鶯の森駅
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鶯の森駅(うぐいすのもりえき)は、兵庫県川西市にある能勢電鉄妙見線の駅。
昔、駅前の猪名川は遊泳場だったが、伊勢湾台風により壊滅し廃止された。
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[編集] 駅前の由来
その名の通り、鶯が飛び交う森があったことによる。現在も鶯が春になると美しい声を響かせ、住人を楽しませている。
森については住宅開発が進み、市の管理地域を除くと最後に残った場所も2003年には開発されてしまった。駅から住宅街に登る坂道の間にわずかに面影を残すのみであるが、リス、タヌキ、イタチなどがいまだ健在でかわいい姿を見せる。
[編集] 駅構造
改札などは両ホームの北側に設置されている。鼓滝方面行きホームは、ホーム・コンコースの全てが同一平面上にあるが、滝山方面行きホームは改札・ホーム間に数段の階段が設置されている。なお能勢電鉄では唯一、改札内での両ホームの行き来が出来ない駅である。
[編集] 駅周辺
- 猪名川
鶯の森を出て北上すると、能勢電鉄妙見線は猪名川を渡る。能勢電鉄で唯一、猪名川にかかる橋梁である(能勢電鉄で唯一大阪府池田市を通る)。かつては単線の鉄橋でそろそろと渡っていたが、1969年に直線化した新線へ移行、複線化された。
すぐ横を兵庫県道12号川西篠山線が併走していて阪急バスの路線にもなっているが、この駅に接続するバス停は存在しない。