スクナビコナ
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スクナビコナ(スクナヒコナとも。少名毘古那神、少彦名神)は、日本神話における神。
古事記では神皇産霊神(かみむすびのかみ)の子とされ、日本書紀では高皇産霊神(たかみむすびのかみ)の子とされる。
体が小さくて敏捷、忍耐力に富み、大国主と協力して国土の経営にあたり、医薬・禁厭などの法を創めたという。
日本神話では、素戔鳴尊の直系の血を引く国津神の王・大国主が出雲国の美保岬にいた時、海の向こうから小さな船が彼に近づいてきた。そこには蛾の皮を着た極めて小さな神が乗っていたという。それがスクナビコナである。そしてそれを機にスクナビコナは大国主と兄弟の契りを結び、国津神の仲間となり、彼らの国を助けたという。国造りを終えたあとは、スクナビコナは粟の茎にはじかれて、海の彼方にあるとされている常世の国に去って行ったという。
一説にはスクナビコナは知恵の神であり、一説にはスクナビコナは中国古代の強力な方士(幻術士)だったともいわれ、特に医療、医薬の知識は非常に優れたものだったという。
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