ジェイソン・グラボースキー
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ジェイソン・グラボースキー(Jason William Grabowski , 1976年5月24日)は、アメリカ合衆国出身のタンパベイ・デビルレイズ所属のプロ野球選手(内野手)。右投左打。身長192cm、体重91kg。
[編集] 来歴
1997年テキサス・レンジャーズに指名を受ける。2002年にオークランド・アスレチックスでメジャーデビューを果たす。2004年からはロサンゼルス・ドジャースに所属していた。2005年末にオリックスへの入団が決まる。同じく2005年末にオリックスへの復帰が決まった中村紀洋とは、ドジャース傘下のラスベガス・フィフティワンズでクリーンナップを組んでいたチームメイトであり、中村を通してチームにオファーをかけていたという。なかなか当たりが出なかったが、6月14日の読売ジャイアンツ戦で来日初安打、2階席にまで届く特大の本塁打を放った。6月19日のジャイアンツ戦でも本塁打を放ちヒーローインタビューを受けた。しかしその後打率は1割5分、ホームラン3本という成績でシーズンを終えてしまい、そのまま退団かと思われたが、中軸を打てる左打者であることを理由に保留選手名簿に残り、またドジャース時代から自分を知るテリー・コリンズがオリックス新監督に就任したこともあり、推定年俸3000万と割安であることや、選球眼の高さなどを理由に来期の残留が決まっていたが、12月21日に元巨人のゲーリー・グローバーと共にデビルレイズのマイナー契約を合意し、オリックスからの退団が事実上決定した。
[編集] エピソード
- 典型的なダメな外人だったが、108打席数で四死球19と非常に高い選球眼の持ち主である。ただ常にフルスイングをするため、まともにミートすることができず.146という低打率であり、宝の持ち腐れ感が否めなかった。ほぼ引っ張り一辺倒のため、彼の打撃結果は三振、二ゴロ、一ゴロ、後は力負けの左飛というものが非常に多かった。もう少しミートに徹していたらと惜しまれる選手であった。ちなみに守備のほうもこれまたイマイチで外野で出場していた際に、打球を後逸するという失態をおかしている。