ゲータレード
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ゲータレード(Gatorade)はアメリカのストークリー・ヴァンキャンプ社(現在はペプシコ傘下)が製造・販売する清涼飲料水。スポーツドリンクの草分け的存在として知られる。現在日本ではサントリーフーズがライセンス契約を結び製造・販売を行っている。
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[編集] 歴史
ゲータレードはフロリダ大学のアメリカンフットボールチーム「Gators」において誕生したことで有名である。
1968年に製造権がストークリー・ヴァンキャンプ社に委譲された。その後同社はクエーカー・オーツに買収されたが、クエーカー・オーツが2000年12月にペプシコに買収されたため、現在はペプシコ傘下のブランドとなっている。
[編集] 日本における歴史
日本では1970年4月に大正製薬が導入して販売を開始。容量は250ミリリットルで、スクリューキャップを使用したガラスびん入りのものであった。1975年ころに一度製造販売が休止されたが、1980年に雪印食品がライセンス契約を結び国内での製造・販売を再開した。1995年には雪印乳業に業務が移管され、味やボトルデザインなどがリニューアルされたほか、1998年には雪印乳業がポッカコーポレーションと提携し、ポッカの自販機網でも販売されるようになったが、アクエリアスやポカリスエットといったライバルに対する出遅れから販売は伸び悩んだ。
その後2000年に発生した雪印集団食中毒事件の影響から、雪印によるゲータレードの製造・販売は事実上休止されていたが、2004年にサントリーフーズが雪印から製造・販売権を譲り受け、国内における販売を再開している。
[編集] ゲータレードシャワー
NFLを始めとするアメリカンフットボール界では、リーグ優勝などの節目において、本来選手の水分補給用に置かれているスポーツドリンクのタンク(中身はゲータレードとは限らない)の中身をチームのヘッドコーチの頭上にぶちまけて優勝を祝う行為が広く行われており、これを通称「ゲータレードシャワー」(Gatorade Shower)と呼ぶ。NFLのプレーオフやスーパーボウルは1月から2月にかけて行われるため、開催地によっては気温が零下となることも珍しくないが、そういった場合でもゲータレードシャワーはほぼ例外なく行われる。ちなみにNHKの中継においては商品名が使えないため、ゲータレードシャワーのことを「スポーツドリンクシャワー」と呼ぶことが多い。
[編集] 外部リンク
- 公式サイト(日本語)
- 公式サイト(英語)
- ゲータレード・スポーツ科学研究所
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