かんむり座
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かんむり座 (Corona Borealis) | |
略符 | CrB |
属格 | Coronae Borealis |
英語での意味 | the Northern Crown |
赤経 | 16h |
赤緯 | +30° |
観測可能地域の緯度 | +90° ~ -50° 日本全土で観測可能。 |
正中 | 7月 |
広さの順位 - 総面積 |
83位 179 平方度 |
明るい星の数 視等級 < 3 |
1 |
最も明るい星 - 視等級 |
ゲンマ(アルフェッカ、α CrB) 2.2 |
流星群 | |
隣接する星座 |
かんむり座(冠座、Corona Borealis)は、星座の1つ。主な星が半円の弧を描く。北天の小さな星座。略符CrB、属格Coronae Borealis。
かんむり座の星座名は直訳すると「北冠座(きたかんむり座)」になる。かつて日本ではこの名で呼ばれたこともあった。ラテン語での星座名は、みなみのかんむり座と対になっている。
トレミーの48星座のうちの1つ。有名な恒星としてはα星のゲンマ(α Coronae Borealis)、かんむり座R型変光星の代表星であるR Coronae Borealis、反復新星のT Coronae Borealisがある。
[編集] 由来
クレタ島には怪獣ミノタウルスがおり、王ミノスは毎年7人ずつの最も美しい少年と少女を生贄に捧げていた。 勇者テセウスがここに通りかかり、怪物を退治した。このとき、生贄の中にミノスの娘の王女アリアドナエアがいた。 アリアドナエアはテセウスに恋をし、2人は島を脱出する。しかし、何らかの事情(理由は諸説ある)で2人は離れ離れになり、 アリアドナエアは悲しんだ。彼女を元気付けるため、酒神ディオニュソスが彼女を王妃に迎え、冠を贈った。この冠がかんむり座となった。