ゴレ島
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ゴレ島 (セネガル) |
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ゴレ島 | |
(英名) | Island of Gorée |
(仏名) | Île de Gorée |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(vi) |
登録年 | 1978年 |
拡張年 | |
備考 | 負の世界遺産 |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
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ゴレ島(―とう、Île de Gorée)は、セネガル共和国に属する大西洋上の島。
目次 |
[編集] 地理
セネガル共和国の首都ダカールの沖合い約3kmに浮かぶ。島は東西300m、南北900mと小さい。セネガルの最古のイスラム教のモスクも残っている。 1814年に統治国だったフランスが廃止するまで、奴隷貿易の拠点として栄えた。かつての奴隷収容所が島内に残っている。
[編集] 歴史
1444年、ポルトガル人が到達する。
1628年、オランダにより占拠される。以後、イギリスとフランスが主導権争いを繰り広げるが、最終的にフランス領になる。
1960年セネガルの独立に伴い、セネガル領となる。
1978年に、ユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録。奴隷貿易の拠点として栄えた史跡を背景として、負の世界遺産にも数えられている。
2003年、アメリカ合衆国のブッシュ大統領がセネガルを訪問した際の、首脳会談の場所となる。会談の期間中、島民を退去させるなどしたため、「第二の奴隷」などとしてセネガル国内で大きな非難を浴びた。
[編集] 世界遺産
[編集] 登録基準
この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (vi) 顕著な普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの。
[編集] 楽曲
この島を主題にした音楽作品は、確認できる限りではイアニス・クセナキスの「チェンバロとアンサンブルのためのゴレ島にて」のみである。