アミメウナギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アミメウナギ | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
神戸市立須磨海浜水族園にて |
||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||
Erpetoichthys calabaricus (Smith, 1865) |
||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||
Reedfish |
アミメウナギ(網目鰻)Erpetoichthys calabaricus は、ポリプテルス目・ポリプテルス科に分類される魚の一種。学名はCalamoichthys calabaricusとする文献もある。
[編集] 特徴
全長90cmに達し、和名通り体が非常に細長い。英名も"Reedfish"(ヨシ魚)、"Ropefish"(ロープ魚)など、その細長い外見にちなんだ名前である。ただし分類上はウナギではなくポリプテルスの仲間である。
ポリプテルスと同じく体は菱形の堅い「ガノイン鱗」におおわれ、背びれには7 - 11本の小離鰭があり、幼魚には外鰓がある。ただしポリプテルスと異なり腹びれがない。
西アフリカの熱帯域に分布し、流れのゆるい河川や湖沼に生息する。空気呼吸するための肺を持ち、水面に口を出して息継ぎを行うので、溶存酸素量の少ない熱帯淡水域でも生きられる。昼は物陰に潜み、夜になると動きだす。食性は肉食性で昆虫類や甲殻類などを捕食する。
食用にはならないが、ポリプテルスと同じく熱帯魚として人気がある。体が細長いので60cm水槽で終生飼育できる。
[編集] 関連項目
- マクロギロダクティルス・ポリプティ - ポリプテルスとアミメウナギに寄生する寄生虫