ウメノファイバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
性別 | 牝 |
---|---|
毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1996年5月5日 |
死没 | (現役繁殖牝馬) |
父 | サクラユタカオー |
母 | ウメノローザ |
生産 | 斉藤安行 |
生国 | 日本(北海道新冠町) |
馬主 | 梅崎敏則 |
調教師 | 相沢郁(美浦) |
競走成績 | 16戦4勝 |
獲得賞金 | 2億3899万2000円 |
ウメノファイバーは、日本の競走馬。主な勝鞍は、優駿牝馬、京王杯3歳ステークス、クイーンカップ。 1999年最優秀4歳牝馬。東京競馬場を得意とした。
目次 |
[編集] 戦績
[編集] 3歳
1998年7月函館競馬場でデビュー。2戦目となる折り返しの新馬戦で初勝利を挙げた。 函館3歳ステークスでは、追い込んで4着に入線。素質の片鱗を見せた。 札幌3歳ステークスを経て、京王杯3歳ステークスに出走。大外から鮮やかに差し切り重賞初制覇を飾った。 続く阪神3歳牝馬ステークスを6着として、3歳シーズンを終える。
[編集] 4歳
明け4歳の初戦は、クイーンカップ。レッドチリペッパーが断然の人気を集めたが、上がり3ハロン34秒6の末脚でこれをクビ差抑えた。 この後は桜花賞に直行するも、いいところ無くプリモディーネの6着に敗れた。 そして迎えた優駿牝馬。血統的に距離が長いと判断され、人気は7番人気にとどまった。レースは、後方で脚をため、直線で抜け出したトゥザヴィクトリーを大外から強襲、ハナ差とらえて戴冠を飾った。 得意の東京競馬場の特性を最大限に生かした勝利だった。
その後は、ぶっつけで秋華賞に出走。12番人気のブゼンキャンドルが制する波乱の展開だったが4着に食い込む。 次走のジャパンカップは、東京競馬場で行われたとはいえ、強豪がひしめく中では厳しく12着に大敗する。
[編集] 5歳
古馬となってからは、京王杯スプリングカップの4着が唯一の掲示板入りだった。 東京競馬場でのレースでは穴人気を集めるなどファンの期待は依然として高かったが、優駿牝馬で見せた末脚がよみがえることは無く、 2000年の阪神牝馬特別の6着を最後に現役を引退。繁殖入りした。
[編集] 競走成績
1998年(6戦2勝)
- 京王杯3歳ステークス
1999年(5戦2勝)
- 優駿牝馬、クイーンカップ
- 4着 - 秋華賞
2000年(5戦0勝)
[編集] 繁殖成績
初年度産駒のレディーダービー(父スペシャルウィーク)は未勝利で引退。 2年目の産駒のフィルドール(父アグネスタキオン)も未勝利のまま引退、繁殖入りした。
[編集] 血統表
ウメノファイバーの血統 (プリンスリーギフト系/Nasrullah 4x5x5=12.50% ) | |||
父
サクラユタカオー 1982 栗毛 |
*テスコボーイ Tesco Boy 1963 黒鹿毛 |
Princely Gift | Nasrullah |
Blue Gem | |||
Suncourt | Hyperion | ||
Inquisition | |||
アンジェリカ 1970 黒鹿毛 |
*ネヴァービート Never Beat |
Never Say Die | |
Bride Elect | |||
スターハイネス | *ユアハイネス Your Highness | ||
スターロツチ | |||
母
ウメノローザ 1986 鹿毛 |
*ノーザンディクテイター Northern Dictator 1974 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
Dictates | Bold Ruler | ||
Punctilious | |||
ウメノシルバー 1979 芦毛 |
*シルバーシャーク Silver Shark |
Buisson Ardent | |
Palsaka | |||
ストロングベビー | *セダン Sedan | ||
マリアンナ F-No.1-b |
母のウメノローザは、グランドチャンピオン2000を制するなど大井競馬場で活躍。 近親には、京王杯スプリングカップなどを制したウインラディウス、セントライト記念を制したサンデーウェルなどがいる。
カテゴリ: 1996年生 (競走馬) | サラブレッド | 日本生産の競走馬 | 日本調教の競走馬