イルジー・ビエロフラーヴェク
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イルジー・ビエロフラーヴェク (Jiří Bělohlávek, 1946年2月24日 - )は、チェコの指揮者。
プラハ生まれ。5歳からピアノを、11歳からチェロを学んだ。14歳でプラハ音楽院に入学、ボフミール・リシュカと、フランティシェク・ヘルトルに指揮法を学んだ。1967年にプエルラールム・プラゲンシス交響楽団という女性だけで組織されたオーケストラを指揮し、指揮者デビューした。1968年にセルジウ・チェリビダッケの下で研鑽を積んだ。1970年にオムロツ指揮者コンクールで第1位を獲得、同年からチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者となり、1973年までヴァーツラフ・ノイマンのアシスタントを務めた。1973年にブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任した。1974年にプラハ交響楽団とともに初来日し、以後たびたび来日を重ねている。1975年のカラヤン国際指揮者コンクールで入賞。1977年にはプラハ交響楽団の首席指揮者となり、1990年、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督兼首席指揮者の地位を得た。民主化後の新生チェコ・フィルとして期待されたが、1993年にはドイツ人指揮者、ゲルト・アルブレヒトにその座を明け渡した。その後、プラハ国立劇場の音楽監督に就任している。2006年7月からはBBC交響楽団の首席指揮者に就任する予定である。
ノイマンやズデニェク・コシュラーといった往年の名指揮者と比較され、過小評価されがちであるが、オーケストラを歌わせるテクニックは引けを取らない。レパートリーは、アントニン・ドヴォルザーク、ヨハネス・ブラームス、ベドルジハ・スメタナといったチェコ人指揮者が伝統的に得意とする作曲家の作品を演奏するが、その中でもボフスラフ・マルティヌーの作品には特別な共感を感じると、彼自身も認めている。