スウェーデンの国歌
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スウェーデンの国歌の名は古き自由な北の国(スウェーデン語:Du gamla, du fria)。民族学者で物語作家でもあるリカルド・ディベック (Richard Dybeck) によって詞が書かれ、19世紀の中頃にヴェストマンランド地方 の民俗曲にのせてつくられた。この歌は次第に人々の間に広まり、国歌とみなされるようになった。
穏やかで荘厳な感じの国歌。詩の前半はスウェーデンの自然を称えているが、後半はかつてのヴァイキングあるいはバルト帝国のことを歌っているかのような内容。
余談として。最後の部分 Ja, jag vill leva, jag vill dö i Norden(我北欧に生き北欧に死すことを欲す)は、スコーネ地方でアイスホッケーやサッカーの試合の前皆で国歌を歌う場合、このNordenの部分はほとんど必ずSkåneと置き換えて歌われるそう。
[編集] 歌詞
- Du gamla, du fria, du fjällhöga Nord,
du tysta, du glädjerika sköna!
Jag hälsar dig, vänaste land uppå jord,
din sol, din himmel, dina ängder gröna,
din sol, din himmel, dina ängder gröna. - Du tronar på minnen från fornstora dar,
då ärat ditt namn flög över jorden.
Jag vet, att du är och förblir vad du var.
Ja, jag vill leva, jag vill dö i Norden!
Ja, jag vill leva, jag vill dö i Norden!
[編集] 日本語訳
- 汝が歴史、汝が自由、汝峰の連なり多き北国。汝が沈黙、汝喜びあふれた美、我らは汝に挨拶する。地上にありて最も崇高なる汝に、汝が太陽、汝が青空、汝が草原の緑。
- 汝が玉座は昔の記憶にあり、汝が名が世界を飛翔していた。時代にあり、我は知っている、汝が今も昔も変わらずそのままでいることを。おお、我北欧に生き、北欧に死すことを欲す!おお、我北欧に生き、北欧に死すことを欲す!