サイコミュ試験型ザクII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サイコミュ試験用ザクはアニメ『機動戦士ガンダム』に端を発したモビルスーツバリエーション (MSV) シリーズに登場する架空の兵器。ジオン公国軍の試作型ニュータイプ専用モビルスーツ(型式番号: MS-06Z)。
目次 |
[編集] サイコミュ試験用ザク
[編集] 機体解説
本機は、ニュータイプによる戦果が見込まれるようになったのを受け、既にある程度実績を上げていたモビルアーマーに組み込まれていたサイコミュシステムを、モビルスーツ (MS) に組み込むことを目指して製造された試験機である、またジオングの原型機とも言われている説がある。
ザクという名称はついているが、ビーム兵器を運用する都合上、頭部にその印象を残すぐらいで、まったく別の機体となった。外観は後のMSジオングを小型化し、脚を付けたような感じではあるが、この当時の技術ではサイコミュシステム、両腕の有線式ビーム砲などが小型化できていなかったため、機体全体の大きさに比べて異様に大きな有線式ビーム砲が腕に付くという不恰好な形になった。格闘武器は無い。
[編集] サイコミュ高機動試験用ザク
サイコミュ高機動試験用ザクはアニメ『機動戦士ガンダム』に端を発したモビルスーツバリエーション (MSV) シリーズに登場する架空の兵器。ジオン公国軍の試作型ニュータイプ専用モビルスーツ(型式番号: MSN-01)。
[編集] 機体解説
前述のサイコミュ試験型ザクでは、モビルアーマーの時のような高速、高機動時のサイコミュ運用試験ができなかったため、急遽、MS-06Zの1機を改造したものである。高速時の試験のため、MSの両脚部分を大推力のロケットエンジンに変更し、高速時におけるサイコミュ試験、両腕の有線式ビーム砲の動作試験などを行えるようにした。
ただし、急遽の改造のため、推進装置の燃料積載量まで考慮にいれておらず、稼働時間が極端に短かったものの、本機が試験目的であったため特に問題にはならなかった。
これらの機体から得た試験データは、後のMSジオングに活用されることとなる。
[編集] 関連MS
- MS-06NT ニュータイプ実験用ザク
- MS-06Z-1 サイコミュ試験用ザク(1号機)
- MS-06Z-3 サイコミュ試験用ザク(3号機)
- MSN-01 (MS-06Z-2) サイコミュ高機動試験用ザク
ガンダムシリーズ (カテゴリ) | ||
シリーズ一覧: | ガンダムシリーズ一覧 - ゲーム作品一覧 - SDガンダム | |
世界観: | 宇宙世紀 - 未来世紀 - アフターコロニー - アフターウォー - 正暦 - コズミック・イラ - SDガンダム | |
ガンダムシリーズの映像作品 | ||
テレビシリーズ: | 機動戦士ガンダム - Ζガンダム - ガンダムΖΖ - Vガンダム - Gガンダム - ガンダムW - ガンダムX - ∀ガンダム - ガンダムSEED - SEED DESTINY - SDガンダムフォース | |
OVA: | 0080 - 0083 - 第08MS小隊 - Endless Waltz - MS IGLOO - SEED STARGAZER - SD外伝 ジークジオン編 - - GUNDAM EVOLVE | |
劇場版: | 逆襲のシャア - ガンダムF91 - G-SAVIOUR - GUNDAM THE RIDE - グリーンダイバーズ - SD外伝 聖機兵物語 | |
ガンダムシリーズの劇中項目 | ||
劇中項目一覧: | 人物一覧 - 機動兵器一覧 - 艦船及びその他の兵器一覧 - 用語一覧 | |
テンプレート |