ウィーンの森
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ウィーンの森(独:Wienerwald)は、オーストリアのウィーン郊外やニーダーエスターライヒ州東部に広がる山々のことを指す。アルプス山脈の一部をなしている。
[編集] 概要
森とは言っても、広さは約1000平方キロメートルに及び、実質は山である。アルプス山系の最北部分を含んでおり、アルプスからカルパティア山脈に移り変わる部分にある。最高地点は海抜893mである。
ウィーンから近いため、ウィーン人にとっての重要なレクリエーション場所ともなっているが、スプロール現象が懸念されており、1987年にはウィーン市長・ニーダーエースターライヒ州知事・ブルゲンラント州知事が、この地域の自然を保護するために、いわゆるウィーンの森宣言に署名した。
[編集] クラシック音楽
ヨハン・シュトラウス2世が「ウィーンの森の物語」を作曲したことで世界的に有名になった。ベートーヴェンやシューベルトも数々の名曲を作曲している。