ギヨーム・スュートル
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ギヨーム・スュートル(Guillaume Sutre)はフランスのヴァイオリニスト。イザイ四重奏団の第1ヴァイオリン奏者。
[編集] 略歴等
14歳でパリ音楽院に入学し、ジェラール・プーレに学んだ後、プルミエ・プリを取得して卒業。その後、アメリカのインディアナ大学にてジョーゼフ・ギンゴールドのもとで研鑽を積む。トリオ・ヴァンダラーの創設メンバーとして、ピアノのヴァンサン・コック、チェロのラファエル・ピドゥーと共に活動してきたが、現在はイザイ四重奏団に移り、第1ヴァイオリン奏者を務めている。スュートルの演奏スタイルはまろやかな美音を武器に、ポルタメント奏法を駆使したフレージングをとり、古き良きフランコ・ベルギー派の伝統を今に伝えるものであるが、もともとこれはトリオ・ヴァンダラーのラファエル・ピドゥーのような、禁欲的で緊張感を保ったフレージングを取るタイプとは対照的であった。トリオ・ヴァンダラーは、ヴァイオリン奏者がジャン=マルク・フィリップ=ヴァルジャベディアンに交替してから、いっそう輪郭のはっきりした現代的なスタイルに変わったようである。
尚、イザイ四重奏団はスュートルの第1ヴァイオリンとヴィオラのミゲル・ダ・シルヴァがリーダー的存在である。
スュートルはジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニの楽器を使用している。