オッソ・ブーコ
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オッソ・ブーコ(Osso buco)とはミラノおよびロンバルディア州とピエモンテ州を代表する料理のひとつで、仔牛の骨付きスネ肉を厚さ2.5〜5cmの輪切りにしトマト、白ワイン、ブイヨン、香味野菜などと煮込んだもの。名称を直訳すると「穴の開いた骨」または「空ろな骨」となるのは、調理中に骨の中央の骨髄が縮んで穴ができるためであり、この骨髄がオッソ・ブーコ独特の風味ととろみのもととなる。ちなみにオッソ・ブーコはイタリアにトマトが伝来する前から作られていたため、古いオッソ・ブーコのレシピにはトマトが入っていない。同じくミラノを代表する料理、ミラノ風リゾット(Risotto alla Milanese)が、付け合わせとしてよく添えられる。
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