ときめきメロディー
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ときめきメロディーは、RPGツクール95で作成された、フリーウェアのRPGライクなアドベンチャーゲーム。作者はH&Kサファリパーク。 彼らH&Kサファリパークによる「糞王」なる一連のクソゲー製作企画における第一弾で、後に同名を冠したゲームシリーズの端緒となる作品。
略称は「ときメロ」。
目次 |
[編集] シリーズ
- 『ときめきメロディー』
RPGツクール95で製作されたフリーゲーム・「糞王」第一弾
- 『ときめきメロディー ア糞ン』(ときめきメロディー アクソン)
Klik & Play for Windows3.1で製作されたフリーゲーム・「糞王」第二弾
※作者の公式ウェブサイトによると、「糞王」第三弾『ときめきメロディー ZWEI(ツヴァイ)』を製作中とのこと。
[編集] 概要
『ときめきメロディー』は1999年4月にインターネットコンテストパークにて銅賞を受賞(月間単独入賞)。また、1998年度年間人気作品ランキングでも6位タイに入賞した経緯をもつ。
このゲームは表向き恋愛アドベンチャーゲームであるが、RPGの戦闘要素や若干のクエスト要素が含まれている。 また、最も特徴的な事柄として、極端に下品な表現のあるクソゲー・バカゲーということが挙げられる。著名な恋愛シミュレーションゲームを髣髴とするタイトルを冠し、ゲーム冒頭には実際にギャルゲー風美少女キャラクターが登場することから、開始直後プレイヤーの多くはこのゲームの本質を見誤る。実はこれらはプレイヤーを油断させるために端から仕組まれた演出であり、程なくモンスターのような容姿のブサイクキャラクター達が、アブノーマルな表現(主に脱糞などの下ネタ)と不条理なストーリーを伴い、一方的に求愛を迫ってくるという展開に突入する。 この大きなギャップによるインパクト、それを助長する壮絶なグラフィックなどにより、作品発表当初はツクール好事家系コミュニティの一部で賛否両論が巻き起こった。公開されて数年たった現在でも、RPGツクール製の代表的クソゲー・バカゲーの一つとして名前が挙がることがしばしばある。
2002年にはその続編に相当する『ときめきメロディー ア糞ン』がひそかに発表された。これは画面固定サイドビューのシューティングゲーム要素の強いアクションゲームで、高い難易度を誇り、製作に用いたツールも二昔前ぐらいのWindows3.1用ソフトであることから、環境によってはゲームの起動すら儘ならない。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 主要キャラクター
- 藤谷 健治 (ふじたに けんじ)
- 主人公。草研究家の父をもつ普通の男子高校生。年齢は16才(高校二年生)。趣味は読書と押し花という、普段は温厚な性格の青年。嵐のなか一人の少女が家に押しかけてくる奇妙な夢を見たある日を境に、彼はハートと脱糞だらけの不条理世界(メロディー異次元のメロディー町)に飛ばされてしまう。そこでは壮絶な愛の無間地獄が待っていた。
- 木ノ下 ヒフミ (きのした ひふみ)
- ヒロインにして最大の敵。シリーズ中は奥ゆかしい眼鏡っ娘属性担当。身長195cmのジジィ顔のピチピチギャル。14歳(自称)。藤谷を一方的に愛している。料理が趣味。好物は干しみかん、ひまわりの種および男子。ある意味、メロディー異次元に生息するギャル達の元締めである。
- 幼井 リコ (おさない りこ)
- 第二のヒロイン。シリーズ中はシャイな一面もあるが元気系の妹分キャラクター属性担当。身長187cmの皮を剥いだサルのような少女。14歳(自称)。少女マンガンや石版磨きが趣味。sin体操(しんたいそう;sinは罪という意味)が得意で、メロリン国体にも出場したことがあるらしい。
- ラーメン屋のオヤジ (らーめんやのおやじ)
- メロディー町でラーメン屋を経営している。最近還暦を迎えた。常に新しい味を追求しており、仕込み前は朝から店の裏に汲取り車両を配備させて何やらしているらしい。おすすめのラーメンは味噌糞ラーメンで、刺激臭がするという。
- 携帯電話の男 (けいたいでんわのおとこ)
- すべてが謎につつまれた男。なぜか藤谷の携帯電話の番号を知っており、色々とサバイバルのための助言をくれるが、的外れなことも多い。いつも何者かに狙われているらしく「むっ、まずい!」などと言って電話を切る。
- 木ノ下 瞳 (きのした ひとみ)
- 作中、冒頭の藤谷の夢に出現した謎の正統派美少女。ヒフミが標的にする男子を陽動させるために創り出した張りぼてという説がある。
[編集] 外部リンク
- 糞王.com(作者・H&Kサファリパークのサイト)
- インターネットコンテストパーク