アドン (ストリートファイター)

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アドン プロフィール

初出作品: ストリートファイター
出身地: タイ
生年月日: 不明
身長: 182cm
体重: 73kg
スリーサイズ: B112 W80 H85
血液型: B型
好きなもの: ムエタイ
嫌いなもの: サガット、口先だけのやつ
特技: ワイクー（ムエタイの踊り）

アドン(Adon)はカプコンが製作した対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場するキャラクター。

[編集] キャラクターの設定

ムエタイの帝王としてその名を轟かせるサガットの一番弟子であったが、サガットが名もなき日本人（リュウ）に敗北を喫したことを知り、彼の元を去る。

ムエタイこそが最強だと信じ、そのムエタイに泥を塗った、かつての師サガットを憎んでいる。そのためか、同じ格闘スタイルのサガットが技名に「タイガー」と入っているのに対し、アドンは技名に「ジャガー」とサガットとは別のものをつけている。また、帝王を地にまみれさせたリュウという男と、その力の源とされる殺意の波動について深く興味を抱いている。

[編集] 人物

傲慢とも言えるほど自信家で虚栄心が強く、自らをムエタイの神と称する。発言は常に強気で相手を見下した態度をとる。

逆立った赤毛にモンコンを巻いている（本来モンコンは試合前に外すのが通例だが、どういうわけかアドンはつけたまま闘う）。顎がしゃくれていて歯がむき出しになっているのが特徴的。

貧しい家に生まれ、ムエタイで頂点まで登りつめる事を志す。その闘争心は他を圧倒しており、サガットの目に留まる事になる。若き日のアドンにとってサガットは憧れの存在であり、いつか自分が越える事を目標としていた。しかし前述の一件以来、その心情は180度変わってしまう。

ケンやディージェイに未だにサガットの弟子として見られていたときには不快感を露わにした。

ムエタイに対する情熱が人一倍強い。ムエタイこそが世界一だと信じ、自らの拳をもってそれを証明しようとしている。実際サガットを憎悪しているのもムエタイの名を汚されたからという側面が強い。

プロフィールの項目にもあるように、ムエタイの踊り、ワイクーが得意。登場時と勝利ポーズでそれを見ることが出来る。

ストリートファイターZERO2のエンディングでサガットに勝利後、彼のステージにあるワット・ポーの涅槃仏を破壊する暴挙に出た。しかしアドンのステージにも仏像があるため、一概に信仰心が無いとも言い切れない。

ベガの目に留まりシャドルーへの勧誘を受けるが、「格闘界の頂点は自分」と入隊を拒否。余談だがアドンの興味の対象は殺意の波動に注がれており、サイコパワーには全く興味が無い。

[編集] 必殺技

ジャガーキック: 飛び込みながらの浴びせ踵落とし。『ストリートファイター』では空中から出す技で、『ZERO3』のX-IZMでは全てのジャンプキックがこの技になる。
ジャガートゥース: 画面端の壁まで跳んで、そこから飛び蹴りを決める。
ライジングジャガー: 二段跳び膝蹴り。対空技になる。

余談だが、アドンの必殺技コマンドはなぜかシリーズ毎に異なるものになっている。

[編集] スーパーコンボ

ジャガーバリードアサルト: 前進しながら肘打ちなどを連打する。LV3版はパンチかキックのボタン連打（厳密には追加入力）によりフィニッシュが変化する。
ジャガーリボルバー: ジャガーキックを繰り返す強化版。ガードされてもこちらの有利となる。

[編集] 他のメディアでのアドン

[編集] 漫画

中平正彦の漫画『STREET FIGHTER ZERO』の中盤に登場。公式と大きく違う所は、シャドルーと協力関係にあり、目的のためには人を殺める事も辞さない外道な男として描かれている点である（作中でも語っている通り、シャドルー自体は嫌っている）。本来シャドルーに所属するはずのバーディーはそれとは絡まず、公式との違いが顕著に出ている。
ウドン (en:UDON) によるアメリカンコミック『Street Fighter』ではタイを訪れたリュウと、ムエタイ最強を思い知らせるべく対決する。

[編集] その他

初代ストリートファイターでサガットの一つ前の対戦相手として登場。かかと落とし(現･ジャガーキック)などでプレイヤーを苦しめた。当時を知るプレイヤーからはラスボスのサガットよりもアドンの方が苦戦したとの声が多く聞かれる。
ベガの必殺技、ダブルニープレスはアドンのジャガーキックを参考にしたものらしい。
かつてサガットとの模擬試合で膝を地につかせる程にサガットを追い詰めたがこれに満足して闘気を収めてしまい、これがサガットの逆鱗に触れて猛反撃に遭い全治数ヶ月の怪我を負った。ちなみにこの出来事がサガットがタイガージェノサイドを編み出すヒントとなった。
当時の四コマ漫画などでは歯に関連したネタが多く作られた(スーパーストリートファイターIIのディージェイにもそれに似たものがあった)。