DJMAX
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『DJMAX』(ディージェイマックス)は韓国のPENTAVISIONが製作した音楽ゲーム、およびそのシリーズである。
2007年現在、Windows用のオンラインゲームである『DJMAX』、韓国の携帯電話用のゲームである『DJMAX Mobile』、PSP用のゲームである『DJMAX Portable』、およびそれを英語化し一部の内容を修正した『DJMAX Portable International』の4種類が存在する。また2007年3月30日、DJMAX Portableの次回作である『DJMAX Portable 2』が発売された。
目次 |
[編集] 基本システム
各列の画面上部から降ってくる『ノート』と呼ばれる物体(音符)を、画面下部の線上に現れる「キュー」と呼ばれる物体でキャッチする。具体的には、ノートが線上に限りなく近い位置まで落ちて来た時に、各列に対応するデバイスをタイミングよく押す事で、キューをノートが落ちて来る列に出現させる。ノートには、普通のノートと、一定の時間押し続ける『ロングノート』、およびDJMAX Portable用の、一定の時間アナログパッドを回し続ける『アナログノート』の3種類が存在する。
キャッチのタイミングのよさは『HIT率』と呼ばれる指数で表現され、最高100%から最低1%まで存在し、100%に近い程高いスコアとなる。また、連続でキャッチし続ける事で『コンボ』が発生し、コンボの数が大きいほど高いスコアを得る事ができる。逆にノートをキャッチし損ねた場合は『BREAK』となり、HIT率は0%で計算され、コンボもそこで途切れてしまう。連続でBREAKし続けると徐々に『HP』と呼ばれるゲージが減少していき、HPが0になるとゲームオーバーとなる。ハイスコアを出すには、一つもBREAKせず、且つ全てのノートを100%に近いタイミングでキャッチする必要がある。
ノートをキャッチすると、それぞれのノートに対応した音が鳴る。これを繰り返す事で決められたメロディが流れ、プレーヤーにあたかも曲を演奏しているかの如く感じさせる。タイミングよくキャッチし続ける事で、より正確なメロディを奏でる事が可能になる為、ハイスコアを狙う事は同時に正確に演奏するという事でもある。
[編集] シリーズ作品
- DJMAX(Windows 2004年6月サービス開始)
- DJMAX Mobile(携帯電話)
- DJMAX Portable(PSP 2006年1月14日発売)
- DJMAX Portable International(PSP 2006年10月27日発売)
- DJMAX Portable 2(PSP 2007年3月30日発売)
[編集] DJMAX
ジャンル | 音楽ゲーム、オンラインゲーム |
対応機種 | Windows |
開発元 | PENTAVISION |
発売元 | 韓国: Netmarble 日本: ネットマーブルジャパン 中国: 盛大 |
人数 | 1~多人数(協力、対戦、会話) |
メディア | ダウンロード |
稼働時期 | 韓国: 2004年6月 日本: 2005年4月26日 中国: 2006年7月 |
価格 | 無料(一部課金) |
必要環境 | CPU: Pentium III 800Mhz以上必須、Pentium 4 1.2Ghz以上推奨 Memory: 192MB以上必須、256MB以上推奨 Graphic: RIVA TNT2 32MB以上必須、GeForce2 MX/Radeon 9XXX 64MB以上推奨 OS: Windows 98/98SE/ME/2000/XP API: DirectX 8.1以上 |
『DJMAX』はWindows用のオンラインゲームとして、韓国で2004年6月下旬にNetmarbleにてサービスの提供が開始された。提供期間の内2005年3月8日まではベータテストを兼ねており、全てのサービスが無料で提供されていた。同年3月9日、ベータテスト終了とともに正式サービスへと移行し、内容の一部が有料化した。
2007年現在、韓国以外に日本と中国でもサービスの提供が行われている。日本では2005年4月26日よりネットマーブルジャパンにてサービスの提供が開始され、同年8月4日より正式サービスへと移行した。中国では2006年7月より中国の盛大にてサービスの提供が開始されており、現在ベータテスト中である。
単にDJMAXと言う場合は、この作品を指す事が多い。
[編集] プレーモード
キューを5つのキーで操作する『5キーモード(5KEY MODE)』と、7つのキーで操作する『7キーモード(7KEY MODE)』がある。更にそれぞれに『トレーニングモード(TRAINING MODE)』『ランキングモード(RANKING MODE)』『DJバトルモード(DJ BATTLE MODE)』『コースプレーモード(COURSE PLAY MODE)』の4種類のプレーモードが用意されている。なお、プレーモードを選択する画面を『ロビー(LOBBY)』と呼び、ここでは多数のプレーヤーとチャットをする事が可能である。
[編集] 5KEY MODE(5キーモード)
赤色と青色の2種類のキューを5つのキーで操作し、落ちて来るノートをキャッチする。キーを押さない限り、キューがその場から移動する事は無い。キューが2種類しか無い為、基本的に一度に3列以上のノートが落ちて来るパターンは無いが、後述する『MXスタイル』やパターン製作時のミス等が原因で、例外的に存在する場合がある。
[編集] 7KEY MODE(7キーモード)
5キーモードの左右にそれぞれ1列ずつ追加されたモード。真ん中の5列は5キーモードと同様だが、左右の列はキーを押した時に一定時間だけ黄色のキューが出る仕組みになっている。黄色のキューは赤色や青色のキューとは独立しており、左右の列にそれぞれ一つずつ存在する。その為、一度に同時に押せる列は最大で4列となる。基本的に一度に5列以上のノートが落ちて来るパターンは無いが、後述する『MXスタイル』やパターン製作時のミス等が原因で、例外的に存在する場合がある。
- TRAINING MODE(トレーニングモード)
- 一人で練習する為のモード。プレーヤーは『トレーニングステージ(TRAINING STAGE)』と呼ばれる部屋に入る事になる。曲の演奏中にEscキーを押すか、もしくは画面右下にある「退室ボタン」を押す事で演奏を中止することが可能。曲をクリアする事で『経験値』および『MAX(マックス)』と呼ばれるゲーム内通貨を獲得できる。また、平均HIT率の値によっては、それぞれのHIT率に対応した『ディスク(DISC)』を獲得できる事もある。累計経験値が一定量に達するとプレーヤーのレベルが上昇し、『HP』が上昇したり選択できる曲やパターンの数が増える。基本的には初心者が練習したり曲を把握する為に利用するプレーモードであるが、ハイスコアも記録される為、スコアを更新する目的でトレーニングモードをプレーする者も多い。また、MAXを100消費する事で、演奏はせずにムービーを観る事も可能。
- RANKING MODE(ランキングモード)
- 3曲続けてプレーして、獲得した点数の合計を競うモード。プレーヤーは『ランキングステージ(RANKING STAGE)』と呼ばれる部屋に入る事になる。トレーニングモードとほぼ同様であるが、トレーニングモードに比べて高いHIT率が出しにくくなっている。また、途中で演奏を中止する事もできない。3曲の内どれか一曲でもゲームオーバーになった場合、強制的にロビーに戻され、それまで稼いだスコアも無効となる。プレーヤーのレベルが高い程、選択できる曲やパターンの数が増えるが、トレーニングモードとはややシステムが異なる。
- DJ BATTLE MODE(DJバトルモード)
- 他のプレーヤーと対戦できるモード。プレーヤーは最大6人が同席できる『バトルステージ(BATTLE STAGE)』と呼ばれる部屋に入る事になる。同席しているプレーヤー同士でスコアを競い、最も点数の高かった順に順位が決定する。基本的にトレーニングモードと同様だが、その時点でのルームマスターのレベルや会員の種類によって選択できる曲やパターンの数が決定するという点、トレーニングモードよりも獲得できる経験値やMAXが多い点、そして一人だけでは曲を演奏できないという点で異なる。また、このモードのみ『ランダム選曲』が可能であり、条件を満たすと後述する『DJミッション』と呼ばれる特殊なバトルが開始される。なお、バトルの種類には、以下のものが存在する。
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- SINGLE BATTLE(シングルバトル)
- 各自がそれぞれに競い合うバトル方式。バトルステージに2人以上いればすぐにでもバトルをする事ができる為、手間がかからない。その為、且つ最も人気のあるバトル方式である。
- TEAM BATTLE(チームバトル)
- 同席しているプレーヤー同士が何人かで固まってチームを作り、チーム同士で競い合うバトル方式。2対2、3対3、および2対2対2でのバトルが可能だが、2対3や1対5等、互いのチームの人数が等しくない場合はバトルができない。シングルバトルに比べるとやや手間がかかる他、演奏中に途中退室したプレーヤーの成績が考慮されないという問題がある為、あまり頻繁に行われる事は無い。
- SCORE BATTLE(スコアバトル)
- シングルバトル、またはチームバトルにおいて、スコアを競い合うバトル方式。順位は最も高いスコアを出したプレーヤー、またはチームの順に決定される。シンプルなルールである為、人気のあるバトル方式である。
- ITEM BATTLE(アイテムバトル)
- シングルバトル、またはチームバトルにおいて、HPの残量の割合を競い合うバトル方式。演奏中にノートと一緒に落ちて来るアイテムをキャッチし、それを自分、または相手に使用する事で、相手とって不利な状態にしたり、自分や相手のHPを回復させたりする事ができる。アイテムの使用はキューを操作するキーとは別に、1~6のキーを使用する為、スコアバトルと比べるとキー操作がやや複雑になる。
- SINGLE BATTLE(シングルバトル)
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- COURSE PLAY MODE(コースプレーモード)
- あらかじめ決められた一連の曲(『コース』)を連続でプレーするモード。プレーするにはMAXや、コースによっては『クレジット』とよばれる、現金で購入できる回数券のようなものやディスクが必要になる場合がある。コースをクリアすると、DJバトルモードで獲得できるものと同等の経験値やMAXが手に入る他、コースによってはそれらにボーナスが加算される場合もある。また、ランダムでアイテムが手に入る事がある他、『コースクリアディスク』と呼ばれる特殊なディスクが手に入る。ボーナスが非常に高く設定されているコースをクリアすると、トレーニングモードやバトルモードで同じ数の曲をクリアするよりも大量の経験値やMAXが手に入る為、一度に多くのMAXや経験値を稼ぎたいプレーヤーに人気がある。演奏を途中停止させる事ができないのはランキングモードと同様であるが、途中でゲームオーバーになっても再度MAXやクレジットを支払えばコンティニューする事ができる点で異なる。また、クリア後の次の曲を開始する画面でEscキーを押すか、もしくは画面右下にある『退室ボタン』を押すと途中退室する事ができる。その場合、もしくはコンティニューをしなかった場合、それまでに獲得した経験値やMAXにクリア時のボーナスは加算されない。現在、1コースあたりの曲数は、最小は3曲から最高は26曲までが存在する。なお、それぞれのコースで上位50人までのハイスコアが記録されるが、1ヶ月経つと消えてしまう。
- DJ MISSION(DJミッション)
- DJバトルモードにおいて、ある時点から4曲目以降の演奏時にランダム選曲をした場合に開始される事がある特殊なバトル。4、5曲目の場合は開始されない場合もあるが、6曲目以降にランダム選曲をすると確実にDJミッションが開始される。DJミッション終了後は通常のバトルに戻るが、終了時から4曲目以降にランダム選曲をすると再びDJミッションが開始される。DJミッション中はランダムに、落ちて来るノートが爆弾になる(キューで拾ってしまうとHPが減る)、ノートの落下速度が速く/遅くなる、画面の上半分/下半分が隠れる、画面が点滅する等、アイテムバトルのアイテムを使用した時と同様の現象が発生する。このため、クリアやハイスコアを狙う事が非常に困難であるが、クリアすると獲得できるMAXにボーナスが加算される他、1位になったプレーヤーおよびチームは、後述する各スタイルに対応した『ミッションクリアディスク』を獲得できる。DJミッションはレベル1からレベル3まで存在し、レベルに応じて獲得できるミッションクリアディスクが変化し、レベルが高い程MAXボーナスも増加する。
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- レベル1:MAX+100%、各スタイルのレベル1ミッションクリアディスク
- レベル2:MAX+200%、各スタイルのレベル2ミッションクリアディスク
- レベル3:MAX+300%、各スタイルのレベル3ミッションクリアディスク
- どのレベルのDJミッションが開始されるかは予め決まっており、DJミッションが開始される度に、1→1→2→1→1→2→1→1→3→…の順番で回ってくる。レベル3ミッションを開始するには、最低でも40曲は演奏する必要があり、そしてクリアも極めて困難である事から、レベル3のミッションクリアディスクはかなり貴重であると言える。
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[編集] スタイル
各曲のノートの落ち方には数種類のパターンがあり、一つ一つが異なる難易度区分に存在する。この難易度区分の事を『スタイル(STYLE)』と呼ぶ。スタイルには、以下のものが存在する。
- EASY STYLE(イージースタイル)
- 最も簡単で、初心者にも最適なパターン。しかし、中には後述する『NORMALスタイル』並に難しいパターンも存在する。全てのスタイルの中では最も高HIT率を出しやすく、落ちて来るノートの総数も少なめになっている。その為、HIT率の調整が比較的容易である事から、初心者のみならず、特定のディスクを獲得する為に選択する者も少なくない。なお、曲によってはEASYスタイルが用意されていないものも存在する。省略形は『EZ』。
- NORMAL STYLE(ノーマルスタイル)
- EASYスタイルよりもある程度難しい、基準となるパターン。EASYスタイルと比べると、やや高HIT率が出し難くなっており、ノートの総数もやや多めになっている。曲によっては、後述するHARDスタイル並に難しいパターンも存在する。省略形は『NM』。
- HARD STYLE(ハードスタイル)
- NORMALスタイルよりも難しい経験者向けパターン。NORMALスタイルと比べて高HIT率が出し難くなっている上、ノートの総数も1000を越えるものも多数。なお、曲によっては(特に7KEY)HARDスタイルが用意されていないものも存在する。省略形は『HD』。
- MX STYLE(エムエックススタイル)
- EASY、NORMAL、HARD、そして後述する『SC』の各スタイルとはやや異なるパターン。同時に落ちて来るノートの最大数が5列(7列)になり、キューが全て排除されている。このスタイルではキューを操作するのではなく、判定ラインの近くまで落ちて来たノートをタイミングよく『叩く』事でHITすることができる。ただし、ノートを叩く際にノートが落ちて来ていない列を同時に叩いた場合、『FAULT』というペナルティも同時に発生する。FAULTが発生するとBREAK同様、HPが減少してしまうが、BREAKとは異なりコンボが途切れる事は無い。基本的にはHARDスタイルの上位の難易度に該当するが、曲によっては同曲のHARDスタイルよりも簡単なパターンになっているものも存在する。その他、予めノートの落ちて来る速度に補正がかかっているものや、HPゲージが回復しないもの、著しく高HIT率が出し辛い/出し易いもの等、同スタイル内でも様々なパターンが混在しているのが特徴的である。MXスタイルをプレーする際、プレミアム曲以外ではMAXを150消費する(後述の『クレジット』『プレミアム利用券』参照)。このスタイルは、曲が収録されてからしばらく後に、おまけ的に追加される場合が多い。省略形は特に無く、MX自体が何らかの省略形であると思われるが、詳細は不明。
- SC STYLE(エスシースタイル)
- 全スタイルの中で最も難しいとされるパターンで、現時点、全曲とも最低LV10を超える超難易度の譜面のみで構成されている。基本的にBREAKによるHPの減少量が他のスタイルと比べて多く、また回復もしない。そして高HIT率も出し辛い為、このスタイルでディスクを獲得する事は非常に困難である。更に、曲によっては予めノートの落ちて来る速度に補正がかかっているものが多い。ただし一部の曲には例外も存在する。SCスタイルを選択するには、フリープレイ・ランキングモードでは自身がクレジットを所持している事、バトルステージではクレジット所持者がルームマスターになっている必要がある。加えて、プレミアム曲でない場合はMAXを150消費する(後述の『クレジット』『プレミアム利用券』参照)。このスタイルは、曲が収録されてからしばらく後に、おまけ的に追加される場合が多い。なお、SCとは『Super Crazy(スーパークレイジー)』の省略形である。
[編集] ディスク
特定の平均HIT率を出す事で、対応した『ディスク(DISC)』を獲得できる。ディスクを獲得すると、そのディスクに応じてボーナス点が加算される。また、前述の『コースクリアディスク』や『ミッションクリアディスク』等、平均HIT率以外で獲得できるディスクも存在する。ここでは平均HIT率によって獲得できるディスクについて説明する。また、特に断らない限り、情報は日本版のものである。
- BRONZE DISC(ブロンズディスク)
- 平均HIT率の実際の値が96.0%以上97.0%未満の場合に獲得できるディスク。ボーナスは+1,000点。
- SILVER DISC(シルバーディスク)
- 平均HIT率の実際の値が97.0%以上98.0%未満の場合に獲得できるディスク。ボーナスは+3,000点。
- GOLDEN DISC(ゴールドディスク)
- 平均HIT率の実際の値が98.0%以上98.4%未満の場合に獲得できるディスク。ボーナスは+5,000点。
- BRONZE MAX(ブロンズMAX)
- 平均HIT率の実際の値が98.4%以上99.6%未満の場合に獲得できるディスク。ボーナスは+10,000点。
- SILVER MAX(シルバーMAX)
- 平均HIT率の実際の値が99.6%以上99.8%未満の場合に獲得できるディスク。ボーナスは+15,000点。
- GOLDEN MAX(ゴールドMAX)
- 平均HIT率の実際の値が99.8%以上100%未満の場合に獲得できるディスク。ボーナスは+20,000点。
- STEEL MAX(スチールMAX)
- 平均HIT率の実際の値が100%丁度の場合に獲得できるディスク。ボーナスは+30,000点。事実上の満点。
- SAPPHIRE DISC(サファイアディスク)
- 平均HIT率の実際の値が1%丁度の場合に獲得できるディスク。ボーナスは+150,000点。
- RUBY DISC(ルビーディスク)
- 平均HIT率の実際の値が10%丁度の場合に獲得できるディスク。ボーナスは+200,000点。
- DEVIL DISC(デビルディスク)
- 平均HIT率の実際の値が66.6%丁度の場合に獲得できるディスク。ボーナスは+100,000点。
- RAINBOW MAX(レインボーディスク)
- 平均HIT率の実際の値が77.7%丁度の場合に獲得できるディスク。ボーナスは+100,000点。場合によってはSTEEL MAXの点数を大きく上回る事もある。
- DRAGON DISC(ドラゴンディスク)
- 平均HIT率の実際の値が88.88%丁度の場合に獲得できるディスク。ボーナスは無し。中国版オリジナルのディスクで、正式名称は『龙碟』。
[編集] エフェクト
ノートの落下速度を変更したり、落ち方を変更したりする等の機能を『エフェクト(EFFECT)』と呼ぶ。エフェクトを使用する事によって、プレーヤーにとって最適な環境を作り出す事が可能である。また、各エフェクトにはそれぞれボーナス点が設定されており、ハイスコア目的としても使用される。エフェクトには、以下のものが存在する。
- 落下速度
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- SPEEDx1.0~5.0
- 数値が大きい程、ノートの落下速度が速くなる。演奏中にF4およびF5キーを押す事で速度を変更できる。ボーナスはなし。基準は1.0。
- SPEED DOWN
- SPEEDx1.0よりも落下速度が遅くなる。SPEEDx1.0~5.0とは異なり、演奏中に速度を変更する事はできない。ボーナスは+3,000点。
- SPEED UP
- SPEEDx5.0よりも落下速度が速くなる。SPEEDx.1.0~5.0とは異なり、演奏中に速度を変更する事はできない。ボーナスは+2,000点。
- CHAOS X
- それぞれの列の落下速度がばらばらになる。SPEEDx.1.0~5.0とは異なり、演奏中に速度を変更する事はできない。ボーナスは+5,000点。
- SPEED BAT
- 落下速度が遅くなったり速くなったりを絶えず繰り返す。SPEEDx.1.0~5.0とは異なり、演奏中に速度を変更する事はできない。ボーナスは+4,000点。
- SPEEDx1.0~5.0
- 可視範囲
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- FADER BLINK
- 画面が絶えず点滅する。演奏中に設定を変更する事はできない。ボーナスは+4,000点。
- FADER IN
- 画面上部が不可視状態となり、ノートがフェードインしながら落下するようになる。演奏中に設定を変更する事はできない。ボーナスは+3,000点。
- FADER OUT
- 画面下部が不可視状態となり、ノートがフェードアウトしながら落下するようになる。演奏中に設定を変更する事はできない。ボーナスは+3,000点。
- FOG
- 画面下部から中央部にかけて、煙のような物体が現れ、ノートやHIT率の表示がそれに隠れて見えなくなる。演奏中に設定を変更する事はできない。ボーナスは+4,000点。
- FADER BLINK
- パターン変更
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- 5K MIRROR
- ノートの落下パターンの左右を反転させる。7キーモードの場合は中央の5列が適用範囲となる。演奏中に設定を変更する事はできない。ボーナスは+2,000点。
- 5K R-SHIFT
- ノートの落下パターンを、そのままランダムに数列ずらす。7キーモードの場合は中央の5列が適用範囲となる。演奏中に設定を変更する事はできない。ボーナスは+2,000点。
- 5K RANDOM
- ノートの落下パターンを、列単位でバラバラに入れ替える。7キーモードの場合は中央の5列が適用範囲となる。演奏中に設定を変更する事はできない。ボーナスは+3,000点。
- 5K MIRROR
[編集] アイテム
『アイテム』を装備すると、プレーヤーのHPが増加する、一度に獲得できる経験値やMAXが増加する、プレー画面やノートの見た目等が変化する等の効果が表れる。アイテムによっては、一回使用したら無くなる物、使用可能な日数に限りがある物も存在する。ここでは、装備可能なアイテムの種類について解説する。
- アバター
- 『アバター』はプレーヤーの顔部分の表示を変更するアイテム。アバターによってはHPや経験値・MAXの獲得量の増加等の効果も同時に持つ物が存在する。通常、ゲーム内ショップや後述する課金サービス、コースプレーの賞品として入手する事が可能。
- DJギア
- 『DJギア』はプレー画面の外観を変更するアイテム。DJギアによってはHPや経験値・MAXの獲得量の増加等の効果を持つものもある。省略して『ギア』と呼ばれる事が多い。通常、ゲーム内ショップや後述する課金サービスで入手する事が可能。
- リズムノート
- 『リズムノート』はノートの外観を変更するアイテム。リズムノートによってはHPや経験値・MAXの獲得量の増加等の効果を持つものもある。省略して『ノート』と呼ばれる事が多いが、リズムノートがノートの正式名称かどうかは不明。通常、ゲーム内ショップや後述する課金サービスで入手する事が可能。
- その他のアイテム
- 上記のアイテムとは別に装備可能なアイテムが存在する。それぞれ以下の区分に分類する事ができ、前述の3種類のアイテムと合計して最大7種類のアイテムを同時に使用する事が可能である。
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- コースクリアで入手可能なアイテム
- コースをクリアした際に手に入る事があるアイテム。HPや経験値・MAXの獲得量の増加等の効果を持つ物があるが、装備した状態で一曲プレーすると消滅してしまう上、同時に2つ以上は装備できない。ただしコースプレー中のみ、途中退室しない、もしくはクリアするまでの間に限り効果が継続する。
- MAX獲得量増加アイテム
- 一度に獲得できるMAXが増加する。現時点で存在する物は『MAX STRIKE』と『DOUBLE STRIKE』(日本版のみ)の2種類のみで、いずれも課金で入手可能なアイテムである。同時に2つ以上は装備できない。
- 経験値獲得量増加アイテム
- 一度に獲得できる経験値が増加する。現時点で存在する物は『EXP PLUS』(日本版のみ)の1種類のみで、課金で入手可能なアイテムである。同時に2つ以上は装備できない。
- HP増加アイテム
- HPが増加するアイテム。現時点で存在する物は『HP EXTREME』の1種類のみ(『DOUBLE STRIKE』にもHP増加の効果はあるが、区分が異なる為対象外である)で、課金で入手可能なアイテムである。同時に2つ以上は装備できない。
- コースクリアで入手可能なアイテム
[編集] 課金サービス
DJMAXでは、課金によってより多くのサービスを利用する事ができるようになる。ここでは、課金する事で利用可能になるサービスについて解説する。
- アイテム購入
- 指定の金額を支払う事で、ゲーム内ショップでは購入できないアイテムを購入し利用する事ができる。ゲーム内ショップで購入できる物よりも高性能の物が多い。
- プレミアム曲のプレー
- 指定の金額を支払い、後述する『クレジット』や『プレミアム利用券』(後者は韓国版のみ)と呼ばれるアイテムを購入・消費する事で『プレミアム曲』がプレー可能になる。無料の一般曲とは異なり、プレミアム曲1回につき1クレジットが必要となるが、同室している人数に応じて、一度に獲得できるMAX量に+100%~+300%までのボーナスが加算される。また、プレミアム曲のMXスタイル及びSCスタイルはMAXを消費しないのが特徴である。
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- クレジット
- プレミアム曲やプレミアムコース、SCスタイルをプレーする為に必要な特殊なアイテム。基本的に前述のサービスの為の消費アイテムであるが、一般曲のSCスタイルをプレーする際は消費しない(ただしクレジットを所持しておく必要がある上、150MAXが必要となる)。自ら消費しない限り無くなる事はない。
- プレミアム利用券(現在、韓国版のみ販売)
- プレミアム曲やプレミアムコース、SCスタイルをプレーする為に必要な特殊なアイテム。クレジットとは異なり、規定の日数の間のみ自由に前述のサービスを利用する事ができる上、一般曲もプレミアム曲扱いとなる。その為、全ての曲の獲得MAX量にボーナスが加算されるようになり(ボーナスは同室している他のプレーヤーにも(課金・未課金関わらず)加算される)、また、全ての曲のMXスタイル及びSCスタイルでMAXを消費しなくなる。その上更に、ランキングモードで全ての曲の全スタイルが選択可能になる等、その効果はクレジットよりも高性能である。プレーの有無に関係なく、規定の日数が経過すると消滅してしまう。
- クレジット
- プレミアムコースのプレー
- 指定の金額を支払い、後述する『クレジット』や『プレミアム利用券』と呼ばれるアイテムを購入・消費する事で、『プレミアムコース』がプレー可能になる。プレミアム曲、もしくはSCスタイルが収録されているコースがこれに該当し、コースによって消費するクレジット数は異なる。
[編集] その他の用語
- All Combo(オールコンボ)
- 全てのノートをBREAKする事なくHITすると『All Combo』となり、ボーナスとして10,000点が加算される。
- 禁止ワード
- ゲームで設定された『不適切な表現』とされる単語の事。チャットでこれに該当する語を送信すると違う単語に置換される。不適切な表現を減らす目的で用意されている物と思われるが、文章の意味や送信者の意図と関係なく、特定の単語のみをフィルタリングしてしまう事が原因で、日常ならまず知り得ないであろう単語を逆に広く認知させてしまったり、置換された後の語を逆に隠語として利用される等、むしろ不適切な表現の増加に拍車をかけ、また表現の自由も阻害されているのではないか、と思われる節がある。
[編集] DJMAX Mobile
stub.
[編集] DJMAX Portable
ジャンル | リズムアクション |
対応機種 | PSP |
発売元 | PENTAVISION |
人数 | 1人 |
メディア | UMD |
発売日 | 2006年1月14日 |
価格 | オープン価格 |
必要環境 | Firmware: 2.00以上 |
その他 | 主要言語: 韓国語・英語 |
『DJMAX Portable』(ディージェイマックス ポータブル)は、DJMAXをベースに製作されたPSP用の音楽ゲーム。開発・販売元はPENTAVISIONで、2006年1月14日に発売された。前述のDJMAXと区別する為に、DJMAX Portableを指す場合は正式名称、もしくは『Portable版』『DMP』等の略称が用いられる。韓国産のPSP用ゲームとしては異例の販売数を記録し、また日本需要も高かった。現在は、後述するDJMAX Portable Internationalの流通に伴い、DJMAX Portableの生産はストップしている。
基本システムはDJMAXとほぼ同様であり、収録曲の大半はDJMAXからの移植であるが、PSPの入力デバイスに合わせる形にノートの落ち方が一新されている、新しいエフェクトが追加されている、DJMAX Portableオリジナルの曲が収録されている等、新要素が多く見られる。また、ゲームとは別に『M/V CLIPモード』や『OSTモード』と言った、視聴中心のモードが用意されているのも特徴的である。
DJMAX Portableにはパッケージが数種類存在し、ゲーム本体のみの『通常版』、ゲーム本体にサウンドトラックCDやカレンダー等の特典が一緒になった『Prestige Box Set』、ゲーム本体にPSP本体やカメラ等が付属した『Premium Value Pack』および『Premium Giga Pack』等がある。いずれも日本向けには販売されていないが、輸入代行業者や海外ゲームを取り扱う業者、ネットオークションを通じて購入する事が可能である。また、リージョンプロテクトも存在しない為、日本製のPSPでも遊ぶ事ができる。
オンラインゲームからの移植という事でオンラインプレー対応が期待されていたが、オンライン機能は実装されていない。
[編集] DJMAX Portable International
ジャンル | リズムアクション |
対応機種 | PSP |
発売元 | PENTAVISION |
人数 | 1人 |
メディア | UMD |
発売日 | 2006年10月27日 |
価格 | オープン価格 |
必要環境 | Firmware: 2.71以上 |
その他 | 主要言語: 英語 |
『DJMAX Portable International』(ディージェイマックス ポータブル インターナショナル)は、DJMAX Portableを英語化し(ただし曲中の韓国語はそのまま)、一部の内容に修正が加えられたマイナーチェンジ版。2006年10月27日に米国のElectronic Artsから発売された(現在はPENTAVISIONから発売されている)。前述のDJMAX Portableと区別する為に、DJMAX Portable Internationalを指す場合は正式名称、もしくは『インター(ナショナル)版』『i版』『DMPi』等の略称が用いられる。
システムはDJMAX Portableのそれと同様であるが、海外向けに販売できるようにする為か、一部の曲や曲中の歌詞が削除されていたり、一部のイラストが修正されている等の点が目立つ。また、2006年4月にPENTAVISIONが韓国のNeowizの子会社になった事に伴い、ゲーム起動時にNeoWizのロゴが表示されるようになった。なお、DJMAX Portableのセーブデータとは互換性が無い為、DJMAX PortableのセーブデータをDJMAX Portable Internationalのセーブデータに上書きして、成績を引き継いだり隠し要素を解禁したりと言った方法は不可能である。
現在、日本向けには販売されていないが、輸入代行業者や海外ゲームを取り扱う業者を通じて購入する事が可能。また、リージョンプロテクトも存在しない為、日本製のPSPでも遊ぶ事ができる。
[編集] DJMAX Portable 2
ジャンル | リズムアクション |
対応機種 | PSP |
発売元 | PENTAVISION |
人数 | 1~2人(対戦) |
メディア | UMD |
発売日 | 2007年3月30日 |
価格 | 通常版: 42,000₩ Orpheus Package: 86,000₩ |
必要環境 | Firmware: 2.82以上 |
その他 | 主要言語: 韓国語・英語・日本語 |
『DJMAX Portable 2』(ディージェイマックス ポータブル ツー)は、2007年3月30日に発売されたDJMAX Portableの次回作である。開発・発売元はPENTAVISION。
[編集] ゲームシステム
基本的なゲームシステムは前作のDJMAX Portableとほぼ同様である。ここではDJMAX Portable 2で追加および変更があったシステムについて記述する。
- ロングノートのコンボカウント方式の変更
- ロングノートの開始地点から終了地点まで押しっぱなしにしている間、コンボ数が上昇するようになった。
- FEVER(フィーバー)システム
- 演奏中、ノートをHITし続ける事で画面中央にあるゲージが徐々に上昇する。ゲージが満タンになっている状態で×ボタンを押すと『FEVERモード』が発動する。FEVERモード発動中は1HITあたりのコンボ数が倍増し、中央のゲージの上昇量も増加する。FEVERモード発動中にさらにFEVERモードを発動させる事で、倍増率が最小は2倍から、最大は5倍まで上昇する。FEVERモード発動後、一定時間が経過するとFEVERモードが終了し、普通の状態に戻る。
- 韓国語・英語・日本語トライリンガルに対応
- ゲーム内で各言語に切り替えが可能。
- キーカスタマイズが可能になった
- 演奏開始前に表示されるアイキャッチが静止画から動画になった
[編集] ゲームモード
- 4B TUNES
- 4つのボタンを使用するゲームモード。
- 5B TUNES
- 6つのボタンを使用するゲームモードだが、ノートが落下するレーンは5列。中央レーンのノートは十字キーの右と□ボタンの両方でHITする事が可能。DJMAX Portable 2で追加された新ゲームモード。
- 6B TUNES
- 6つのボタンを使用するゲームモード。
- 8B TUNES
- 8つのボタンを使用するゲームモード。
- XTREME CHALLENGE(エクストリームチャレンジ)
- あらかじめ決められたノルマを3,4曲ほど連続してプレイし、クリアするモード。
- LINK DISC(リンクディスク)
- DJMAX Portableのソフトと入れ替える事で、DJMAX Portable 2のシステムでDJMAX Portableを遊ぶ事が可能になるシステム。
- NETWORK(ネットワーク)
- アドホック通信による1対1の対戦モード。
- OST
- ゲームに収録されているサウンドトラックを聴くモード。専用のリモコンでの操作に対応。
- M/V EDITION
- 演奏中に流れる映像を観るモード。
[編集] パッケージの種類
- 通常版
- ゲーム本体のみ
- 初回限定版
- ゲーム本体にポストカードが付属し、パッケージがプリズム加工されている
- Orpheus Package(オルフェウスパッケージ)
- 特製のケースにゲーム本体・オリジナルサウンドトラックCD3枚・ビジュアルアートブック・500ピースジグソーパズル・ポストカード16枚が入っている。Orpheus Packageには更に『Night Black(ナイトブラック)』と『Metalic Silver(メタリックシルバー)』の2種類が存在し、それぞれケースやジグソーパズルのデザインが異なる。Orpheus Packageは各1000本ずつの限定販売となっている。