サンヨー食品
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サンヨー食品株式会社(SANYO FOODS.Co.,Ltd)は、麺の製造・販売を行う日本の企業。
種類 | 株式会社 |
本社所在地 | (本社)東京都港区赤坂3の5の2 サンヨー赤坂ビル7F (事務本部)群馬県前橋市朝倉町555の4 |
設立 | 1953年11月 |
業種 | 食料品 |
事業内容 | 即席麺類その他食料品の製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 井田純一郎 |
資本金 | 5億円 |
主要子会社 | サンヨー食品販売株式会社 太平食品工業株式会社 サンヨーリゾート株式会社 太平フーズ株式会社 株式会社日東あられ新社 |
関係する人物 | 井田文夫(初代社長)、井田毅 |
外部リンク | http://www.sanyofoods.co.jp/ |
目次 |
[編集] 概要
1953年11月1日、群馬県前橋市で富士製麺として創業。現在の社名になったのは、1961年7月1日。長年親しまれているサッポロ一番ブランドは、当時の社長が全国のラーメンを食べ歩き、札幌ラーメンに感銘を受けた運命的な体験に由来している。なお、CMは現在、スポット中心である。
登記上本店は東京都港区赤坂3丁目5-2サンヨー赤坂ビルだが、事務本部は群馬県前橋市朝倉町555-4(本社工場も同じ)にある。工場は前橋市の他に、奈良県大和郡山市、愛知県大府市、福岡県飯塚市にもある。
[編集] 沿革
- 1953年11月 前橋市新町に富士製麺株式会社を設立。
- 1957年7月 本社及び工場を前橋市天川原町に移転。
- 1961年4月 即席めん製造を乾めんと併行して開始。
- 1961年7月 社名をサンヨー食品株式会社に変更。
- 1966年1月 『サッポロ一番しょうゆ味』発売。
- 1968年9月 『サッポロ一番みそラーメン』発売。
- 1971年8月 『サッポロ一番塩らーめん』発売。
- 1975年1月 『サッポロ一番カップスター』発売
- 1981年7月 エースコックと業務提携。
[編集] ネットワーク
- 本社工場(群馬県前橋市朝倉町555-4)
- 工場(東北、名古屋、関西、九州)
- 支店(仙台、北関東、名古屋、大阪、広島、九州)
[編集] 主な商品(現在製造終了の商品も含む)
- ピヨピヨラーメン(一時生産中止の経験あり、2004年にカップ麺として期間限定で復活。現在終売)
- 長崎タンメン(1964年登場。サンヨー食品としては、ご当地ラーメンの反響を巻き起こした。また、塩らーめんのベースとなった)
- サッポロ一番しょうゆ味(当初は、「サッポロ一番」のまま。2代目以降、サッポロ一番の後に、しょうゆ味と言う名を付ける。なお、中国、四国、九州、沖縄ではほとんど発売されていない)
- サッポロ一番みそラーメン(発売当初から、大判サイズ。全国に『みそラーメン』を広めた製品)
- サッポロ一番塩らーめん(全国に『塩ラーメン』を広めた製品で、ラーメン職人からも塩ラーメン最高食品(即席めんとして)との声が高い)
- サッポロ一番とんこつラーメン(九州風とんこつ風味のラーメン)
- サッポロ一番とっぱちからくさやんつきラーメン(当初九州限定で全国展開もしたが九州限定に戻る)
- サッポロ一番ごま味ラーメン(中国、四国、九州、沖縄でしょうゆ味の代わりに発売されている)
- サッポロ一番やさしいらーめん まろやか旨み(醤油味と塩味。スープにエコナの油を使用、麺はノンフライの健康志向ラーメン)
- サッポロ一番からくちラーメン(現在終売)
- サッポロ一番カップスター(1975年から発売。カップ麺で初の紙カップを使用。2002年以降パッケージデザインや各種具材等を大幅リニューアルしたものの、2006年に1975年当時のパッケージデザインとその当時の具材等を忠実に再現した復刻版が期間限定で発売され評判を呼んだため2007年4月以降のリニューアル発売では復刻版とほぼ同じ内容に落ち着く)
- サッポロ一番ソース焼そば
- サッポロ一番オタフクお好みソース味焼そば(広島のソース会社・オタフクソースとの共同開発商品)
- サッポロ一番塩カルビ味焼そば(塩焼きそばブームの先駈けとなった製品)
- アラビヤン焼そば
- バソキヤ(2006年夏に「バソキヤ2006」として期間限定で復活。現在終売)
- どんぶりバージョン(「サッポロ一番しょうゆ味」「サッポロ一番みそラーメン」「サッポロ一番塩らーめん」「サッポロ一番ごま味ラーメン」が、カップ麺で新登場したもの)
- サッポロ一番渡る世間は鬼ばかりシリーズ(現在終売)
- 幸楽ラーメン
- 幸楽焼そば
- お食事処 おかくら(うどん・そば)
- 有名店シリーズ・チルド
- 有名店シリーズ・(かまど)他
- ケンちゃんラーメン
- カップラーメン。商品キャラクターに志村けんを起用、故に実際パッケージには「しむらケンちゃんラーメン」と書かれていた。CMではいつも「新発売」と発表されていた(これは正式な商品名が「ケンちゃんラーメン新発売」だったから、との説あり)。スピードクジが封入されており、当たりを引き、その当たりクジを送ると景品がもらえた。ちなみに、志村が出演していたバラエティ番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』内のコントに於いて「8年経ってまだ新発売だもんなぁ……」などと洩らしたことがある。現在は終売。
- ポケモンヌードル
- 暴君ハバネロカップ焼そば(東ハトとのタイアップ商品。2004年9月発売。期間限定。現在終売)
[編集] 主なCM
- 「みそラーメン」は永年にわたり藤岡琢也のCMで親しまれており、このCMで藤岡は「みそラーメンのおじさん」と呼ばれるまでに有名になった(藤岡は2006年に他界した。契約は1969年から2004年までであり、業界でも最長期間の契約と言われている)。
- 「塩らーめん」のCMは1974年に制作されたもの(野菜がニョキニョキ生えてきて踊る特殊撮影)が有名。その後CMをリニューアルしたが1974年版が好評だったため、1990年代に復活し、数年間OAされたことがある。
- 「サッポロ一番カップスター」のCMではCMソングが使われており、その点でも知名度は高い。
[編集] CM出演者(過去の出演者も含む)
- 藤岡琢也(みそラーメン)※故人
- 志村けん(ケンちゃんラーメン)
- 加藤茶(からくちラーメン)
- 桜田淳子(カップスター)
- 荻野目洋子(カップスター)
- Wink(カップスター)
- 島崎和歌子(カップスター)
- 吉田拓郎(カップスター)
- 郷ひろみ(カップスター)
- 本上まなみ(カップスター)
- 野沢直子(どん辛)
- 千秋(ごま味ラーメン、オロチョン)
- ネプチューン(塩カルビ味焼そば)
- 泉ピン子、赤木春恵、角野卓造ほか『渡鬼』出演者(渡鬼シリーズ)
- 団しん也(オロチョン)
- 松岡修造
- 浅尾美和(カップスター、2007年)
ほか
[編集] 関連会社
- 日東あられ新社(旧日東あられ)
[編集] 関連項目
- エースコック(業務提携)
[編集] 外部リンク
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