ウィンチェスター・リピーティングアームズ
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ウィンチェスター・リピーティングアームズ(英:Winchester Repeating Arms)はアメリカ合衆国の銃器メーカー。
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[編集] 歴史
1850年代に創設者のオリバー・ウィンチェスターがコネチカット州ニューヘイブンに工場を設立したのが始まりとされ、「ウィンチェスター」の社名で正式に呼ばれるようになったのは1866年からである。
西部開拓時代から人気が高く、アメリカの狩猟用ライフルやショットガンの名門としてレミントン社などの企業と肩を並べている。中でもM1873レバーアクションライフルはコルトSAAと共に「西部を征服した銃」として有名で、今なお西部劇ファンから親しまれている名銃である。ただし、現在はウィンチェスター本社は存在せず、代わりにU.S.リピーティング・アームズ社がウィンチェスター社として同社製品を販売している。
なお、レバーアクションライフルを発明したのもオリバー・ウィンチェスターである。
[編集] ウィンチェスターミステリーハウス
これまでの様々な戦争・紛争で、米軍とその同盟国など西側諸国はウィンチェスター製の銃を多用してきた。そのため、これらの銃で射殺された犠牲者が出るたびその怨念がウィンチェスター家を呪いに集まり、その数は増える一方のいわば悪霊の溜まり場と化した。そのため、それら悪霊の居場所として拡張を繰り返された豪邸がウィンチェスターミステリーハウスである。単にウィンチェスターハウスともいい、カリフォルニア州の歴史的重要建造物に指定されている。
二代目のウィリアム・ウィンチェスター夫妻の子は生後一ヶ月で死亡、ウィリアムも後を追うように日を待たずして死亡。その他にも二代目夫妻の周囲では良からぬ出来事が続いた。疲弊しきったSarah Winchester(サラ・ウィンチェスター)夫人は、霊媒師に相談。すると霊媒師は告げた。「続発する災いの根源は、あなたがたが製造する銃器で殺害された犠牲者の怨霊がウィンチェスター家を呪いにやってくるため。災いから逃れる方法はただ一つ。西部開拓ではウィンチェスター銃が多用されたので犠牲者が特に多い西部へ引っ越し、怨霊を鎮めるためにその家を拡張し続け、霊魂の居場所を作ってやるしかない」と。夫人はすぐさまニューヘイブンの家を売却。現在のサンノゼはサウスウィンチェスター通り525番地に引っ越し、お告げの通り生涯に渡り実に38年もの間休むことなく増築を続けた。その結果、部屋数160、寝室40を有する4階建ての大豪邸と化した。豪邸内部は悪霊が侵入しにくく出て行きやすいよう、突き当たる階段や天窓が床にある部屋など奇怪な設計をし、さらには不吉とされる番号「13」を重視した階段や石畳などを多用したため、さながら迷宮を彷彿とさせる構造となった。
日本でも霊能者の故・宜保愛子女史がここで霊視するという心霊番組も放送された。また、「ローズレッド」(2001年 - スティーブン・キング原作小説とTV series)の舞台である幽霊屋敷のモデルにもなった。
ただ、多数の犠牲者を出したAK-47で知られるミハイル・カラシニコフや拳銃で著名なマグナムリサーチのスキルダムをはじめ、世界の銃砲メーカー一族の周囲ではこういった逸話はなく、なぜウィンチェスター家にだけ奇怪な現象が発生したのかは謎である。
「en:Winchester Mystery House」 「en:Winchester (disambiguation)」中の「Persons」にもウィンチェスターの関係者があるので参照すると良い。
[編集] 代表的な製品
[編集] ライフル
[編集] ショットガン
- M1887
- M1897
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Winchester - 公式サイト(弾薬)
- Winchester Rifles & Shotguns - 公式サイト(銃器)
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