カップ焼きそば
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カップ焼きそばとは、カップ麺のうち焼きそばを模したものをさす。インスタント焼そばともいう。通常のカップ麺と同じく、お湯を用意するだけで調理でき、焼く工程は必要ない。スープを伴う通常のカップ麺とは調理方法が違い、お湯をそそいで所定の時間(多くは3分ほど)が経過した後にお湯を捨てるという工程が必要となる。さらにお湯を捨てた後にソースまたは調味料を掛け、かき混ぜて調理終了となる。
まとめると、
- 通常のカップラーメンの調理方法
- ふたを開ける。
- かやくを麺の上にのせる。
- お湯をそそぐ。
- 数分間(通常3~5分間)待つ。
- カップ焼きそばの調理法
- ふたを開ける。
- かやくを麺の上にのせる。
- お湯をそそぐ。
- 数分間(通常3~5分間)待つ。
- お湯を捨てる。
- ソースを掛ける。
- よくかき混ぜる。
となる。
焼きそば#インスタント食品およびソース焼きそば#インスタント食品も参照されたし。
同様の食品としてカップ焼きうどんも存在する。
1974年に茨城県のニュータッチが最初にカップ焼きそばを発売。1976年5月に日清食品が日清焼そばU.F.O.を発売し、翌1977年にピンクレディーを「日清焼そばU.F.O.」のテレビCMに起用してから爆発的人気になった。
[編集] 代表的な製品
- 日清食品
- 日清焼そばU.F.O.
- 日清焼そばカップ
- やきそばできました。(北海道限定品)
- 明星食品
- 一平ちゃん 夜店の焼そば
- じゃがマヨネーズ塩焼そば
- 東洋水産(マルちゃん)
- 昔ながらのソース焼きそば
- やきそば弁当(北海道限定品)
- 焼きそばBAGOON
- 俺の塩(塩焼きそば)
- まるか食品
- ペヤングソースやきそば
- サンヨー食品(サッポロ一番)
- エースコック
- スーパーカップ大盛いか焼そば
- ホントに焼いた本焼きそば
- ホントに焼いた本焼きそば 中華旨味焼きそば
- 徳島製粉
- 金ちゃん焼そば
[編集] トピック
- ステンレスの流しにカップ焼きそばのお湯を捨てると、金属の熱膨張により独特の「ボンッ」という音がし、味とは直接関係無いがこの料理を特徴づけるものとなっている。なお流しによっては排水管がビニールやプラスチックで出来ており、熱湯を捨てるとこれを溶かしてしまう場合があるため、お湯を捨てる時は冷水を流しながら行うのが望ましい。
- カップ焼きそばの蓋には、通常湯きり口が備えられている。お湯を捨てる際に、熱湯が手にかかり火傷をしない為の配慮である。
- かやくを麺の下に入れると、湯きりの際にかやくが蓋の裏に付着してしまうことを防ぐことができる。
- 西日本と東日本では同じ商品名でもソースの味が異なる。
- 上記に関連して、日清食品ではCMでの呼称を東西で変えている。西日本では「日清焼きそば、UFO」だが、東日本では「日清、ソース焼きそば」としている。
- 2006年9月、エースコックより麺とかやくに焦げ目をつけた「ホントに焼いた本焼きそば」が発売された。