ウランフ
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烏蘭夫(うらんふ、1906年 - 1988年)は中華人民共和国内モンゴル自治区の政治家。モンゴル族。
中国社会主義青年団を経て、1925年に中国共産党に入党。モスクワ中山大学に学び、帰国後西蒙工作委員会書記などを歴任する。日中戦争中に於いては日本軍やデムチュクドンロブ率いる蒙疆聯合自治政府に対し抵抗運動を指揮、延安に拠り共産党内での少数民族問題を担当した。
第二次世界大戦後の1947年に内モンゴル自治区の成立を宣言、自治区政府主席に就任する一方で中央民族学院の初代学長も務めた。しかし文化大革命が始まると分裂主義者として攻撃され失脚、周恩来に保護を求め一時期名前を中国風の王 自力と変えて文革期の圧迫を凌いだ。
文革終了後に復活し、1983年に国家副主席に就任。北京で死去した。
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