アンサンブル・モデルン
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アンサンブル・モデルン(Ensemble Modern )は現代音楽を専門とする室内合奏団。
1980年にドイツを拠点にユンゲ・ドイチェフィルの残党より結成されるが、さまざまな国から約20名の演奏家を集めている。幅広い演奏旅行を行い、数多くの録音を残している。結成時には相当の期待がかけられていた模様である。既に全盛期を過ぎたという意見もある。
レパートリーは、アイヴズ、メシアン、ワイル、ヴァレーズ、シュトックハウゼン、ナンカロウ、ライヒ、ジョージ・ベンジャミン、ザッパ、ブラクストンなどの作品である。リズムやテンポが複雑で難しい作品を演奏する恐るべき能力で有名だったが、現在ではモデルンと同程度の技量を持つアンサンブルも見られる。ブライアン・ファーニホウも一曲書き残したが、これはモデルン用に演奏を易しくした作品だった。
待望のワークショップが2005年に東京で実現したものの、日本人若手作曲家に対する彼らの態度の悪さ(招聘側の問題もある)の故に、評判はあまり芳しくない。カールハインツ・シュトックハウゼンやフレッド・フリスから首切りに会っており、この首切りと前後して「自分達の技量でまかなえる音楽」の演奏へ焦点を絞りだした。現在では「商品化でき、なおかつ採算が取れる現代音楽の演奏」と「若手作曲家の発掘」を併行するスタンスに変更している。20世紀の古典に拘りつづける点でアンサンブル・ノマドと共通項が見られる。