プロレス所属のプロレスラー。プロレスラーとして、東京ドームを満員にしたいという夢を持っているが、所属している新横浜プロレスは2日で潰れ、再建を目指して闘った。新横浜プロレスの目標は笑いもガチンコバトルもできる、「子どもから大人まで楽しめるプロレス」らしい。ちなみにショープロレスはあまり得意でない。しかし、ノールールの闘いではかなりの上級者。しかし、再戦した熹一の変形うなぎ絞めの前に敗北。泣き崩れてしまった。
- 高坂剛眼(こうさか ごうがん)
- 悪魔の右腕を持つ男。安桐流体術。師である安桐院虚毘郎が10年前に鬼龍に殺され、鬼龍を倒すため、右手親指以外の4本の指を異常に鍛え、鋼のような貫き手「魔羅手」をつくりあげた。熹一と闘うものの、戦意喪失によって敗北。モデルは高阪剛。
- 蟇空(ばくう)
- 西洋の古代の秘術、カバラと中国拳法を融合させたカバラ拳法を使う、武術の第一人者だが、鬼龍に表情を奪われていた。熹一の右アッパーの前に敗北。
[編集] TDK出場者(熹一、義生、朝昇、ガルシア以外)
- TDKとは?
- アイアン木場が生前におこなうと決めていたトーナメントで単行本22巻~38巻辺りまで、高校鉄拳伝タフはTDK編に入る。木場が選び抜いた選手16人(4グループ)の選手(革了、ピーター・カーマン、リカルド伊藤、バーグレー、ヒース、マーク・ハミルトン、河野、東、藤田剛三、エンゾウ、セルゲイ、ゴードン、ガルシア、熹一、義生、朝昇)+)リザーバー(木場真一)の選手らがアイアン木場の残した200億の全財産+名声をかけて闘った。決勝は、熹一とガルシアで、優勝したのはガルシアとなった。
- 栗須革了(くりす かくりょう)
- アイアン木場が霊長類最強の雄と言わしめた強力の持ち主。その腕力は御神木を傾かせるほど。カーマンを円空投げで沈めたが、第二戦のエドガード・C・ガルシアに鎖骨打ち一撃で骨が折れ、瞬殺される。得意技は円空投げ。モデルはクリス・ドールマン。
- ピータ・カーマン
- 殺人貴公子と呼ばれている。GP三年連続王者。来ると分かっていても避けれないハイキックを使う。幼少時に母親の過剰な暴力虐待を受けて育ってきたため、自らもそれに影響されている。革了の円空投げで沈められた。得意技はハイキック。モデルはピーター・アーツ。
- リカルド伊藤(りかるど いとう)
- 日系ブラジル三世。悪魔の寝業師と呼ばれるブラジリアン柔術王者。ヒースを超えるグラウンドの技術を持っているそうだが、ガルシアに3秒でKOされ、緊急入院に。得意技は不明。
- マーベラス・バークレー
- 最強のハードパンチャー。世界統一ヘビー級チャンピオン。妻の浮気で顔面に暴行。その賠償金稼ぎのため、TDKに出場。歴史史上最強といわれるパンチは朝昇の目玉が飛び出るほど。スラムの出身で、警官を殴り殺しかけていた時にMr.Kに拾われた。試合は、最後には膝と50億円を稼ぎ出す右腕を折られ、三角締めによって絞め落とされ敗北。Mr.Kは怒り、そのままタバコを押し付け帰ったが、骨が綺麗に折れていたため復帰が出来る予定。また、朝昇とも友情が生まれている。モデルはマイク・タイソン。
- ヒース・クランシー
- クランシー一族で次期当主。別名砂のヒース。兄、ゴードンが父殺しの仇としてTDK内で闘いを望んだが、マーク・ハミルトンに完敗する。その後、ゴードンと闘い、父の死が父の自己完結だったことを知り、和解する。モデルはホイス・グレイシー。得意技はネック・ローリング。
- マーク・ハミルトン
- 褐色の核弾頭。シューターで、コンプリートファイターを自負しており、又、他も認める選手。昔に自分の母が目の前で父に銃で殺されたのを見たので、それがトラウマとなり、「淫売の息子」と呼ばれるとキレて止まらなくなる(曰く勝利の呪文)。マフィアのボスの女に手を出し、日本へ逃げてくる。ケンブリックを連れて来たマフィアの部下をケンブリックともども汗すら掻かず瞬殺。そのまま試合でヒースに圧勝。「ゴードンの無敗記録を破る男はこの男か」とまで言われたが、ゴードンの180ヒール・ホールドの前に敗北する。モデルはマーク・ケアー。
- 河野正哉(こうの せいや)
- 弾丸特急と呼ばれる、正統派レスラー。義生と闘い、プロレス否定発言をするが、最後にオイシイ所を持っていった。敗北しながらも虚勢を張り、それを隠し通した姿で、ファンを引き戻した。敗北後旅に出た。モデルは、今は亡き橋本真也。
- 東修人(あずま しゅうと)
- 超巨人。太道館空手の選手で3年連続空手トーナメントチャンピオン。212cm、120Kgの特異な身長+体重を持ち、オメガ・バンクアップをしなくても、十分な打撃力を持っているが、オメガ・バンクアップ状態だとアイアン木場を越えるのではないかと思わせるほどに強力な打撃を見せる。ただ、数分しか使えないため、そのチャンスを熹一に完璧なガードをされ、疲れたところを完壁にしとめられた。得意技は空襲と呼ばれる連続の打撃、超筋肉増幅呼吸法(オメガ・パンプ・アップ)。モデルはセーム・シュルトで、名前の元には東孝も含まれている。
- 藤田剛三(ふじた ごんぞう)
- 無差別級柔道界の至宝。柔道5段で、柔道は最強。愛人のマルゲリータとフィリピンで暮らすためTDKに出場も、エンゾウに完膚なきまでに叩き潰された。その後、ホテルで息子の尚矢に怪我した状態で更に痛めつけられ、その後自分が弱い父である事を認め、息子とともに病気で入院中の正妻の元に帰っていった。
- 笹川エンゾウ (ささがわ えんぞう)
- 狂犬。犬をもかみ殺すほどの凶暴さを持つ。キング笹川の実弟。捨て子であった経験を持っていて、又、殴られても痛みを感じなく、母に、暴力を受けていた。そのため、暴力しか愛情表現が出来ずに痛みを知ろうとしていた。小学校時代には、好きな人ができ、その人を蹴った、など、色々なエピソードがある。藤田剛三を瞬殺し、義生を半殺しにしたが、熹一にはボロボロにされながらも両者ダウン時に静虎が熹一に触れたので一応勝利するが、腕を骨折、また、辞退したと見られる。その後は義生ととも熹一を応援し、熹一の練習に一緒に付き合っている事から仲が戻ったようである。モデルは大和魂のTシャツを着ていたこととキャラクターから間違いなくエンセン井上。
- セルゲイ・クリシチョフ
- 白狼とよばれたレスリングフリースタイル金メダリスト。国家警察に勤めている。(理由は「そこに獲物があるから」だそうである)筋力のバランス(速筋、遅筋)がゴードン曰く素晴らしいらしく、パワーとスピードを長時間MAXにできる。しかし、ゴードンの筋肉を超えた力によって、袈裟固めのあとに頚動脈のみを絞められて、あやされて眠りにつくように敗北した。ちなみに義生は彼の大ファンである。モデルはレスリングフリースタイル57キロ級モスクワ五輪金メダリストのセルゲイ・ベログラゾフ。
- ゴードン・クランシー
- 伝説の柔術家・バーリ・トゥードの王。クランシー一族最強の男。500戦無敗で、最強に最も近い男と言われる。ゴードンの父親さえも最強と言わせる。セルゲイをあやしつかせるように絞め落し、ハミルトンを180ヒール・ホールドで葬り去った。彼は病気の息子のため闘っており、その治療費の為に一試合一億円の破格なファイトマネーを要求している。又、自分の血を止める事ができ、それ故に神様と言わせるなど、相手を自分のペースに巻き込む事も出来る。しかし結局は熹一の阿鼻固めによって敗れた。得意技はヒール・ホールド、180ヒール・ホールド、墓石固め、ロック・ザ・ドラゴン。モデルは間違いなくヒクソン・グレイシー。(ちなみに息子のエピソードはヒクソンの息子,ハクソン・グレイシーのバイク事故事件の起きる前だったのでたまたまリアルタイムに重なってしまった。)
- 木場真一(きば しんいち)
- アイアン木場の息子で容姿はとても若い頃のアイアン木場に似ている。カズ富士田の呼び名はキバシン。アイアン木場の全てを受け継いでおり、全てを憎しむ。理由は、木場に自分の存在を目で否定されたためである。また、アイアン木場のジャーマンスープレックスを潰す技、鉄槌車輪やプレーン・プレスを使う。熹一とはTDKリザーブマッチで、静虎とアイアン木場の戦ったボイラー室で闘った。プレーン・ブレスなどの技を繰り出すも、途中で遠くから見守っているアイアン木場の愛情に気付き、憎しみを忘れた。試合は熹一の灘神影流のオンパレードで最後に鰻締めで絞め落とされた。目覚めてまっすぐ外のドアに向かって歩くがドアを開けて熹一の勝利を認めるなど潔い部分もある。得意技はプレーン・プレス、鉄槌車輪等。
[編集] その他の人及び熹一と直接闘っていない格闘家達
- 石毛(いしげ)
- 通称チンゲ。いじめられていたが、熹一と仲良くなってからはいじめられなくなった。格闘技マニアで色々と本やビデオを持っている。
- 森浦(もりうら)
- 通称モリヤン。熹一の友達。彼女がいるそうだ。
- 尼崎の島木(あまがさきのしまき)
- シマキンと呼ばれた暴走族のヘッド。ついこの前に鑑別所から出所したばかり。自分の兵隊が熹一にボコボコにされたために、熹一を探して石毛を人質に取る。筋肉は格闘技に適した、筋肉の上に脂肪をつけており、熹一のパンチが効かなかったが、あっさり骨を折られて秒殺された。
- 坂上ジロ(さかがみ じろ)
- 自称青葉工業高校を仕切っているという熹一の一つ上の先輩。染谷兄弟を警察に通報して、報復を食らった。また、御国野のに瞬殺された。よく熹一に泣きつく。ボクシングをやっているらしい。
- 染谷狂一、狂二兄弟(そめや きょういち、きょうじ きょうだい)
- オソメブラザーズと呼ばれる、有名な不良。狂一はヤクザの構成員とも言われ、狂二は少年院に入所していた。ナイフを使うものの、熹一に蹴られて、骨が折れ、投げられて瞬殺される。
- 川崎タカ子(かわさき タカこ)(声:鈴木麗子)
- 黒田光秀の彼女。空手経験者で素手の女チンピラ3人まで軽くあしらえる。熹一に告白を迫られた。また熹一に黒田と闘うな、などと言ったりした。
- 立花リカ(たちばな リカ)
- 高校の数学の先生。加納のことを思っているが隠そうとしている。また、加納と性関係を持っている。加納に彼の性格を直して欲しく、熹一に「壊して」と頼む。
- 八田(やた)
- プロレスラーで藤田に勝った。ジャーマンスープレックスで沈めたが、勿論ショーである。
- 藤田(ふじた)
- プロレスラーでいつも負け役の選手。八田との試合の後酔って、サラリーマンに馬鹿にされたので、プロレスラーの肉体のタフさを見せ付けていたが、静虎に止められる。その後静虎に喧嘩を売るが、キックで骨が折れた(関節で無い部位)。
- 天州(てんしゅう)(声:岸祐二)
- 木場の跡を継いだ次ワールドプロレス総裁でチャンピオン。木場が在命時には左門にヘッドロックで落とされ、総裁になってからは祠部矢治らの熹一襲撃を鬼龍に命じられるなど、あまり強い立場ではないようにおもわせる。
- 倉本鉄山(くらもと てつざん)
- 拳術館空手創始者。様々な他流試合に勝利した超人。「一撃必殺は理論ではなく鍛錬でのみ達成される」を旨とした、拷問じみた修練で知られる。友人が債権問題でヤクザに監禁され、事務所に乗り込みヤクザ23人と喧嘩をし、無傷で勝利したが、過剰防衛とみなされ逮捕され、空手界から追放された。その後もヤクザに狙われている。
- マサルちゃん
- 熹一の学校の先生。長くてだるい授業らしい。熹一は真面目に聞いている。あまり真面目な先生ではない(TDKの賞金を分けてなどと言っていた)。
- 御国野(みくにの)(声:伊丸岡篤)
- 宝船商業高校の不良でナイフを常に持っている。刺し方が上手く、動脈を切らないように切り、相手に恐怖感を残して勝つ。義生に仲間ともども殴り倒され、最後の力を込め、ナイフを刺した後に義生に指を木っ端微塵にされ、ローキックで胃を蹴られ吐いた。
- 高石アケミ(たかいし アケミ)(声:沢城みゆき)
- 義生の妹。義生が三国野に刺された時、神戸まで来て看病していた。
- ショーン・J・阿久津(しょーん・じぇい・あくつ)
- デビルファクトリー(最凶の格闘家をつくるための施設で、義生やレムコを輩出した)館長。人体力学及び心理学に精通していて、格闘技界のマッド・サイエンティストと呼ばれている。
- 神魔関(じんまぜき)
- 相撲で、レムコの先輩。レムコの態度が気に障るらしく(チャンコ番などをしない、態度が悪い)バットで殴ろうとしたがそのバットともどもパームボムで吹き飛ばされ一撃必殺される。
- 角丸信太郎(かくまる しんたろう)
- 龍宮流柔術15代目宗家。幻舟にへっぽこ柔術と馬鹿にされ勝負を挑むも奥義・破龍で首より下を不随にされる。しかし、静虎の懸命な施術によって歩く事が出来るまで回復する。
- 茨幻舟(いばら げんしゅう)(声:大塚周夫)
- 剛越流柔術宗家で、葵新吾の師匠。無慈悲で非道な人格。角丸新太郎を首より下を不随にした張本人。また、他流試合で殺人未遂&傷害で捕まっていた。相手の動きを読む事ができ、160cmに満たない60を過ぎた身体でデビルファクトリーの選手を秒殺したが、静虎には破龍を繰り出すも成す統べなく瞬殺された。得意技は破龍、不知火。
- オレッグ・ポビロフ
- サンボのチャンピオン。新吾の挑発に乗り、飛びつき腕ひしぎを決めるが関節の柔らかい新吾には効かず、蛇豪締めで両腕を折られる。モデルはオレッグ・タクタロフ。
- 加古川の菊村(かこがわのきくむら)
- 暴走族のヘッド。そこいらの暴走族のヘッドと根性が違うらしいが、熹一に刀で立ち向かうの関節を決められ、瞬殺される。
- 木場活一郎(きば かついちろう)
- アイアン木場の次男。木場を憎み、殺したいと思うほどだが、子供を本気で潰そうとした木場をある意味、尊敬している。
- モラヘス
- グラウンド、パワーのとても優れたブラジリアン柔術の選手。ガルシアに間接蹴り、顔面蹴りで瞬殺された。
- 有川道元(ありかわ どうげん)
- かつては不死身の道元と呼ばれた。ベンチプレス200キロ、スクワット300キロを出す。拳術館出身の格闘家で熹一のことは倉本鉄山から聞いているそうである。鉄心館空手を習得し、大熊を育て上げた。ギャルアットの前蹴り⇒コブラソードの前に敗れ去った。
- 大熊(おおくま)
- 有川道元が育て上げた、鉄心館空手の中で最強の門弟。道元が熹一らとともに道場についた時にはギャルアッドに他の門弟ともども倒されていた。
- 戸口昭(とぐち あきら)
- キックボクサーで、日本フェザー級チャンピオン。タイで評価されており、本場のムエタイでも成功する選手と見られているが、ギャルアッドのコブラソードで1ラウンドKOされる。
- 雲光(うんこう)
- 黒竜寺住職であり、英拳派宗家。熹一に留波拳で波動を入れ、瞬殺した。奥義の真言波を使いこなし、人肉の味を知る野良狼さえもやすらかにさせることが出来る。ミスチルが好きで、イヤホンでよく聞いている。得意技は留波拳、真言波。
- 間堅(まがし)
- レスリング元日本代表で義生の後輩。暴力事件でアマレス界から追放。昔は義生に負けてばかりだったが、今は勝てるといい、喧嘩を売る。黒竜寺で鍛え上げた肉体は筋肉の上に脂肪を着けており、熹一をして「とてもバランスがいい」と言わせた。しかし義生のチョークスリーパーに1分以上かけさせながらも落とされた。強い者に媚び諂うような性格。御粥しか食べてはいけない黒竜寺の中で内緒に乾き物を食ったりしているそうだ。
- 露土馬(ろどま)
- 魔物の露土馬。異種格闘技戦の各種タイトルをとり、英拳派究極奥義の真言波を求め、黒竜寺へ来た。パンチ一発で500キロの牛を昇天させ、猪を軽々殺す。真言波をかけ朝昇と闘うものの、肋骨、腕を折られ、膝間接破壊などで敗北。得意技は楔打ち。モデルはデニス・ロッドマン。
- マナブさん
- 朝昇の先輩で朝昇の回想の中で出てくる。シューターで、朝昇の所属していたシュートボクシングの代表。最初は朝昇が嘗めている態度で道場に来たので絞めたりしていたが、最後の方では朝昇を認めていた。モデルは山田学。
- パブロ・スパーン
- 南米某国のコカイン市場を取り仕切るカルテルのトップ。この国の10%の人はコカインで収入を得ている。その中心にいたパブロは王宮での生活のような物をすごしていた。ガルシアの実力を調べるためウーゴを連れてきたが、ウーゴは敗北。その後、銃器をガルシアに向け、自分への絶対の服従を要求するが、カルテル破壊のために突入してきた米特殊部隊とアパッチの前に、自分の部下はほぼ壊滅状態に。最後はガルシアに絞め落とされ、そのまま首を折られ絶命。
- ウーゴ・ロドリゲス
- 南米の悪魔といわれ、ルチャ・リブレの選手が震え、ブラジリアン柔術の選手は恐れ慄くほどの強さを持ち、殺人の罪で現在、懲役300年の刑に服している。対戦相手をことごとく再起不能や殺害してきた。ガルシアのボーン・トルネードによって敗北。
- キング笹川
- エンゾウの兄。アイアン木場の愛弟子だったが、独自の技術体系と理論に基づいて、新格闘団体を設立した。ちなみにエンゾウとは血はつながっていない。
- Mr.K(ミスター・ケー)
- バーグレーを育てた人物。プロモーターと関係が深い人物と思われるが、素性は不明。バーグレーが朝昇に敗北したため、「ボクサーの面汚し」などと罵るなどをして怒り帰っていった。
- ガス・リプケン
- コンプリートファイターで、TDKのバーグレーのトレーナー。熹一も知っている事からなかなか有名な選手。バーグレーにオイルをしみこませるなど、様々な事を仕込んだ。
- エミリオ・クランシー
- ゴードンらの父。自ら作った「ロック・ザ・ドラゴン」を封印した。幼少時のゴードンに厳しくあたっていたが、それはゴードンの素質を見抜いたため(ゴードンも気付いていた)末期癌で余命三ヶ月の時にゴードンと闘い、その後自ら絶命した。モデルはエリオ・グレイシー。
バルコ
- マーク・ハミルトンのセコンド。勝利の呪文をマークに言っているのが彼。
- カズ富士田(カズふじた)
- レスリンググレコローマン五輪元代表の名選手。サンボ、ボクシングにも取り組んでいた。プロレス界には必ず入らなかった男。また、木場真一に技術を教え込んだ男で、彼自身アイアン木場のファンで、TDKでのアイアン木場の生前の映像で号泣したほど。プレーンブレスを作った男。のちに熹一のトレーナーに。変な癖があり、人型のサンドバックに名前がついている。モデルは藤田和之。
- 安桐院虚毘郎(あんとういん きょびろう)
- 安桐流体術宗家。剛眼の師匠。10年前に鬼龍と闘い敗北。死に追いやられる。モデルはアンドレイ・コピィロフ。
- 陳老師(ちんろうし)
- 推定160歳。幼少から中国武術に精通しており、今も尚生きている。熹一の祖父が鬼龍の呪怨に敗れた時も死んだフリで助かるほど、死んだフリが得意らしい。
- 田山(たやま)(声:塩屋浩三)
- 早瀬ミドリ(はやせ ミドリ)(声:森結佳)
[編集] 技
この漫画にはヒールホールドや腕ひしぎ十字固め等の現実に使用されている技が数多くあるが、ここでは漫画オリジナルの技についてのみ、説明する。
[編集] 灘神影流活殺術
- 斧旋脚(ふせんきゃく)
- 片腕を地に付け、両足で顔面を蹴り上げる技。
- 破心掌(はしんしょう)
- 心臓への掌低。極めれば心臓が止まる。初期のうちに喝を入れると治る。
- 脱骨術(だっこつじゅつ)
- 関節技の回避のため、あえて自分から関節を脱臼させる。外したのち関節を入れ直し、ダメージを最小に抑える技術だが、靭帯などを損傷してしまうと、使用はできない
- 鼓爆掌(こばくしょう)
- 鼓膜を破る。
- 菩薩拳(ぼさつけん)
- 自らの全身の力を使い拳を打ち込む。力に力みがあれば入らない技。
- 大蛇固め(おろちがため)
- 大蛸固め(きょしょうがため)
- 地雷殺(じらいさつ)
- 両足のツボを手でつき、そして両足で蹴り上げる。脳を揺らす技で、顎を砕く技ではない。
- 爆舟掌(ばくたんけん)
- 下丹田に正拳突きをして、内部から相手の身体を破壊する。
- 指烈固め(しれつがため)
- 一寸棒死(いっすんぼうし)
- 耳の中に指を入れ、耳の中のツボを突き、相手を失神させる。
- 腕卍固め(うでまんじがため)
- 腕を卍にして固める。
- 襷固め(たすきがため)
- 身体を絡め、固める技で、足を破壊する。
- 百足固め(むかでがため)
- ヒールホールドを返す技で、足間接最強の技。
- 螺子拳(ねじけん)
- 樹根倒し(きねだおし)
- 蛇縛包(じゃばくほう)
- 毒蛾固め(どくががため)
- 髄破(ずいは)
- 「脳髄まで響く」という頭突き、
- 鰻締め(うなじじめ)
- 不動巻き(ふどうまき)
- 膝などの靭帯を損傷した時、着衣を破り独特の縛り方で固定する技法
- 釘車(くぎぐるま)
- 鎖締め(くさりじめ)
- 阿鼻固め(あびがため)
- 魔神固め(まじんがため)
- 翼砕固め(よくさいがため)
- 腕がらみ鎖骨投げ(うでがらみさこつなげ)
- 岩鉄捩じり(がんてつねじり)
- 紐搦固め(じゅうだくがため)
- 海鼠ねじり(なまこねじり)
- 蠢蟹掌(しゅんかいしょう)
[編集] OVA版
[編集] スタッフ
[編集] 主題歌
- ED「Private Emotion」(歌:Lapis Lazuli)
[編集] その他
[編集] 外部リンク
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