カリヨン
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カリヨン(carillon)とは、メロディーを奏でるための複数の鐘を持った「組鐘」を意味する言葉である。その起源は14世紀頃(13世紀という説もある)にヨーロッパ地方のベルギーおよびオランダで使われた、時計の鐘が始まりとされる。
時代とともに鐘の数が増えて複雑なメロディーを自動演奏する技術が進んでいった。現在ではコンピューター制御のカリヨンも存在する。日本における学校のチャイムのメロディーで馴染みのある「ウェストミンスターチャイム」(通称ビッグベン)はロンドンの時計塔の鐘であるが、これもカリヨンの一種といえる。